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永遠の僕たち(2011)

『「プロミスト・ランド」公開記念 ガス・ヴァン・サント&マット・デーモン特集』にて鑑賞。BDで一度観て、映画館で初めての鑑賞。フィルムの作品は、映画館で観ると美しさが鮮明になる。

最初から死が描かれる。けれど、イーノックはどうも実感がない。赤の他人の葬式だから。それにも理由がある。
葬式で出会う少女アナベル。なんだか掴みどころがない。次第にその理由を知っていく。
イーノックの側にいるヒロシ。他の人には見えないらしい。いつも特攻隊の服を着て現れる…何故?

伏線を回収して彼らを知っても、死へのリアリティーが実感できない。正直、二人の罰当たりな行動が尾を引く…

やっとこれは、ラブファンタジーなんだと気づく。ラストカット、あの場面すべてが美しい。これは、二人のほんの数ヶ月の物語。だからこそ儚い。

2014.08.21 京都みなみ会館

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