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著…毎日新聞校閲グループ『校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術』

 校閲者。

 それは原稿の「中の人」。

 校閲者は原稿を隅々までチェックし、あらゆる「ミス」を見つけることで、正確な情報且つ執筆者の意図する文章を世に送り出します。

 「ミス」とは、単に誤字・脱字だけを差すのではありません。

 事実関係そのものの誤り、誤解を招く恐れがある表現も含めた、あらゆるものを差します。

 この本は、まさに言葉のプロフェッショナルである「校閲者」の仕事を紹介する本です。

 この本では、まず新聞記事形式の例題を使って校閲者の仕事を体験をさせてくれるのが楽しいです。

 わたしは「絶対にミスを見逃さないぞ!」と意気込んでチャレンジしたのに、残念ながら15問中14問しか正答ならず。
 (アメリカと日本の時差の誤りに気づきませんでした)

 もしこれが学生時代のテストなら、15問中14問正答出来たのであれば及第点でしょう。

 しかし、校閲者であれば、1問でも間違えれば0点だそうです。

 しかも、実際の校閲の仕事では「誤りが〜個ある」と知らされた上で校閲にあたれるはずがありません。

 また、そもそも誤りがあるかどうかも分からない中で入念なチェックをするのですから、校閲者の皆様にわたしは心から頭が下がります。

 なんて凄いお仕事でしょう。

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