妄想非科学のウエイトトレーニング

(素人考えでは)科学的な解明はまだ先になりそうなウエイトトレーニング、解剖学、生理学、…

妄想非科学のウエイトトレーニング

(素人考えでは)科学的な解明はまだ先になりそうなウエイトトレーニング、解剖学、生理学、医学、、、などの(???)を呟きます。

最近の記事

不安定系のベンチプレス?①

手幅を狭く持つとベンチプレスは(個人差がありそうだが、胸まで下ろすのが相当に困難になり、その代わりに)より高い位置までバーを差し上げることができる、、、 、、、という以上に、手幅を狭くした結果、バーが落下しない為の支えとなるグリップの位置(支点)から、バーのウエイトの本体となるプレート(本当はバーそのものにも重さがあるけど、プレートの位置が概ね力点と言って良いか?作用点か?)までの距離が長くなることでバーを水平に保つことの難易度が一気に引き上がる。 そのことでバーが回転し

    • 下げないペンチプレス③

      手幅を普通の広さから狭い方に変化させるとバーに回転しようとするチカラが発生して、それが別世界という話をする前に、事前に頭で考えた(差)について記しておきましょう。 あらかじめ、以下のようなことも理屈としては成り立つのか?みたいなことも考えはしました。 重量の軽い状態で試しの動作をした感じでは、普通の広い手幅でバーが上下する距離は、実際には20センチかそこらだと思いますが、それを10とするなら、手幅を狭く変えると、同じ距離を動かすのが難しく、せいぜい半分の5(実際の距離では

      • 下げないペンチプレス②

        何が起こるかわからないので、念のためにバーにオモリのプレートを装着しない状態で動作確認しているだけでは、(元々のバーを設置する高さを普通のベンチプレスの時より高くしないと動作しづらい)くらいしか思わないのですが、いざプレートを装着して、バーを持ち上げると慣れ親しんだのとは、かなり異なるフィーリングがあります。 絵の中では、アームと表現しましたが、バーを支えている自分の手と負荷の重みの主役であるバーまでの距離が、普通のベンチプレスと比べて、倍とまでは言わないまでも何割か長くな

        • 下げないペンチプレス①

          前回までの続きでもあるけど、それとは独立でも成立するように記していきましょう。 胸に触れるまで下ろすのが普通のペンチプレスとして、そもそも下げることを主眼に置かずに、例えば、なるべく高い地点まで推し挙げるみたいな発想のペンチプレスを指向してみたら、何が別の世界観が広がってたりするのではないだろうか? そんな話。 とりあえず重さをセットせずにバーそのものの重さ(通常20キロか15キロ)だけで、動作してみると、、、 胸に触れる動作のために広く手幅を取る場合となるべく高く挙

          (普通のベンチプレス)その4

          手幅を狭くするのを試そうとして、まず実感するのは、いわゆる(普通のベンチ)をするための設定がそもそも低いということ。 バーがセットしている場所が低くて逆に不自由を感じるので、少し高くセットし直してみたりする。 何が起こるかわからないのでプレートは付けずにバーの重さだけで、狭い手幅で扱えるセッティングを決めて、いざ、ウエイトのプレートをセット。 あらかじめ言っておくと、ご自分で試す場合、ここはあえて少なすぎるプレートからスタートすることを勧めます。 、、、というのも、手

          (普通のベンチプレス)その3

          胸まで下げるを前提にして失われる、とすぐに想像できるのは、その代わりバーを高く持ち上げる高さを失うことになる、ということ。 実際に絵にしてみると、両肩の関節、両手のバーを握る位置が作る四角形の四つの角が直角になるような手幅で持つとバーを最大まで持ち上げた時により高くなるにはなる。 しかし、中学だか高校だかの三角関数で計算するみたいな両腕の長さの先のちょっとした角度の生むわずかな高さであって、移動するきよりが関係するなら、下げた方がより運動として優れている?みたいなことも考

          (普通のベンチプレス)その2

          さて、前回のイラストの矛盾点は、高く上げた時と胸まで下げた時で手幅が異なっていて、一連の動作としては成立しない、というコトでした。 人それぞれで手幅が異なるのは当たり前だとして、平均的な普通のよく見るベンチプレスの手幅は、概して広い、というのは事実だと思うのです。 ベンチプレスが一直線のバーを持って行うという仕組みである以上、肘の可動域だけでは、胸まで下ろし切るとこは事実上不可能で、肩や手首の可動域も必要で、その上で人それぞれに、ある程度の手幅の広さが必要になるというコト

          普通のベンチプレスというモノがあるとして、何が普通か?

