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設問1:「黄昏」はこの時、主人公のどのような心情を表しているか?

30秒もあれば回答できる問題ですので、ぜひ一度チャレンジして、答え合わせもしてみてください!!

このときの主人公の心情を答えなさい

街から離れ、島に向かって帰路につく頃、夕闇は夜を迎えようとしていた。船の窓から見える太陽は、彼に、その日起こった新たな出会いを忘れさせまいと最後の力を振り絞っていたのである。眼前に広がる黄昏は、彼の心を映し出すようでもあった。

設問1:「黄昏」はこの時、主人公のどのような心情を表しているか。40字以内で答えよ。

皆様の答えは?

いかかがでしょうか?国語の問題的な。

おそらく「黄昏」の意味を多少知っている方なら、こんな感じに答えるのかなと。

・新たな出会いを嬉しく思う反面、これからの将来を少し不安に思う気持ち

「黄昏」は真っ赤な夕陽というよりは、もう少し時間が進んだ夕暮れを指す言葉ですからね。参考にフリー素材を拝借すると、

こんな感じ。

駄文なのでお気づきかと思いますが、これは私、からちゃんの話です。
さて、早速、運命の答え合わせ!

模範解答

「強烈な尿意により、絶望に暮れる気持ち」

怒らないでくださいね(笑)
一応、背景をご説明します(背景も本文に入れろって思った方、ごめんなさい)。

主人公はその日、馴染みののパン屋の店員の親戚が「さぬき広島」出身だと知る。自分の住む島に、彼女の親戚が居るという事実に驚きと喜びを隠せないでいた。
 その後、嬉しい気持ちのまま、図書館で乗船時間直前まで読書に勤しんだ。図書館を離れる際、多少の尿意を感じていたが、「なんとかなるだろう」と思い、便所には向かわなかったのである。

もちろんパン屋の店員さんが親戚が島に居るというは本当に驚きました!
そして、とても明るい気持ちになったのも事実です。

加えて、実際、船から煌々と輝く夕陽を見た時、「キレイ」と思ったのです。0.02秒くらい。

つまり、

心の声「夕陽がキレイとかどーでもいいから、早く着いてくれ!」

がとにかく頭を駆け巡っていたということです。


最後の力を振り絞ったのは、太陽ではなく、私の膀胱だったといっても過言でもありません。

もっと自由にやろうよ

なぜこんなにふざけたことを書いているかというと、

国語のテストの模範解答って、なんか昔から腑に落ちないんですよね。

たしかに、文字通りの意味を捉え、文脈に沿うように解答するという力は大切です。
組織においてはその能力を求められる場面も多々あるし、学生さんとしてはテストで高得点も取れるし。
私も腑に落ちないとはいえ、学生時代はテストだからと割り切って、回答していました。

ただやはり、今も腑に落ちない最大の理由としては、私が大学生の時家庭教師を務めていた女の子にあります。

その子の国語のテストの回答は、確かに模範解答からはズレていました。
しかし、

「なるほど。こういう読み方もあるのか」

と思うことが多かったのです。
もはや模範解答なんかよりも情緒があるというか。

だからこそ、そのような解答を目にする度に

「先生(からちゃん)は、正解にしたいし、模範解答より素晴らしいと思う。ただ学校の先生も、点数である程度評価しなアカンという苦しい事実があるから、中高生の間だけは模範解答に従うということも、スキルとして身に付けてくれるかな」

伝えていたのです。

だからこそ、大学院のとある先生が私に

「唐﨑君は確かに、この本の文字通りの意味は完璧に捉えられている。ただ完璧に捉えすぎて、何か大事なことを見落としている気がするんだよね。これからは、行間を読む・書いてないことまで理解しようとする姿勢も大切」

とアドバイスをもらったとき、驚きだけでなく、一種の感動すら覚えました。
やっぱり、書いてることだけが全てじゃないんだと。

もしこの投稿を勉強に悩む中高生やその親御さんが読んでくれているのなら、一つお伝えしたい!

テストのときだけ割り切って、あとは自由にやろうよ。

妄想を膨らませることで、同じストーリーでも見え方が変わったり、楽しみ方が変わっていくと私は思います。

見え方・楽しみ方が変わったからこそ、新たな気づきに出会えるのではないでしょうか?

こんな奴でも、得意科目は国語だったので、ここはひとつ頭の片隅にでも入れておいてくれたら嬉しいなと思います。

勉強に疲れた時は、妄想しましょ。

ーーー

それでは本日はこれにて!

綺麗な夕陽も尿意には勝てない

という言葉で締めくくりたいと思います!

お読みいただきましてありがとうございました!
下品な表現、ごめんなさい(笑)

また是非、アクセスしてみてください!

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