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【"まちづくり"】

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"まちづくり" に関するNote
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#まちづくり

【考察】日本における"まちづくり"

【考察】日本における"まちづくり"


【はじめに】

都市計画から"まちづくり"へ

"まちづくり"について (wikipediaより)

"まちづくり"とは、街の建物を発展させることですが、一般的にこの言葉が使われる場合は、既存の「まち」をより良いものに「つくり」変えていく、人々の暮らしの向上のために、持続的な活動を示すために用いられることが多いようです。
"まちづくり"に関連した法令や条例などは「都市計画法」や「景観条例」などが

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都市計画と"まちづくり"

都市計画と"まちづくり"


【はじめに】

1992年(平成4)の都市計画法の改正や、1998年(平成10)の特定非営利活動促進法の制定が追い風になり、市民レベルで "まちづくり" を考える動きが出てきた時代です。

"まちづくり"は、そこに住む人達が作り上げるもの。

当たり前だけど、自分たちの住む街ってどこでどうやって決められているのだろう?

「現代の "まち" は市民が主役と言われながら、各自にとってその実感は薄い

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"まちづくり"って何だろう

"まちづくり"って何だろう


【はじめに】

景観は、そこに住む人達が作り上げるもの。
当たり前だけど、自分たちの住む街の "景観づくり" ってどこでどうやって決められているのだろう?

「現代の "まち" は市民が主役と言われながら、各自にとってその実感は薄い」

しかし、先ずは 関わろうとする気持ちが大切。
たとえ すぐに大きなことに取り組めなくても。

【序章 】"まちづくり"って何だろう

都市計画からまちづくりへ

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『商店街の復権』を読む

『商店街の復権』を読む

タイトルが『商店街の復興』ではなく
『商店街の復権』そのためには!?

【はじめに】

商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。
若い世代がカフェやコアワーキングスペースなど、コミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難しい高齢世代が商店街に足を向ける動きも出てきた。

カバー袖の文章より。

【時代の流れをみる】

私が生まれたのは、1950年(昭和25

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自ら考え 主体的に行う"まちづくり"

自ら考え 主体的に行う"まちづくり"


【はじめに】

"まちづくり"とは!!
1980年代後半の「ふるさと創生」から始まったと言われています。
この本を読んで、重要なポイントは「時代をヨミ取る力を養う」ことだと思いました。
時代時代の社会の変化と、人々の生活価値観をヨム。

以下、"まちづくり"の歴史を見ながら、これからの"まちづくり"について考える切っ掛けになればと思います。

【知っておきたい基礎知識】

この本は、"まちづくり

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『景観の作法』を読む

『景観の作法』を読む


【はじめに】

この本の内容は、3つの章から成っています。
1) 街の風景をめぐって繰り広げられてきた紛争の具体的な事例紹介。
2) 「景観」とは何か?「風景」とは何か?について考える。
3)これから具体的に何を どうすればいいのか。
事例紹介は省いて、2) から読んでいくことにする。

【景観とは】

ドイツ語の Landshaft の訳語と言われています。
「景観」と「風景」
広辞苑や大辞林

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【学びなおし】

▶ 景観とは
単に物理的な "眺め" だけではなく「物理的な眺め=景と、人が感じる=観により成り立つ」と思います。

良好な景観とは「きれいな物理的な眺め」だけでなく、見る人が「良いと感じる」相互の関係で成り立つ。と、理解しました。

『景観の作法』布野修司 著

【心の過疎】

【心の過疎】

心の過疎

過疎は怖くない、怖いのは "心の過疎" だ。(元大分県知事の平松守彦氏は言う)

この町に住むのは嫌だ、都会に住みたい。と云う気持ちになってしまうこと。
自分の住む地域への愛情を失くし、やる気をなくすことである。『地方からの発想』あとがき
p.228より

 『地方からの発想』平松守彦 著
岩波新書 (1990.09.20)

"地域づくり" のお手本になる地域には、優れたリーダーが居

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【今年の本棚/回顧2023③】

【今年の本棚/回顧2023③】


"まちづくり"と景観

【考察】"まち" の魅力とは?

あらためて"まちづくりと景観"を考える

"まちづくり" と「景観」「シビックプライド」を考える

2023.12.26.

『市区町村の経済を知る』

『市区町村の経済を知る』


【はじめに】

人口減少に伴う 地域経済の疲弊
ただ愁い数字を眺めるだけでなく
現在の数字がどうなのか?
他の地域と比較してどうなのか?
統計データ情報の ご紹介です。

▶ 経済成長の負のサイクル
人口減少→消費の減少→市場の減少→生産の減少→事業所の減少→地域経済の低迷→人口流出→人口減少

地域分析:
人口減少下においては、ますます地域分析の重要性が増している。

国全体では見えてこなかっ

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雑感 / まちづくりと景観

雑感 / まちづくりと景観


【はじめに】

景観は、そこに住む人達が作り上げるもの。

当たり前だけど、自分たちの住む街の "景観づくり" ってどこでどうやって決められているのだろう?

「現代の "まち" は市民が主役と言われながら、各自にとってその実感は薄い」

しかし、先ずは 関わろうとする気持ちが大切。
たとえ すぐに大きなことに取り組めなくても。

【Note】2023年11月6日

2023.11.21.

"まちづくり"と景観

"まちづくり"と景観


【はじめに】

無秩序なビル建設、醜い広告などを排除するだけでなく、賑わいと潤いのある真に美しく誇れる "まち" を考える。

【法律と条例】

2004年(平成16)12月 景観法 施行

景観緑三法とは「景観法」「景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」「都市緑地保全法等の一部を改正する法律」の景観や都市緑化・緑地保全に関する3つの法律を総称したものです。

【景観法の概要】pp.2

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"まちづくり" と「景観」「シビックプライド」を考える

"まちづくり" と「景観」「シビックプライド」を考える

"まちづくり"における「景観」と「シビックプライド」について、あらためて読み返してみた。

【 風景 / 景観 】2020年9月30日

【シビックプライドとは】2022年2月12日

2023.10.28.

“まちづくり”の歴史と移り変わり

“まちづくり”の歴史と移り変わり

『現代のまちづくりと地域社会の変革』
出版年は、2002年と10年を経過しているが「まちづくり」と言う言葉の意味や、生まれてきた背景などを顧みる。

旧都市計画

1919年(大正8) 都市計画法 交付
都市改造と都市拡張と云う2つの目的
① 都市インフラ整備
道路・橋梁・上下水道・公園などの都市基盤整備
② 経済活動の拠点としての都市を拡張大規模化する
土地区画整理

その後、幾多の経緯を経て「

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