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経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~⑯【経営の考え方 第二章 キッカケ法】

50年以上生きてきてたくさんの失敗をした自分の実体験から感じた
経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~の
経営の考え方 第二章 キッカケ法です。

【経営の考え方 第二章 キッカケ法】

人は五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)でいろんなことを感じています。

新聞や本を読んだり、テレビを見たり、インターネットを使用して情報を得ることができます。
仕事には情報が大事といわれていますが、情報を得たらどのように使用すると仕事に効果が上がるのでしょうか?

まずは情報の内容より情報をどのように利用するかの方法を覚えましょう。
情報を見たり聞いたりした時は、人はほぼ自分の知識として記憶した時点で情報は自分の中で消化してしまうのです。
そして消化してしまった情報までも忘れてしまうとせっかく本を読んだり、ネットで調べた貴重な情報は何の意味もなくなってしまうのです。

どういうことかというと、人は覚えてしまうと情報の内容は理解しましたがそれ以上のことを情報から得ること活用することができなくなるのです。
情報は本来、活用して初めて仕事に役に立つのです。

分かりづらいので、具体的に例を挙げて説明しましょう。
テレビからニュースが流れており、自民党の支持率が下がったと放送していました。
変わって民主党を支持する人が増えており、次の選挙では民主党が政権奪還する可能性が高いと放送していました。
ニュースを見て、
「 なるほど!そろそろ自民党はダメかもしれないなぁ!」
などと感じているのであれば、このニュースを見て内容を理解・記憶してしまったことになるのです。
情報としては知っていて損はないのですが、記憶にしてしまったのではこの情報を活用することができないのです。

ではどうしたら良いのでしょうか?
ニュースを見たら「 なぜ?」「 どうして?」という疑問を自分の中に起こさなければならないのです。
この事をキッカケ法と言います。


キッカケ法を使用すると情報を見たり聞いたりしたことで記憶するだけではなく活用することができるのです。
仕事をする上で自分で考えるキッカケを起こすことができるようにならなくては経営で利益を得ることは出来ないのです。

先程のニュースを見てキッカケ法を使用すると、幾つかの疑問が生まれてくるはずです。
「 ニュースはどうして自民党か民主党どちらかが有利かと報道するのだろう?」「 根本的にどちらの政党が政権を握っても日本は良くならなそうです。では今の日本にはどうして良い政治家がいないのだろうか?」という疑問が湧いてきます。
そして「 良い政治家がいないのだからどちらの政党になっても結果、日本は良くなるはずがない。どうしてマスコミやニュースはそのことをニュースにしないのだろう?」
「 国民はどうしてこのことに気が付かないのだろう?」という疑問です。
そしてキッカケ法を使用した最終的な考えが行き着くところはここではないでしょうか?
「 政治家にはどうして試験がないのだろう?」という疑問です。

日本は試験社会です。
弁護士も学校の先生も、医者も裁判官もいろんな学校に入学する時や会社に入社するにも常に面接や試験があるのに、政治家になるにはテスト(試験・面接など)が無いのでしょうか?
これは誰でも(おバカでも)政治家になれるということです。
裏を返せば、今の政治家はほとんどがおバカな人たちの集まりなのかもしれません。
だから政治家は自らの発言や行動で問題を起こし日々のニュースに登場するのです。
政治家の会話の内容を聞き、キッカケ法を使って考えると話の内容が利己主義すぎることに気がつくはずです。
ほとんどの政治家自体がおバカなのですから、不適切発言で議員退職していく政治家が多いのは当たり前のことなのです。
ここまでくると、ニュースから情報を見て深く考えるキッカケを自分で起こしたことになります。
これはニュースを見てキッカケ法を使ったのです。

このようなキッカケ法を使用した考え方が仕事には必要不可欠なのです。
キッカケ法を使用出来るようにならなければ、経営で多くの利益をあげることは出来ません。

では現実にキッカケ法を使用してテレビを見るとどうなるのでしょう?
最近テレビのCMはスマホ関係の宣伝が多いように思います。
具体的に挙げてみると、スマホ本体のCMや回線のお得情報のCM、スマホのゲーム会社(グリーやモバゲーなど)や女の子の体調管理アプリ(ルナルナなど)と様々です。

この宣伝(情報)からキッカケ法を使用して考えるとどんなことがわかるでしょうか?
疑問が起きたのでそれぞれの会社をマーケティング調査してみることにしました。結果は次の通りです。

今の日本ではスマホ関係の仕事は売上が上がっていて儲かっているということなのです。
なんとっ、グリーの田中社長は2000年世界の長者番付30位以内に入っている唯一の日本人でした。

女性のための健康情報サイト『ルナルナ』はアプリの累計ダウンロード数が2000万を突破して有料会員数は200万人を超えていました。
ルナルナは月額275円(税込)の有料サイトなので売上の一部である会員費だけでも毎月5億5000万円以上の売り上げがあるのです。

調べた会社は全て売上が上がっており儲かっていました。
そのため、高額であるテレビCM料金を支払って宣伝をすることができるのです。
ただテレビを見るのではなく、テレビを見る行動から「キッカケ法」を使用すると儲かっている会社の詳細がわかったのです。
雑誌や新聞、インターネット、街を歩いた時に目にする宣伝などからもキッカケ法を使用すると、今現在の儲かっている仕事の業態が何なのかが分かるのです。

経営の考え方としてキッカケ法は情報収集には無くてはならない軸となる考え方なのです。
必ずマスターして現在儲かっている仕事は何の業種でどんな仕事が旬なのかを探し出せるようになりましょう。
そして、経営するターゲットになる業種(職種)を探し出し自分の行うべき仕事を見つけ出しましょう。

基礎知識を読み終え経営の考え方に進んでいると思いますが、なるべく各章ごとに短くわかりやすく解説していこうと思っております。この経営マニュアルがみなさまの何かのお役に立てばうれしいです。では、目次を掲載しますので記事は順次掲載していきます。掲載しましたら目次のタイトルにリンクをしますのでお時間ある方、ご興味のある方はご覧ください。

目次
経営の考え方 第三章 利用

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