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永遠の僕たち(2011)
『「プロミスト・ランド」公開記念 ガス・ヴァン・サント&マット・デーモン特集』にて鑑賞。BDで一度観て、映画館で初めての鑑賞。フィルムの作品は、映画館で観ると美しさが鮮明になる。
最初から死が描かれる。けれど、イーノックはどうも実感がない。赤の他人の葬式だから。それにも理由がある。
葬式で出会う少女アナベル。なんだか掴みどころがない。次第にその理由を知っていく。
イーノックの側にいるヒロシ。他の
『イニシャル』#4「ルナティック・ラブ」
1994年1月6日放映、フジテレビ『世にも奇妙な物語 '94年冬の特別編』の一作。
岩井監督初期作の撮影担当、篠田さんが参加された作品ということもあり、ドラマにしては映像美が追求されている。放送当時は、ストーカーという言葉が一般的ではなかったと思われる。その感覚で見たら、どう映ったのだろうか興味深い。
(当時32歳)トヨエツの狂気が、本当に怖い…
『イニシャル』#4「雪の王様」
1993年1月6日放映、関西テレビの深夜ドラマ『TV-DOS-T』の一作。
「夏至物語」とセットになってるような演出。一方通行ではなくなった恋愛モノとして、登場人物の独白が印象的。 男の本音は正直ききたくなかった…
女優を目指している内に借金が膨れ上がる主人公。間違ってもクレジット24回払いだけはヤメましょう…
FRIED DRAGON FISH(1996)
深夜ドラマ『La cuisine』の最終話だった作品(のちに劇場公開された)
料理がテーマとなっているこのドラマ、
岩井監督が過去関わった「オムレツ」(高田純次が別れた女房の味を再現しようと奮闘する話)
「Ghost soup」(‘成仏するためのスープ’を作るおかしな二人組と関わることになった男の話)は、とてもコミカルな作りだった。
しかし本作だけ、毛色が全く違う。探偵事務所が絡む、ハード
『GHOST SOUP』
1992年12月21日放映、フジテレビの深夜ドラマ『La cuisine』のXmasSP。
成仏するためのスープを一年に一度作っている二人と、若者との触れ合いを描く。本作でも、子ども(時代)がポイント。鈴木蘭々、デーブ・スペクターのキャラがカワイイ。光石研の一等兵や高田純次の使い方がニクいw
『イニシャル』#3「オムレツ」
1992年10月19日放映、フジテレビの深夜ドラマ『La cuisine』の一作。
離婚して姉弟それぞれ母と父に引き取られ、父に引き取られた弟の食事を巡る奮闘記。弟が「打ち上げ花火〜」の山崎くん!それだけでも感慨深い。高田純次さんのダメさ加減が、コメディさをプラス。子どもたちが自然体なこと!
『イニシャル』#3「夏至物語」
1992年9月16日放映、関西テレビの深夜ドラマ『薔薇DOS』の一作。
主人公の独白。物々しい殺人事件の新聞のスクラップ。歪んでいることに気づかない、愛の形。残酷さと美しさが同居しているスタイルは、岩井監督らしさを感じる。
えっ?上田晋也って、くりぃむなんとかさん!?そこに一番ビックリ!!
『イニシャル』#2「蟹缶」
1992年12月7日放映、フジテレビ『世にも奇妙な物語』の一作。
お店が空き巣に入られたものの、蟹缶しか奪われなかったのに、店主に災難が降りかかっていくというお話。主演は、初期作の常連になる高田純次さん。本人は真面目なんです。周りの目を気にするあまり…世に奇妙なだけあって、ラストがシュール。
『イニシャル』#2「マリア」
1992年3月8日放映、関西テレビの深夜ドラマDRAMADOSの一作。
聖母マリアが現代に現れたら…というお話。主人公が中島唱子さんという時点で神秘的な表現ではなく、不思議さを重視しているのかと。三人の子どもたちが産まれた赤ちゃんに会いに行く、その行動こそが不思議だったりする。世に奇妙系。