Honest株式会社

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Honestは「未来と現在の架け橋になる」というテーマで日々リサーチを行っています。ビジネスを中心に、①未来考察と②顧客体験・顧客戦略等のテーマでリサーチ内容の一部や役に立ちそうだと思う情報を発信します。https://www.thehonest.biz/

マガジン

  • 未来考察

    人口動態や人々の意識、法規制の変化、技術の進化などを手掛かりに、その手掛かりのファクト情報とそこからの考察をご紹介します。中長期的なビジョン作成や新規事業開発で役に立つ情報をご案内予定です。

  • Web3 x ロイヤリティの海外最新動向

    スターバックスのOdysseyやNIKEの.Swooshなど、海外のWeb3 x ロイヤリティの最新事例を通してWeb3のユースケースとして注目されるロイヤリティ領域での可能性を考察します。Web3やマーケティングに興味のある方はぜひご覧ください。

  • NIKEを紐解く

    この10年で大幅に事業を拡大し、DXもリードするNIKE。そのビジネスモデルの変革や.SwooshなどNFTを活用した最新のデジタル領域の取り組みをご紹介します

  • DAOへの挑戦

    大手からスタートアップまで、いわゆる営利企業によるDAOの立ち上げケーススタディをご紹介していきます

最近の記事

  • 固定された記事

米国の人気飲食チェーン”パネラブレッド”が手掛けるサブスク「Unlimited Sip Club」の凄さとは何か?

盛り上がる有料のメンバーシップとサブスク近年、リテールや飲食業界でも、有料のメンバーシップやサブスクリプションプログラムの導入が再び盛り上がっています。 例えばアメリカのリテール業界では、大手のウォルマートがWalmart+ Membershipを、ターゲットはTarget Circle 360という有料の会員プログラムをそれぞれスタート。 飲食業界では、大手ベーカリーカフェチェーンのパネラブレッドがUnlimited Sip Clubを、サラダを中心に人気を集めるスウ

    • 「Network State」のBalaji氏が立ち上げる新プロジェクト「Network School」とは何か?

      ちょうど1年ほど前に、Ethereumの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏がその発案者に名を連ねる「zuzalu」というポップアップ・シティについて取り上げましたが、今度は、界隈ではNetwork Stateでも有名なBalaji氏が数日前に発表したNetwork Schoolについて、速報的にザッとご紹介してみたいと思います。 目指すのは新たな教育モデル?コミュニティ?Balaji氏の発表によると、シンガポール近郊の島を(ビットコインなどによってもたらされた資産によって

      • Vinod Khosla氏が考える2035-2049

        未来考察シリーズの中では、前回(人口から見る2035年の日本)のような独自調査からの考察だけでなく、Entrepreneur's Visionとして、様々なアントレプレナーが描く未来についても紹介していきたいと思います。 第一弾として、最近ではOpenAIにも早期から(2019年のシードラウンド)投資していたことでも有名な、著名投資家 Vinod Khosla氏が 2035年-2049年の未来 アントレプレナーシップ について語ったプレゼンテーション「Plausibl

        • NRF APACレポート|Domino's Pizzaのイノベーションへの取り組み

          月曜からシンガポールで開催されているNRF APACに来ています。 初日、最初のキーノートとなったドミノピザ Chief Digital Office "Christopher Thomas-Moore"氏のセッション「Meeting Consumer Needs Through Tech-Driven Innovation」が面白かったので、セッション内で紹介されていたいくつかのキーワード、同社の取り組みを紹介してみます。 2010年に品質の低下(=美味しくない)によっ

        • 固定された記事

        米国の人気飲食チェーン”パネラブレッド”が手掛けるサブスク「Unlimited Sip Club」の凄さとは何か?

