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【2024/5/20更新】成功してユニコーン・メガベンチャーになるスタートアップ企業の要素とは?ヘルスケア界のリクルート SMS社の事例

ユニコーンやメガベンチャーになるスタートアップ企業には共通点がある。起業家・経営者・転職者必見!ヘルスケア界のリクルートと言われるSMSのアーリーステージから学んだ起業成功のメソッド。


株式会社エス・エム・エスとは?

2003年創業、東証プライム市場上場の企業で医療・介護の人材サービス最大手。

医療・介護の人材紹介業は手数料が低くマイナー市場だと思われていたが、SMS社がそのイメージを一新。短期間で急成長を遂げIPOを実現。看護師の人材サービスにおいてはシェア20%以上、時価総額は2000億以上、人材関連銘柄の時価総額ランキングでは常にトップ5以内にランクインするメガベンチャー。

メガベンチャーになる会社は最初から一味違った?

近年、日本政府が国家レベルで推進していることから経済圏が急拡大しているベンチャー・スタートアップ市場。ただし、その中でもメガベンチャーまで成長できる企業は一握りです。

医療介護業界のリクルートと呼ばれる株式会社エス・エム・エス(以下SMS社)もその一つ。

医療介護の人材会社としてはかなりの後発だったものの、競合大手を追い抜き急成長を遂げてメガベンチャーに昇華。

ちなみに、私が初めてSMS社と出会ったのは2003年、創業期。その後、ご縁あって2005年に転職した時は社員が20人程度、売上3億ほどの規模。会社の成長ステージとしてはエクスパンション(これから本格成長するか?)でした。

社員として在籍していた期間はさほど長くありませんが、以後、同じ業界で独立してSMS社の凄さを目の当たりにしてきましたので、私が出会った人物や数々のエピソードから、アーリーステージにおけるSMS社のポテンシャルについて書いていきたいと思います。

題して「メガベンチャーの遺伝子」

尚、こららの記事はSMS社出身者としての深い謝意を込め、在籍時の体験を元に独自の見解で書いています。従って、何かの効果や結論を保証するものではありませんので予めご了承ください。

星の数ほどあるベンチャー・スタートアップ企業から将来のメガベンチャー、成功スタートアップを見つけ出すのは至難の業ですが、超成長する会社のアーリーステージには、何かの共通項があると思っています。

私の知見や経験が、これからベンチャー・スタートアップで就活・転職活動・起業等をお考えの方にとって、何かの学びやヒントになれば幸いです。

SMS社&創業者との出会い

一通の不躾なメールから始まった

私が初めてSMSと出会ったのは2003年の秋。その頃のSMSは社員が5、6人程度、のちの主力事業となる人材サービスの礎(いしずえ)とも言えるケアマネージャの人材紹介をスタートしたばかりでした。

当時、私は新卒で入社した株式会社パソナを退職して株式会社JICというベンチャーインキュベーションに所属。この会社は従業員に様々なインキュベーションの仕事をさせる傍ら、自らも起業に向けて活動ができる環境を提供している面白い組織でしたが、その中で私は新規事業として大学生のベンチャー就職やインターンシップ支援事業を立ち上げて運営していました。

そんなある日、会社のホームページから一件の問い合わせメール。

問い合わせフォームを使わず、直接問い合わせ用メールアドレスに送信されてきたメール。その内容は「インターン学生が欲しい」・・以上。

その上、携帯メールから送信されており企業名や担当者など、送信元の情報は一切なし。

ビジネスマナーの欠片もないような不躾なメールだったので、「お下品な企業から来たよ・・」と思いながらも放置するのはよくないと思い、とりあえず返信しました。

数回のメールのやり取りを経た後に、会社名と所在地が判明。

町田市にある介護の人材会社、名前は株式会社エス・エム・エス。そしてメールの送信者は田口茂樹氏(SMSの共同創業者)でした。

その後、田口氏と商談日程を調整して、町田市にあるSMS社の事務所に伺うことになりますが、なぜか商談当日の事をいまだ鮮明に覚えています。

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