シェア
are
2022年11月17日 04:25
付き合うでもなく、お互いに好きだと口にすることもかったけれど好意を寄せ合っていたのは確かだった。専門に入学してすぐの、先輩達からの挨拶でわたしはその人に目を向けた。初めの印象は格好いいな、だった。単純だけれど、お互いそんな感じの始まりだったのだと思う。授業も終わり何となくひとり窓の外を眺めていたら、その先輩に声をかけられた。「なに一人で黄昏てるの?」内心、心が踊った。他者承認に