ナウシカの映画と漫画

一昨日の金曜ロードSHOW!は『風の谷のナウシカ』だった。

『ナウシカ』には原作漫画が存在する。

これも宮崎駿の手になるものだ。

映画は観たが漫画は読んでいない、という人も多いだろう。

　

こんな前フリをしておきながら、私は映画版のほうが好きである。

漫画のほうは、巨神兵が登場し過ぎている。

映画では未完成のまま出て来て、すぐ死んでしまうところに「滅びの美学」があるのだ。

　

それでも、宮崎駿の思想を知るには漫画版がより多くの手がかりを提供してくれる。

エコロジー思想に限らず、彼の人間観・人生観を見て取ることができよう。

私としては、直接的に語られ過ぎていて少々くどく感じてしまったが。