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著…岩崎淑『ピアニストの毎日の基礎練習帳』

 ピアノの練習を怠ったまま、かっこつけて弾こうとして失敗し、「ピアノやーめた!」と投げ出しそうになっている方におすすめの本です。

 基礎練習がいかに大切かについて書かれているからです。

 ●ピアノを弾く時の姿勢や指の形を意識する
 ●楽譜に書かれた音符以外の要素も読み込む
 ●まずは片手ずつ練習してみる
 ●スケールやアルペジオや重音といった基礎練習を日々繰り返す

 といったことは当たり前のことなのに疎かにしがち。

 こういう基礎が嫌でピアノを挫折する人は少なくないと思います。

 しかし、何事も基礎が大切ですよね。

 ピアノは鍵盤を押せば音が鳴る楽器なので、音符通りに鍵盤を押せさえすれば一応「弾ける」ことは「弾ける」のですが、単なる音ではなく音楽としての豊かな表現をするには、やはり日々の練習が必要。

 かく言うわたしも昔から何事にも基礎がなっていないタイプでバイエルもソナチネもツェルニーも嫌で嫌でたまらなかった人間なのですが、

 「短い時間で良いですから、課題になっている曲に取り組むまえに、必ず、基礎練習をするようにしましょう」
(P103から引用)

 という文を読んで反省し、改めて基礎練習に励むようになりました。

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