見出し画像

著…高橋源一郎『答えより問いを探して 17歳の特別教室』

 学校で教えてくれる「答え」は、自分以外の人が与えてくれたもの。

 自分で「問い」を抱いて、自分で導き出した「答え」ではありません。

 学生時代は教科書や参考書で「答え」を覚えて、その通りにテストに「答え」を書けば良い成績が取れるけれど、社会に出たらそうはいきません。

 この本は、まず自分の「問い」を探そう!という本です。

 自分で考えたその「問い」に対してそもそも「答え」があるのか?と考えるのも大事だと気づかされます。

 「ぼくがいい先生だと思えるのは、質問されるまで黙っている先生です。そして質問されたら、答えではなくて質問で返す。答えを与えるのではなく、最初の質問で感じた疑問をもっと大きく成長させて、さらに大きな疑問にしてくれるような先生です」
(P44から引用)

 という著者の言葉がわたしはとても好きです。

 「他人の答え」を覚えるだけの人生なんて、つまらないですから。

 自分で考えることが出来ない人は、他人の言う通りに動くことしか出来ず、身も心もすり減らしていくだけ。 

 常に「自分なりの問い」を持ち続けて、「自分なりの答え」を導き出す人生の方が絶対に実りあるものになるはず。

この記事が参加している募集

読書感想文

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