【禍話リライト】嫁入りの山
昔からその山では『嫁入り』があるとされていた。
普通はそれが狐の嫁入りとかピュアなものかと思うけれど、"それ"は土着のマタギのような人たちの強い訛りと方言と符丁みたいなもので名前は聞き取れず、どういったモノなのかはわからない。獣か怪異か、それ以外か。ただ〇〇の嫁入りがあると言われていた。
それを見てしまうと良くないことや最悪死んだりするというありがちな展開ではあるものの、死因は一辺倒で”なにかに喉笛を噛み千切られる”のだという。だからそんな死体が見つかったら「ああ、こいつ〇〇