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          2本
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          4本
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          11本
        • DAOへの挑戦
          4本

        記事

          Z世代から人気の飲食チェーンChipotle。創業からの軌跡と、デジタル活用・ロイヤリティ戦略に迫る(1)

          Chipotle(チポレ/チポトレ)というアメリカの大手飲食チェーンをご存知でしょうか。 正式にはChipotle Mexican Grillという名前で、その名の通り、ブリトーなどのメキシコ料理を提供する人気のファストカジュアルチェーンです。 このChipotle、2015年に同社の店舗で発生した食中毒で大きな打撃を受けたものの、積極的なデジタル投資などが功を奏し、コロナ禍も売り上げを落とすことなく、むしろその成長を加速させ、株価も伸びています。 近年、Z世代・10代

          Z世代から人気の飲食チェーンChipotle。創業からの軌跡と、デジタル活用・ロイヤリティ戦略に迫る(1)

          未来考察|人口から見る2035年の日本

          “Demography is Destiny”「人口動態は運命である」とでも訳すのがいいでしょうか。19世紀のフランスの哲学者 オーギュスト・コントが言ったとされる言葉です。 未来を予測することは非常に難しい。ですが、手がかりが全くないわけではありません。数少ない、精度が高い手がかりとして活用できるのが人口動態です。例えば、国連の発表している世界の人口統計の予測誤差は概ね1%〜2%程度だったとされています。 このシリーズでは、未来を考える上でヒントを与えてくれる人口動態な

          未来考察|人口から見る2035年の日本

          NIKEが進めるWeb3の旅。「.Swoosh」の現在地を探る〜パート2〜

          前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、約半年ぶりに、.Swooshの現状を紐解いてみたいと思います。「そもそも.Swooshって?」という方は、こちらの記事をご覧ください。 X(旧Twitter)やInstagramをフォローしている中で、体感的にあまり大きな動き・発表がなかった印象ですが、本記事ではその検証も兼ねて、前回の調査以降、昨年後半の動きを整理してみます。 まず最初に、.Swooshの参加者数をチェックしてみましょう。 .Swoosh IDホルダーの

          NIKEが進めるWeb3の旅。「.Swoosh」の現在地を探る〜パート2〜

          フィンテック大手PayPalとクリプト〜Libra参画から独自ステーブルコインPYUSDのリリースまで〜

          フィンテック大手PayPalがついに独自のステーブルコイン「PYUSD」をリリースしました。そこで今回は、Libraへの参画以降を中心に同社のこれまでの仮想通貨領域の取り組みなども交えながら紹介したいと思います。 ステーブル(安定)なコイン?ステーブルコインとは、仮想通貨の一種です。その価値が法定通貨や国債など他の金融資産と連動すること、それによって仮想通貨特有の価値の乱高下を防ぎ、その実用性を高めることを目指していることが特徴です。 そのステーブルコインには大きく4つの

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          NFTでマイルがもらえる、Etihad航空が立ち上げた業界初のWeb3ロイヤリティプログラム「Horizon Club」

          先月7月28日に中東UAEのEtihad航空は、航空会社では初と見られるNFTを活用したロイヤリティプログラム「Horizon Club」の立ち上げを発表しました。 今回はこのHorizon Clubをはじめ、Etihad航空のこれまでのNFTの取り組みをざざっとご紹介します。 スタートは2022年夏Etihad航空がNFT関連の取り組みを開始したのはちょうど発表の1年ほど前、2022年7月です。「Etihad: EY-ZERO1」と呼ぶNFTコレクションをリリースしまし

          NFTでマイルがもらえる、Etihad航空が立ち上げた業界初のWeb3ロイヤリティプログラム「Horizon Club」

          LVMHグループが進めるNFTの旅。「トレジャー・トランク」を紐解く

          こんにちは。今回は(実は?)デジタル投資を積極的に行なっているLVMHグループ、その中でも中核となるLouis VuittonブランドのNFTの取り組みについてご紹介したいと思います。 本論に入る前に少しだけ脱線して、「最近NFTってどうなの?」と言う疑問について、つい先日リリースされたレポートをもとに見てみましょう。 NFTは未だ冬の時代?先日alchemy(ブロックチェーン開発のインフラを提供する有力スタートアップ)からリリースされた「Web3 Development

