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カナダ・日本人0の極寒の地でワーホリ始めました~コロナ禍での出入国について

はじめまして、Hotaru(twitterこちら)です!

プロフィールにあるとおり、ワーホリinカナダ中の身分でnoteを始めました。現在は、カナダのヌナブト準州の州都・イカルイトという場所のホテルで働いています!なんと、領事館によると州全体の日本人の居住者は3人、イカルイトにはいないらしいですよ!!(数年前のデータなので絶対に変わっている)

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先日は体感温度マイナス48度という不思議な画面が現れましたよ!!

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と、いうことで特に深いことは考えず、こんなレアな情報、発信しないわけにはいかない!という想いで執筆に至りました。

このnoteでは、カナダでの生活のこと・ここにいたるまでに日本で感じてきたこと・これからのこと等々をまとめていく予定です。人生観について、少しでも同じようなことを考えている人の助けになればいいな、と願っています。

1.はじめに

2020年1月にワーホリビザを取得して会社に退職の意向を伝えるも、コロナによりカナダ政府は海外からの入国禁止を発表(最終出社日前日のことでした)。

仕方がないので「国内でやりたいことをやり切ろう!」と、個人事業をはじめたり農業をしたりコロナ禍においても大満足な生活をしながら様子を見ていたら、2021年早々に無事出国できました。ここに至るまでは、長期スパンで見ると20代すべてのことを書く必要があるレベルなので追って整理する予定です。

キーワードを散りばめると

留学~日本について知りたい欲求/就活の疑問/「かわいい」と男社会(ていうかジェンダー論全般)/本心の「やりたいこと」と「なりたい状態」/「いい子」「頑張り屋」という承認欲求/海外での生きやすさ/転職と退職/外国語学部卒業というレッテルと英語力の葛藤/2020年のド短期移住生活/エリートビジネス思考と感性/個人事業主やってみた

な、なんか病んでるな…。多分今後変更されると思いますが、少しずつまとめていければいいな、と思っています。

2.出国まで~仕事探し

日本にいると、カナダの新型コロナウイルス関連の情報は、アメリカの陰に隠れて(?)あまり入ってきませんよね。同国の感染者数は、夏頃から年末まで増加の一途をたどっていましたが、現在は減少傾向にあります。とはいえ人口比率に対して考えるとまだまだ多いと思いますが。

秋頃からは、条件付きでカナダに行くことが出来るようになっています。私の場合は「ジョブオファーレター(内定通知書)が降りているワーホリビザ所有者」という立場で渡航が可能でした。

従来だと「観光も通学も就労も自由!yeah!」という、人生の夏休み的な目で見られるワーホリビザですが(偏見)、この状況においては違います。

「仕事をする」を目的としたビザとみなされ、日本にいながら仕事を探す必要がありました。これまではワーホリというのは「仕事決まっていたらだめ。仕事は現地で決めること。」、という規則でしたのでこれはもう天変地異ですよ。

2021/09追記

ついにカナダは観光での渡航が可能に!更に言うと、なななんと通常のワーホリ(ジョブオファーレターは不要)で入国ができるようになったそうです!!!これは嬉しいニュースですね。思っていた以上に速いスピードでした。

仕事を見つけるためにIndeedを始めとし、カナダの求人掲示板のe-Maple人材カナダあたり&LinkedinやFacebookをチェックしていました。が…結局私が頼ったのは留学支援エージェントでした。

それぞれの選択には良し悪しがあると思うのですが、「なるべく早く」「確実に」を優先させた選択でした。同上の求人サイトはコロナ前だと活気があったと思われるのですが、今は「わざわざ日本から人を取らなくても現地から応募があればそっちを優先する。」という感じで求人数は少ないです。

この状況において、それでも海外に行こうとしている自分なので、隔離先のホテルや渡航前の書類、航空券の手配等、相談相手が必要だよな、と思い、言葉を選ばず言うと安全性を最優先させてお金を使いました。

まぁ、自力で仕事探せる人はそっちのほうがいい経験ができるし選択肢も広がると思います。私自身、これまで経験した短期留学も含めた海外渡航の手続きはすべて自力でやってきたという謎すぎるプライドがありました。なので最初はエージェント利用を躊躇ったのですが、エージェントの方はとてもすばらしくて信頼して準備に取り組めました。

もちろん、英語での企業面接は自分で行いますよ。人事部の方とオンラインで実施。自己紹介と、仕事内容の確認、労働期間(ビザの内容)の確認が主で40分ほど行いました。

(そもそもなんの仕事をしているか等は、また別の記事で詳しく書きます)

スケジュールで見ると、

エージェント相談(12月半ば)⇒面接(年明けすぐ)⇒出国(1月半ば)でしたので、占め1ヶ月の準備で渡航できた計算になります。

ちなみにこれは冬のホリデーがあるにも関わらずかなり詰め込んだ状況です。幸いにも私の場合は海外渡航用の英文レジュメとジョブインタビュー回答ドラフトは常にアップデートしていたので、履歴書の訂正は不要・提出後すぐに仕事を紹介いただきました。みなさん、スケジュールは余裕を持って立てましょうね!

