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オーダーメイド教育の時代 ー先生のIT活用術ー

こんにちは、hiroです。

多分に漏れず、私も今流行りのオンライン授業をしています。zoomとMicrosoft Teamsを使っていますが、実際にオンラインで授業をしてみて、いろいろと気付くことがありましたので、コロナ第二派が来る前にまとめておこうと思います。

1、オンライン授業アンケートの結果

この度、本務校でオンライン授業に関するアンケートを実施したところ、大きく以下の3つが課題だということが分かりました。

①通信環境が不安定
②課題の管理ができない
③授業中に周りの様子が分からず発言しづらい

①に関しては、先生が個人で解決できる問題ではないので、ここでは置いておきます。②については、オンラインは多少関係ありますが、どちらかと言うと学生個人の管理能力に依存しますので、主に指導で改善します(学校にもよります)。

2、オンライン授業発言しづらい問題

③の問題を解決してくれるのでは?と期待しているのが、コメントスクリーンというアプリです。

実は先日、授業で使おうと思って張り切っていましたが、なんと学内のネット環境の影響で使えませんでした。次回こそ使います!
(製作者のトミーさんに質問したら、いろいろ教えてくれます。)

このコメントスクリーンですが、機能的なことに加えて、私は学生の声が反映されているというのに注目しました。教員は一生懸命授業を考え、実施しますが、意外と受講者の理解度というのは分かっていないように思います。学生なんだから、自分で工夫をして授業を受けるという考え方も分からないことはないですが、これからは教育の在り方、授業の在り方も、より個に合わせた方法に変わっていくと私は予想しています。

3、オンライン授業以外のオンライン活用

実は、昨年から授業でGoogleフォームを使ったリアルタイムフィードバックを行っています。

このリアルタイムフィードバックを行って、私が気付いたのは、以下の2つです。

①自分の授業、教育を振り返る機会
②既存の授業、教育の在り方の相対化

一般的に、授業や教育にITを活用することは利便性の向上や効率化につながると言われています。しかしそれ以上に、ITを活用することは教育の可能性を広げるのではないかというのが私の考えです。実際にITを導入し、今までに考えたことがなかった視点がたくさん得られています。教員がこれまでの決まった方法に依存している状態から、よりよい教育を目指す起爆剤になるのが、今回のコロナ禍でのオンライン授業、IT活用だと思います。

例えばリクルートのスタディサプリなど、民間の会社のコンテンツやyoutubeなどのツールも学校で導入が進んでいます。このようなこれまでにない公教育の在り方が、教育に変化を促している証拠です。

4、先生が自分のAIとチームティーチングする未来

そして、そのような変化の先にあるのが、学校でのAI活用です。株式会社サカワのJosyuはそのよい例だと思います。

正直、ここまで教育にIT、AIが活用されているのかと驚きましたが、ジョシュのように、自分のデータを使ったAIを活用すれば、指導を効率的に行うことができるようになると思います。先生が自分のAIを助手にする時代です。

これからはAIで教育の様々なことが分析、アップデートされていく時代になるでしょう。そのよう時代では、教員も考え方をアップデートしなければいけないし、教育とは何かということを改めて問い直さなければならないと思います。


5、オーダーメイド教育の時代

現在、全国の学校が大混乱中です。学校が必要な家庭、自主休校を希望する家庭。感染症防止のため、毎日の消毒やソーシャルディスタンス対策、希望の異なる家庭に対応しなければならない先生。

もはや今までの教育で作られた制度では教育を維持できない状況です。そのようなことを鑑みると、今後は教育の機会均等を確保しつつも、学生(子ども)個人に合わせた教育が主流となるでしょう。

これからはオーダーメイド教育が主流になる

一律の教育課程や集団での授業から、個人に合わせた勉強の進め方や方法がとり取り入れられる中で、その手段としてITは益々教育の世界に浸透していくと思います。



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