マガジンのカバー画像

光のかめれおん

5
光を当てて鑑賞する絵画作品です
運営しているクリエイター

記事一覧

生命を製造する人々から学ぶ《私たちの由来》

生命を製造する人々から学ぶ《私たちの由来》



渡邉帆南美 Honami Watanabe

《私たちの由来》2020年/鉛筆・インク/210×297mm/紙 

ポール・ゴーギャンの油絵作品《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》は非常に有名で、そのタイトルの言葉だけでも聞いたことがあるという方はたくさんいるだろう。

まさにこのタイトルのように、私たちは日々の生活のなかで、ふとした瞬間に自分は何処から生まれてき

もっとみる
ちょうどいい間合いとは《ソーシャルディスタンス》

ちょうどいい間合いとは《ソーシャルディスタンス》



渡邉帆南美 Honami Watanabe

《ソーシャルディスタンス(ソーシャルディスタンシング)》2020年/ペン・インク/210×297/紙 

今、私は一人、自宅近所のお気に入りの公園で、この文章を書いている。季節は初夏なだけあって、近頃は日が長くなった。18時半という時刻でも子供も大人もボール遊びをしたり、少し離れたところからは心地のいいアコースティックギターを奏でながら歌っている人

もっとみる
渡邉帆南美 個展 「歌と光の記憶」 恵文社一乗寺店:2019.06.15

渡邉帆南美 個展 「歌と光の記憶」 恵文社一乗寺店:2019.06.15



2019年6月に開催した個展の様子です。

上記のように「一乗寺の書店には別の世界へと続く入口がある」という物語を世界観として、実際に京都市左京区の一乗寺の書店で個展を開催しました。文章の内容は下記のリンクをご覧ください。

書店に行くとまだかつて見たことのない世界観に出会えるのではないかと思い、いつもワクワクします。そこに何か未知の世界があったなら、それほど興奮することはありません。

会場

もっとみる
大阪市立美術館 「2019・ZERO展」大阪府知事賞受賞 : 2019.02.26-03.03

大阪市立美術館 「2019・ZERO展」大阪府知事賞受賞 : 2019.02.26-03.03

過去の展覧会のご紹介です。

一見何もないところ、普段目にも止めてえいない様な日常に何か見落としがあるのかもしれない。その様な重いから、一見無地のキャンバスに電灯を当てて鑑賞する作品を作りました。

《裸》2019年/キャンバス F100号(1300×1620mm)

初めての公募展出品にて、初めてF100号を描きました。

光が反射するのでうまく撮影できませんでしたが、全体像はこの様になっていま

もっとみる
渡邉帆南美 個展 「光の夢」 THE TERMINAL KYOTO:2019.01.07-01.31

渡邉帆南美 個展 「光の夢」 THE TERMINAL KYOTO:2019.01.07-01.31



この様なコンセプトで展示をしました。

過去の個展風景のご紹介です。この時はインフルエンザにかかったかで、休養を取るしかなく、とても大変だった記憶があります。初めての素敵な町家での展示に心踊っていたので、少し遅い展示開始となり残念ではありましたが、のちに違う展示で「渡邉さんの展示以前も見ましたよ!」と声をかけてくださった方がいらっしゃいまして、それがこの展示でした。ちゃんと覚えてくださって感激

もっとみる