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カナダ・日本人0の極寒の地でワーホリ始めました~カフェで働くってこんな感じ

こんにちは、Hotaru(twitterはこちら)です!

前々から気づいていたけれども、私の名前は海外で本当に覚えにくい名前なので"My name means firefly!"って言い続けていたら一部の人からもはや"Firefly"って呼ばれるようになりました。

さて、現在カナダ・ヌナブト準州イカルイトという、日本人にはあまり馴染みがなく日本人0人の場所でワーホリ中です✨

前回前々回と出国~隔離中のお話をしてきましたが、今回は仕事内容のカフェについてお話しします!


あくまで個人の主観ですが、いかんせんこの土地に日本人がいないので、少しでも多くの情報をお届けできたら幸いです。ではLet’s go!

カフェの大まかな勤務内容

ホテルに併設されているカフェで働いています。
ドトールより高級感があるけれどもスタバよりメニューが少ないカウンター形式のカフェです。(偏見)

食べ物はケースに入っていて注文に応じて取り出してあげます。サンドイッチ、マフィン、クッキーなど多種多様ですが卵サンドイッチの人気の高さは異常
  
ランチタイムにはプレートメニューも出てきます。従業員は自由に食べられるので、ここで出てくるお寿司や餃子をよくいただいております。(聞いて驚くことなかれ、日本円で1,300円くらいするよ★

ちなみに私、日本での飲食店接客業経験は皆無です。なんで配属されたんだろう…笑。

まぁ、カフェで勤務をしたことがある人にとっては日本のアルバイト内容と何ら変わりはないと思います。

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※メニューは英語⇒フランス語⇒現地の言語で切り替わって表示されます。

【タイムスケジュール】
基本的には朝から7時間半、休憩なく月~土まで1人で働いています。法的なことはわかりませんが…完全なる人手不足ですね。

7:00 開店準備(すでにわらわらと人が集まっている)
7:30 オープン(宿泊客の朝食提供も兼ねる)
9:00 朝の通勤者ラッシュ
10:00 学生たちのラッシュ
12:00 ランチタイムラッシュ
14:30 閉店準備担当者と交代
※人がいないときは椅子に座りながら勝手に飲み食いして自由時間。
※在庫オーダーも行う。が、物によっては2ヶ月くらい届かないw
⇒ホテル内のジムで走ってから帰宅。

という日々を繰り返しています。


帰宅後は、英語の勉強などをしていたらあっという間に就寝時間です。正直毎日眠い。

スタッフにはダブルワークをしている人もいて、タフだな~と感心しています。

この土地ならではだと思う点

客層が入り組んでいます。
例えば、似たような土地・イエローナイフは観光業としてのブランディングに長けており日本人も含めて沢山の観光客でにぎわっていると聞きます。

一方、イカルイトは地元に根付いている感じが強いです。

(もちろんサービス業に関わる人は世界各国から集まっています。日本には有名ではないだけで、カナダに住んでいる人にとっては「いつかは行ってみたい場所」らしいですよ。)

その1:学生

ホテルの隣に学校があるのでたまり場になる。始業前とランチタイムは大行列。

彼らはレッドブル(9.45カナダドル!)とピザをこよなく愛するのですが、毎日購入していてお小遣い制度はどうなっているのだろう…。

あと、私が日本人なのが珍しいので男の子たちが一生懸命日本語を覚えて「ありがとう」「こんにちは」ってフレンドリーに会話してくれるのがかわいい。隣にいる彼女たちを嫉妬させていないかが一抹の不安です、てへww末永くお幸せに。

ちなみに、イケメンくんが背伸びしてエスプレッソ頼んで「苦っ!」ってなっていたのが今週のヒットでした。

その2:政府関係者

ホテルにはオフィスも併設されており、その一画に政府の一部部署が入っています。「初めてのカナダなのに大都市すっ飛ばしてイカルイトに来たの?!」って感じで、彼らもめちゃくちゃフレンドリー。

カナダのフランス語圏から赴任している人も多いのでフランス語も教えてくれます。ただし、本当に残念なことにびっくりするくらい頭に入らないのはどうしてでしょう。(ドイツ語は話せます、Danke schoen!)