あと、渡航条件は日々変化するので必ず外部公式サイトをチェックしてくださいね。現在では14日の隔離だけではなく更にプラスαでの隔離が必要になっています。(私はこちらのサイトをよく見ています。省庁の公式サイトではありませんが、更新頻度が高くて助かります。)

ちなみに私が出国をする直前にも変更があり、渡航条件に「PCR検査陰性証明書の提出」加わりました。PCR検査は郵送キットを活用しました。PCR検査を受けるまでの年末年始から出国日までは文字通りひきこもり生活をしてどきどきしながら過ごしていました。

3.カナダ入国

無事出国できるかもわからなかったので、特定の人にしか出国のことは伝えず、ひっそりと旅立ちの日をむかえました。

成田空港~バンクーバーです。成田空港は空いていましたが、預け荷物の対応待ちで1時間近くかかりました。

空いているからなのか、スタッフにはあえて新人さんをつけているようにも感じて初々しかったです。でもいかんせん渡航先ごとに提出必要書類や条件が違うので、入国審査で引っかからないようひとつひとつチェックが必要なため時間がかかります。お疲れ様ですありがとうございます。

私のときも、ジョブオファーレターについてで確認に時間を要しました。というのも入国審査の際に正式な書類就労許可証を受け取るため、私が持っていたレターで入国が本当に大丈夫かどうか確信が持てなかったようです。

手荷物検査後の出国ロビーは、どのお店もやっていません。カフェが1つ開いていたくらい。私のステータスで使えるラウンジは全部閉まっています。自販機で飲み物を買って、イスでぼけーっと待っていました。(とはいえ、想像よりかは人が多かったです。アジア系の外国人はフェイスシールド+マスクの二重防備がデフォルトみたいでした)

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成田~バンクーバー便は、曜日限定で就航中です。トイストーリー4を見て涙を流していたらあっという間に到着しました。西海岸は近いね。

(余談ですが10年前に留学したときもトイストーリー3を見て大号泣して隣の人に心配され、数年前に海外旅行をしたときもトイストーリー1を観ていました。どんだけすきなんだよ笑)

当然のように隣に人はいませんので、横になって寝ている人もいました。私はもともと飛行機に乗る時には乾燥対策でアイマスク&マスクをしていたので、コロナ禍でも長時間マスクは気になりませんでした。食事も一択かと思いきや、2つのうちから選べました。

入国も、機内で何か記入する必要はなく、到着後に機械でぱぱぱっとyes/noに答えて、出てきたバウチャーを審査官に渡せばOKです。(ちなみに待つための列はソーシャルディスタンスが徹底されていてなかなかに感心してしまいました)

カナダの入国には、アプリ(自主隔離中の情報を記入&日々の健康申告連絡に使う)のダウンロードと提示が必須です。あとは持ってきた書類一式を渡したら、向こうから何も聞かれずに入国審査が終わりました。いやほんとにもう、あっという間。

そのあとはwork permitを貰うために別の部屋に行くのですが、これも必要書類をきちんと渡せば何の問題もなく終了です。

4.乗り継ぎ~隔離先のホテルへ

西の入口・バンクーバーで滞在をする日本人はたくさんいます。彼ら彼女たちは各々が隔離先のホテルに行って終了です。羨ましいな!!しかし!!私はこの後、オタワまで乗り継ぎの必要がありました。

ヌナブト準州の入州には、隔離する都市とホテルが指定されているためです。州民にも同じ対応が取られています。徹底していますね。

何が辛いって、時差ですね。この時点で日本時間だと深夜。一刻も早く寝たい…。うとうとしながら乗り継ぎまで空港で時間を潰します。幸いスタバなどは空いているのでコーヒーで目を覚まします。

まぁ大きな声では言えませんが、空港ではあまり厳しい監視体制はなかったので、私のようにこのあと隔離が必要な人がたくさんいたと思います。(もっと厳格に「ここで待機していてね」って言われると思っていました)

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国内線乗り継ぎなので、普通に搭乗手続きを済ませてオタワに向かいます。このフライトがとにかく長くて辛かったね…っ!!!東海岸は遠い。オタワに到着後はタクシーでホテルに向かいました。

この時点で夜22:00頃。このあと、ホテルで検温と1回目のPCR検査、これから14日間の生活について等の説明が行われ、部屋に入れたのは23:00近くになっていました。そのあとも何回かフロントから電話がかかってきて(ごはんの提供について等)、一段落したらとりあえず疲労で泣いたよね。

ちなみに検温は、最初の測定で37度を軽く超えていて「?!」ってなったので水を飲んで10分後に再検温しました。時差ボケ(日本時間だと朝なので体温が高くなる時間帯になる)と疲労で一時的にあがるのはよくあることよ、とナースに笑われました…。これから渡航する人は気を付けてくださいね。

ホテル滞在中の注意事項の説明は、医療用語がたくさんあって、最後に説明の紙をもらえなかったら正直ほぼ何もわかりませんでした。(ていうか最初からその説明用紙渡してくださいよ)

思った以上に長くなりましたので隔離中の話は後編にしようと思います。海外と一口にいっても国によって状況はまったく異なります。この状況ですので、どんな行動がいいか悪いかはよく考えて選択するのが一番ですが、私はこうして無事渡航することができましたし、渡航できてよかったと思っています。

See you later!

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