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素敵な上司

上司に仕事辞めたいですと伝えた。

私は23卒でオペレーター業務をしている。
入社時は「3年は絶対働いて自分を成長させたい」と意気込んでいた。
ここ1ヵ月で業務内容が辛くなり「やっぱり1年だけ頑張ろう」へと変わり
ついに先日「もう無理、、やめる」と決断し上司へ伝えるまでに至った。

まず「どうして辞めたいのか」を聞かれて、
上手く答えられずに泣きじゃくりながらも話した。
私の口から出る言葉を一つ一つ聞いてくれた。
責めるでもなく、焦らすでもなく、きちんと向き合ってくれた。

全てを聞いてくれた後に、「今日はもう業務に戻らなくていいから」
「僕よりも話しやすい人と話して出すもの出してきな」とほぼ丸一日
私と向き合ってくれる時間をくれた。
お相手は、私が一番好きで信頼している先輩社員Sさん。(7年目のベテラン)

Sさんは「せっかくだから腹ごしらえしよう」とアイスをおごってくれた。
そして、私の話をただひたすらに聞いてくれた。
そして、一緒に泣いてくれた。
「3年頑張ろうと思って入っただけ偉いよ」「1年働こうってだけで十分」と言ってくれた。
Sさんは、「今の辛さは誰でも最初にぶち当たる壁であって、その辛さは誰もが経験して、誰も否定してはいけないもの」だと言った。
決して、辛いことを経験の浅さで片付けようとはしなかった。
今が泣くほどつらいと感じるのは、それはその人にとっての異常事態。
無視してはダメ。

けれど、人生の先輩としては、
「ここを乗り越えてこそ感じるものや得られるものもたくさんある」
建前ではなく経験上で教えてくれた。

だから、せめて1年頑張ろうとまでは言わない。この1ヵ月で辛くなったのなら、1ヵ月単位で辞めるか続けるか考えたらどうかな?と提案してくれた。

✕ 1年(私の場合はあと半年)働く
◯ 来月の自分の状態を見て決める→大丈夫そうならまた1ヵ月頑張る→また1ヵ月後状態を見て考える

それで辞めたいと思うなら、それでいいんだよ。
上司もSさんも、「最終決めるのはhujiさんだから。hujiさんの心と体調が一番大事だから」と口をそろえて言ってくれた。

私はとても恵まれた環境に身を置いているんだと
強く感じた。

また、少しだけ頑張れそうと思えた。


けれど聞いてほしい。事件は起こった。
うちの会社は人事がとてもフレンドリーで、就活時代からの対応が手厚かった。人事担当の人は、新卒の顔を100%覚えている。(23新卒は50人弱)
私が泣いて上司やSさんと話しているのを見かけたらしく、話終えた私を捕まえてこう言った。
「hujiちゃん、今はつらいと思うけど負けちゃだめよ。あなたは上の立場へ上がっていく人になるんだから、頑張るのよ」
何も知らないのに、この言葉を言われた私は正直傷ついた。
(今のメンタルにはきついよー)
あぁ、いつか辞めよう、、、、。改めてそう思っちゃったのであった。


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