起業しても布団からは出られない
かれこれ正式に開業届を提出して3か月が経ちました。相も変わらずゆるゆるとした気分で、ついには春も来てポカポカして眠いなぁと思ったまま今に至ります。そんなときにこんな投稿が。
年齢も近くて、しかもアルバイトしながら独立を目指しているという背景から、親近感を覚えているふるたさん。そんなふるたさんに「起業したいんでしょ?開業届出せばいいじゃん」と言った方がいるらしい。
私は思いました。「俺なんか屋号掲げてから4か月もあとに開業届出したたのに、、、」。起業を志望する人界隈のスピードは私が思っているよりも遙かに早いようです。
というわけで少し長くなりますが、かれこれ開業届を出して3か月が経過したので、開業届が私にもたらした影響について振り返りがてら書いてみようと思います。
起業しても布団からは出られない
開業届を出したら、つまり起業したら力が漲ってくるかと思ったのですが、、、出した次の日、いつも通り布団の中でモジモジしてました。
当たり前の話かもしれませんが、開業届を出した途端にチャンスが巡ってくるわけでも、ポケモンみたいに進化・レベルアップするわけでもありません。前日の私がそのまま翌日の私になりました。
開業届を出すメリット
となると、なぜ開業届を出すんだという話になりますが、私としては理由は大きく2つあると思っています。「節税」と「腹括った感」。
いわゆる青色申告をすると経費で落とせる額が増えるので、収入が多い人や経費が多い人は青色申告した方が得です(また雑所得が20万円超えたら確定申告しましょうとのこと)。私の場合は一応2021年は少なくとも20万を超える収入があろうという見込み(目標?)があります。またそれに向けて農業資材を買ったり、古民家掃除にお金を使うので青色申告したほうがいいだろうなと思ったわけです。
あとは、「腹括った感」。いわば正式に誰が認めるわけでもない屋号で活動するよりも、税務署に承認してもらった屋号で活動すると「お、俺、起業したんだ」という実感が湧いてきます。ただこれはあくまで感情論なので、その効果は人それぞれかと。少なくとも冬場に人を布団から引きずり出すほどの効果はありませんでした(※個人の見解です)。
ほんの20分もあれば起業家に
開業届を出せば誰でも個人事業主になれます。つまり、起業できます。
なんと驚くことに税務署に行って書類を書いて出すだけなので、20分もあれば終わります。
私自身、開業届を出した時は「もう、終わり?」というのが本音でした。のらりくらりとした性格とはいえ、多少は緊張の面持ちで税務署に向かっただけに拍子抜けだったのです。
SNSで起業したいぜ!と声高に叫んでいる方がいれば、叫ぶ前に税務署に行くことをオススメします。マジですぐ起業できます。(ただ会社を興すのはとても大変らしい)
プレッシャーになるだけなら起業しなくても
というわけで、起業ってその行為自体のハードルはそれほど高くないのです。いわば心理的なハードルの問題で。
だからこそ私はハードルを越えるくらい努力しろ!というよりは、ハードルは無理して超えなくてもいいんじゃないかと思います。無理して潰れたら元も子もないし、開業届出さないと違法とかでもないし。そもそも税務署行くのメンドクサイし。
私は移住した当初にnoteにも投稿しましたが、私にとって「起業は消去法」なのです。だからこそ、起業したいぜ!という思いもなかったですし、ガツガツ稼ぎたいという欲もありません。
おそらく起業ってハードルが高そうにみえるかもしれませんが、案外低いハードルなのです。だからこそ、無理して超えなくてもいいと考えます。だって、超えようと思ったらいつでも越えられるハードルだから。
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というわけで、この投稿、割と起業マニュアルとしては現実味があっていんじゃないかと自己満足に浸っています。
もし起業について悩んでいるという方、心が苦しいという方。そんなときはSNSのインフルエンサーではなく、税務署に相談しましょう。職員さんが無料で優しく現実的に税金や各種申請について教えてくださいます!
というわけで、本日はこれにて!
ご清読ありがとうございました!
いただいたサポート分、宿のお客様に缶コーヒーおごります!