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記事一覧

生きるには、君の心を踏みにじるほかなかった。

自らそうしようと思って人の心を踏みにじった経験のある人って、一体どのくらいいるのだろう。…

名辞以前
3年前
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どもりたくない私と欠けたい三日月。

2020年10月、吃音を持つ新人看護師が自殺したことに対し、労災が認められた。彼の死因は吃音を…

名辞以前
3年前
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「佐藤可士和展」に行ったらお風呂に入るのが楽しみになった話

先日、国立新美術館でやっている「佐藤可士和展」に行ってきました。 もともとそこまで佐藤氏…

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3年前
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ちょっぴりダメな人が集う喫茶店「みよし」①

よく晴れた昼下がりだった。雲一つない空にギラギラと輝く太陽がこちらをにらんでいるのに、世…

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3年前
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ちょっぴりダメな人が集う喫茶店「みよし」②

思い切ってドアを開けると、頭上でカランっと小さなベルの音がなった。カウンターのほうから「…

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3年前
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「本で人生を変えたい」という幻想は実現するのか

私は本を読むのがあまり得意ではない。 仕事終わりの疲れ切った状態で感情を持たない文字たち…

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3年前
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わざとびしょ濡れになる「雨水浴」がしたい

朝からじめじめとした天気だった。細い糸のような雨が傘の外側から平気な顔をして服を濡らしていく。水たまりができるほどではないけれど、油断したらびしょ濡れになりそうな雨だった。 図書館へ向かう道すがら、傘をささずに走る子供の姿が見えた。私も傘を持つのが嫌な子供だったな、と微笑んでいると反対側から傘を持たないおじいさんがやってきた。傘嫌いというのは一生治らないのかもしれない。 予約していた『medium 霊媒探偵城塚翡翠』をカバンの中に入れ、図書館のすぐ脇にある誰もいない公園を

”平凡に生きる”ことは尊いのだ

若い頃、私は極端な生き方をしている人に強く憧れていたことがある。 ビートたけしや友川かず…

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3年前
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花盛りを過ぎた私たちはどう生きるべきか

今から2年前、104歳を迎えたおばあさんに「人生で一番幸せだったこと」について尋ねたことがあ…

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3年前
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80歳の乙女にキスされた話

私は介護の仕事をしていたことがある。主に認知症の方が入所している施設で働いていて、個性的…

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3年前
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マーケティング思考も!「毎日投稿」をすると得られるメリット4つ

私は今年の1月からnoteを始め、暇なときにちょこちょこ更新を続けてきた。多くの人に見られた…

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3年前
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コンビニの外国人店員から学んだこと

私がよく行くコンビニでは外国人の店員がレジをしてくれる。 名札には見慣れない名が記されて…

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3年前
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noteに書くネタを忘れる病に悩まされている件について

人間、適当に生きていれば「あ、これnoteで書こうかな」と思うような出来事や思考に巡り合うも…

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3年前
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認知症の妻に忘れられない夫になるために

介護の仕事をしていた頃、認知症という病が引き起こす様々な不幸を目にした。 ご飯を食べたことを10分後に忘れる。昨日仲良くなった友人を忘れる。今自分がどこにいるのか忘れる・・・。 記憶というのは人格を構成する上でとても大切な要素だ。考えてみてほしい。もし、自分が10分前のことも忘れるようになってしまったらと。 わたしたちは成長することを止めてしまうだろう。なぜなら成長というのは失敗や挫折といった経験に基づいて促進されるものだからだ。その経験を忘れてしまうのなら、成長のしよ