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          「Zuzalu」、クリプト、AI、長寿などをテーマに開催されたポップアップ都市コミュニティを紐解く

          ヨーロッパの東に位置するモンテネグロという国をご存知でしょうか? 人口はわずか62万人、面積は福島県と同規模のとても小さな国です。(詳しく知りたい方は外務省のサイトへどうぞ) 今年の3月から5月にかけて、この小さな国に、Ethereumの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏やAI、合成生物学の研究者、さらにはイーロンマスク氏の元奥さんなど多様な人々が集まっていたと言われています。 一体そこで何が行われていたのか?その内容を数回に分けて紐解いてみたいと思います。 ちなみに

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          NIKEのDX|ビジネスモデル変革の道のりと現在地〜前編〜

          これまで、NFTを活用した新たな取り組み .Swooshについて取り上げてきましたが、その前提となる、NIKE社の事業の状況、そしてデジタルを活用したビジネスモデル変革について、その概要をご紹介したいと思います。 NIKEの現在地を把握することで、別のnoteでも取り上げた.Swooshなどの取り組みについてもより深く理解いただけるのではないかと考え、お届けします。 高成長を続けるNIKEまず最初にざっくりと現在の事業規模とその成長を見てみましょう。 FY2011年からF

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          Web3 x ロイヤリティプログラムに取り組む海外スタートアップ(後編)

          FORUMやHANG、そして前回ご紹介した3mintとHolderに続いて、最終回となる今回は、以下表の最後の2社、FaluntとTaco Labsをご紹介していきます。 Flaunt創業メンバー Connor Kelley:Co-Founder & CEO Robloxでビジネスオペレーションなどに従事したのち、High AlphaのEntrepreneur in Residenceプログラムに参加し、FLAUNTを創業 Chris Miller:Co-Founde

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          NIKEが進めるWeb3の旅。「.Swoosh」の現在地を探る

          生成AIの盛り上がりや、AppleによるVision Proの発表などこの3ヶ月も非常に様々なトピックが連日メディアを騒がせてきました。その一方で、以前より人々の話題から遠ざかってしまっている雰囲気のNFT界隈において、着々と取り組みを進めているのが“NIKE”が手掛ける.Swooshです。 まだbeta版としてその登録を制限している.Swoosh ID(メンバーシップNFT)の発行数は37万に迫る規模になっていました。3月末時点では32万ほどだったので3ヶ月で5万アカウン

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          Web3 x ロイヤリティプログラムに取り組む海外スタートアップ(中編)

          前回ご紹介したFORUM3とHANGに続き、今回も注目の2社をご紹介したいと思います。今日取り上げる2社は、元Consensysのディレクターが立ち上げた3mintと、元High Alphaのディレクターが立ち上げたHolderの2社です。 大きくはロイヤリティプログラムという枠組みに入ると思いますが、どちらもまた少しずつ違ったアプローチで興味深いのでぜひご覧ください。 3mint 創業メンバー Tom Borgers氏(CEO、元ConsensysのDirector

          Web3 x ロイヤリティプログラムに取り組む海外スタートアップ(中編)

          Web3 x ロイヤリティプログラムに取り組む海外スタートアップ(前編)

          これまでスターバックスやNIKEなどの取り組みをご紹介してきましたが、今回はそうしたWeb3を活用したロイヤリティプログラムを提供したいと考える企業に対してソリューションを提供しているスタートアップを3回に分けてご紹介していきたいと思います。 これからの3回で取り上げるのは2021年から2022年までに創業された6社。まだどこも創業から間も無く情報も限定的ですが、元スタバCDOが創業したスタートアップや人気YoutuberのMr BeastやAllbirdsなどの人気D2C

          Web3 x ロイヤリティプログラムに取り組む海外スタートアップ(前編)