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詩のような一言

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詩ほど、完璧ではないが、一言と言ってしまうには飾りすぎている言葉たちです。
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たぶん、きっと、繋がれた。
繋げようとすれば。

それでも、しようとしなかったのは
自然に繋がってる。繋がらなければならない運命のようなものの存在を信じていたから。

今も、わたしは信じてる

目を瞑ると聞こえてくる。
かつての甘い声。優しく私を呼ぶ甘い声。

止まっているのはわたしだけ。
でも、追い抜かれてはいない。

前に進むことだけが人生ではないから

わたしの手を強く、だれよりも強く握ったあの人は
暗くて、ひとりぼっちの小宇宙でわたしを離した。
影も残さず、綺麗に消えた。
ただ、美しい思い出と愛だけを残して。

踏んで蹴散らしたいその美しい思い出を、大事に、大切に、抱えながら
わたしはきっとこれからも
生きていくのだろう。

消えてなくなる気がした
もう会わない気がした
でも、愛だけは残る気がした

結ぶもの

結ぶもの

あの頃あんなに仲の良かったあの子と
疎遠になりつつある。
私たちを結ぶものがだんだんと減っていき、
今では何が私たちを結ぶのか。
何もないなんてこと無いように願いながら
たまに、ふと考えている。
離れるのならそれもまた運命なのか、と。

幻想だって居場所でしょ
現実逃避だとしても生きる術だから

生理が早く来るほどの恋は、初めてだった。