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2024/1/17更新【医療・介護・看護の人材紹介起業】新規参入&立ち上げのノウハウを公開 / 安定成長&不景気に強いヘルスケア人材事業の開業方法

HR・人材業界にいる皆さんは既にご存知だと思いますが、安定成長&不況に強い領域の代表格と言えばヘルスケア(医療・介護・福祉)関連の人材業界。

コロナ渦でもヘルスケア人材最大手のエス・エム・エスは増収増益。※以下、業績推移グラフ


そして、エムスリー(エムスリーキャリア)、メドレー、MRT等、ヘルスケア人材事業に特化した会社も堅調な業績を持続。総合系の人材会社でも製薬・医療関連のメディカル分野は他業種と比べ、相対的に堅調を維持しています。

特にコロナショック後は、ヘルスケアHR事業とDX事業を併せ持つ会社の株価は急伸。中でも、エムスリーは医療特化にも関わらず、楽天やサイバーエージェントを抑え、日本最大級のインターネットグループとして有名なZホールディングス(ヤフーやLINEを傘下の持つ会社)に次ぐ、もしくは同等の時価総額を誇ります。それくらいヘルスケア業界の市場規模は莫大なのです。


こんな方々に読んでいただきたい内容です

私(プロフィールはこちら)は、会社員→起業→売却(M&A)という自身のキャリアを通じ、不況に強いと言われる医療・介護業界の人材サービスに10年以上携わってきました。

コロナは飲食や旅行・レジャー系の人材サービスに大きな打撃を与えた一方で、IT系やハイクラス・プロフェッショナル系、物流系の人材サービス拡大を大きく後押しする二極化現象を引き起こしましたが、ヘルスケア系のHRはこの状況下でも安定的に成長。コロナへの恐怖値が下がったアフターコロナ社会においても、その成長は持続しています。

この記事は以下のような属性の人や企業には有益な情報になるかと思います。是非ご覧ください。

①介護・医療の人材ビジネスに新規参入したい企業・起業家
②介護・医療の人材業界のキャリア(独立・転職・就職)に興味がある人
③ヘルスケア系人材事業への投資やM&Aに興味のある人
④人材事業の売却・イグジットを検討したい経営者
⑤既にヘルスケア系人材事業をやっているが苦戦している企業

コンテンツは以下のような構成ですが、かなりのボリュームになってしまうので、第一章から第四章まで区分けしました。こちらの記事では、まず第一章を公開させて頂きました。第二章以降は、順次公開していく予定です。

【第一章】介護・医療の人材ビジネスとは?
・ビジネス概要
・収益モデル
・市場の特性
・ビジネスの歴史<黎明期~安定成長期>
・今後の市場予測<変革期の到来>

【第二章】失敗しない事業立ち上げの秘訣とノウハウ
・市場分析(市場規模&環境特性)
・業界シェア&主要企業一覧
・今後の市場予測
・ビジネスモデル設計
・セールス・マーケティングモデルの設計
・集客活動(求職者向け)
・営業活動(企業向け)
・収支・紹介料相場について
・マネジメント(HR・組織作り・サービス運営等)
・成長戦略(企業価値向上・M&A/IPO戦略等)

ノウハウが全てが収録された教科書(契約書等のテンプレ含む)あり↓

ヘルスケア人材サービスの立ち上げマニュアル

【第三章】
業界が生んだメガベンチャー!株式会社エス・エム・エスから学んだ事

・介護・医療の人材業界が生んだメガベンチャー
・アーリーステージのエス・エム・エスとの出会いと学び
・SMSマフィア(エス・エム・エス出身の経営者達)のご紹介

【第四章】この業界のキャリア(転職・就職・起業)
・業界勢力図
・業界の待遇・労働環境について
・新卒(就活)について
・中途採用(転職)について
・独立起業について
・起業からM&A(売却)までのシナリオについて

【第一章】医療・介護業界の人材ビジネスとは?

その名の通り、医療と介護業界に従事する専門職と事業所をマッチングさせるビジネスを指しますが、特殊な知識とスキルを要する仕事であることから、国家資格を頂点とした有資格者の斡旋や派遣が前提の人材サービスになります。

尚、医療介護・福祉系の資格は国家資格、都道府県単位の資格、民間資格などを合わせるとかなりの数になりますが、業界的な大区分としては、ドクター(医師)、薬剤師、看護職(正看護師・准看護師・保健師・助産師)、介護職(介護福祉士・社会福祉士・ヘルパー/初任者研修修了者)、リハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)に分けて展開する人材サービス会社が多くなっています。そして中区分としてこれらの関連職種を扱っているケースが一般的です。

収益モデル

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