その3:会社の人達

ホテルのデスクワークスタッフの人達も訪れます。具体的な仕事内容はわかりませんが、母体が不動産会社なので、日本の建築物について質問を受けることもあります。

あと、女性陣がよく恋バナしているのはどこの国でも共通らしい。突然話をふられる時が一番困る。ネイティブだよね!っていう態度を取られるんですけれどもI cannot keep the speed!(英語については思っていることをきちんとまとめたい)

その4:地元の先住民の人達

見た目は日本人に近しい部分もあります。が、彼らを見ると格差社会を感じる瞬間もあります。


そもそも「ヌナブト」とは「私たちの土地」という意味で、自分達の文化や歴史を守るために州として独立することが住民投票によって可決された過去があります。

だから、英語が苦手な人もいるし、お金の計算が苦手な人もいる。(昔はあざらしなどの漁業の物々交換で生活を賄っていたため)

喫煙率が高かったり、アル中の人が多かったりで、お酒の輸入(???)には結構厳しい規制がかかったりしています。

現地の挨拶を教えてくれたり、いい人もたくさんいるのですが、朝からずーっとカフェにいて、政府関係者の人達にお金を求める人や万引きをする人もいる。コーヒーカップを持っておかわりをしたりポイントカードを使えば安くなるのに、それを知らずにいつも高いお金を払う人もたくさんいる。

そういう姿を見ると、自分は「外」から来た人間なのに、文化や言語の侵略をしようとしているんじゃないか、と壮大なことで悩みそうになる日もあったりなかったり笑。

ただし救いは、人口数千人のエリアなので、大体みんな顔なじみ。困ったときはお互い様、という精神なところ。決して治安が悪いわけではないのですよ!みなさんフレンドリーです。ここで感じる空気感は、なかなか伝えるのが難しいところです…。

そんなわけでこのような客層が毎日ひっきりなしに訪れるので、カオスです。(土日は1~3の人達が訪れないのでとてつもなく暇です)

チップ制度

カナダは基本的にはチップがある国です。なのでこれはね、もう、すごい。政府関係者がお客様、ということもあるのかもしれませんが。

英語の日常会話はついていけないときがあるので、カスタマイズを覚えたり日本のことを教えたり(カナダにおける日本のステータスをあげてくれた先人の皆様、本当にありがとう)別のポイントを稼ぐと、ぽーんとお支払いがある。

こういう経験をすると、人の顔と話したこと覚えている接客営業職が得意な、特にお酒関係のお仕事の人達は本当にすごいな、とは思います。

私はお給料は月給制で(カナダは月に2回給料日がある)、サービス業にしては決して悪くない額なのです。プラスチップとなると、生活に特に不自由なく暮らせる水準です。ホテルの宴会場で何かがあった日にはお客さんも増えるので、ぶっちゃけてしまうと1日2万円を超えた日もありました。

ただ、人間の悪いところで、先住民の人達はチップをほとんど払いません。なので、心のどこかで「この人達はチップ払わないからな~」と、何か差別(区別)をしてしまっているのではないか、と思ってしまう瞬間があります。

お金がすべてではない、だけれどもチップ制度って難しいな、と思う瞬間です。もちろん、もらうだけではなく逆の立場になることもありますからね。

あとはアメリカもそうですが「ホワイトカラーが安月給のサービス業の人達に払う」、という仕組みなので、チップが嬉しい反面、これぞ格差社会の反映かな、と思う瞬間はあるのでした。

ここがおもしろいよカナダの人達

その1:硬貨について

カナダには「1セント」硬貨がありません。(5/10/25セントのみ)
にも関わらず、会計では「11.11ドル」みたいな金額が出てきます。

じゃぁどうするのかというと、切り捨てと切り上げをします。
どういうことかというと、

「11.11ドル→11.10ドル」
「11.19ドル→11.20ドル」

のように計算するのです!!(デビット等はその限りではない)

え~、損したり得したりしないの?!と思うのですが切り上げる日もあれば切り捨てる日もあって、まぁトータルでトントンだよね、という考えらしいです。

ちなみに硬貨が廃止された理由が、製造コストが1セントよりも高くなったから、って…なんだそれ…。

その2:レジ袋に対する強靭なエコ意識


次にびっくりしたのがレジ袋いらない問題です。
POP(=炭酸の缶のこと。"SODA"ではない)を5本くらい買う人がいるのですが、「ポケットに入れるから大丈夫!」と意地でも袋を貰わない人がいます。たまに、ではなくよくある光景です。

ちなみに私も、この前スーパーで買い物をしたら「袋いらないよね」と決めつけられました笑。

これは果たしてこの土地ならではなのか、カナダ全体の話なのでしょうか…。

以上が現在の業務内容です。

正直、ずーっとオフィスワークをしてきたこともあり、確かに疲れる日も多いし、考えることはたくさんある日々です。

でも、「海外でお金を得る経験をしてみたい」「スモールビジネスをやってみたい」という本当に純粋な夢が叶ったので、忘れないように記述して見ました。

あと、「将来はカフェ開きたい!」みたいに思っている人のためには、1日バーテンダーみたいに、1週間カフェ店長体験!みたいなのが流行ると楽しいんじゃないかな、とか思う限りです。

今回は日記のように備忘メモとなりましたが、今後も、英語について、日本で思っていたことやヌナブト・イカルイトってこんなところ!みたいなものを書いていければと思います。

See you later!




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