賽銭額に比例して願いが叶うとしたら
なぜだか分からないが父の賽銭は10円玉であることが多い。
どうやらご縁がありますようにと5円玉を賽銭箱に入れる人も多いらしいが、父は毎度「10円あったわ」だの「10円ないから5円にしとこ」と口にしているように思う。
なぜ父が10円にこだわっているのかはわからない。もしかすると彼の中で「5円の奴よりかは、優先的に神仏に救ってもらえる」という自己暗示があるだろうか。ただ、世の中には千円札や一万円札を投げ入れる人もいるのだから、彼の念願は果たされるとはにわかには信じがたい。
さて、もし賽銭の額に比例して願いが叶うとしたら、何円を賽銭に使うだろう。はたまた、
といったように、もし願いの叶う率が上昇するのであれば、金を借り入れてまで賽銭を用意する人が現れるのであろうか。もはやこうなると、賽銭というよりも投資とでも呼ぶような気もする。
神仏への賽銭は、投資でないからこそ、その念願を届けようと思えるのかもしれない。つまり、見返りを求めているようで、求めていないのだ。
ということで、2022年元旦のおみくじは「末吉」な私。
もっと課金すればよかった・・・
違うか。
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