          一度、始めたnoteでしたが、すぐに放置状態に、、、文字で綴るのは良いのだけど、何とか目で見える絵的なモノがないと、書いている自分がつまらない、、、となってしまいました。 ユーチューバーになるつもりもなく、何とか簡単な絵が描けないかな?と少しトライしてみたら、何とかなる道があるかもしれない、ということで、それをとっかかりにして、再トライしてみようかと。 ということで、とりあえず(絵にしやすい)という理由で、代表的なウエイトトレーニングのベンチプレスについて考えてみようと思

          普通のベンチプレスというモノがあるとして、何が普通か?

          ミオシンとアクチンの架橋について軽い妄想(筋肉がつる)というのは筋肉内のカルシウムの搬送エラー??

          さて、前述の通り、筋肉細胞の本質と言える筋原繊維内に(平時にはその隣にある筋小胞体に格納されている)カルシウムイオンが流れ込んでくると、その存在がアクチンに絡みついているトロポニンが形状変化を起こし、ミオシン頭部とアクチン親和部に架橋が形成され、普段は繋がっていない箇所が結び合うこのチカラこそが筋力だ、ということになる。 それぞれの反応のドミノの仕組みを細かく見る前にこの(ミオシン頭部とアクチン親和部の架橋)について少し妄想してみようと思う。いちいち長いので、このエピソード

          ミオシンとアクチンの架橋について軽い妄想(筋肉がつる)というのは筋肉内のカルシウムの搬送エラー??

          筋細胞内の生化学?(筋力発揮のポンチ絵②)

          筋肉細胞の中でミオシンがアクチンに食いつくために起きていると言われている生化学の反応の前提になる物質どうしの反応を先に見ておきましょう。 (カルシウムイオンとトロポニンC) カルシウムイオンはトロポニンCに引っ付く性質があるそうです。つまり、小胞体のドアが、開くとその誘引力で小胞体から筋繊維に向かって吸い出される、というような挙動をする。 ドアを全開にするとか、半開きにするとかの調節は別の機序でなされるが、開いた分だけ、カルシウムイオンがトロポニンCに吸い付く。 (ミオシ

          筋細胞内の生化学?(筋力発揮のポンチ絵②)

          筋力発揮のポンチ絵①

          生理学とか医学書で解説される筋力の発揮の機序を最低限程度の専門用語で書こうとするとこんな感じになるのだろう?ということをノートに書いてみた。 小学生の使うノートの見開きに収まる程度。使った用語は、アクチン、ミオシン、トロポミオシン、運動神経、筋小胞体、カルシウムイオン、、、くらいか? 細かいことは改めて後から参考文献で見たことを記すとして、先に概略を話すでよいと思う。 それでも長くなるので、まずは最低限の構造から。 筋肉の主成分はミオシンという太い繊維(フィラメント)

          筋肉の種類

          一概に筋肉といってもウエイトトレーニングで鍛えるような筋肉は(骨格筋)という種類の筋肉で、他にも幾つかある筋肉の一種類にすぎない。素人が本を読むなりして考えを深めることができるのは主に骨格筋で、私の興味のあるのも骨格筋なので、このノートでは断りがなければ筋肉といえば、骨格筋のことを話すことにしましょう。 大まかにいえば、関節で自由に曲がるように繋がった2つの骨の関節のこっちとそっちを筋肉が跨いで繋いでいて、その筋肉が短くなりながら硬くなったり、緩んだりすることで、関節の角度

          参考文献

          科学の向こう側の話を妄想、、、などど大仰なことをいっても、医学とか生理学の本を読み漁ったのは、昔のことですし、(元々アテにしていたものがあるにしても)こうして色々書くには何か参考文献が欲しいな、と探していて、そして見つかったのですが、今度はそれを読んでいて時間が経ってしまいました。 先に、ここからしばらくの生理学、解剖学の知識の拠り所にすることになる主な文献を紹介しておきます(都度、付記するつもりではありますが)。 カラー図解 人体の正常構造と機能(X 運動器)/坂井建雄

          図書館にて

          図書館に立ち寄って書架にある広辞苑(第七版、2018年第一刷)で、「筋トレ」の項目を探すと、きっぱりと「筋力トレーニングの略」であると言い切ってくれている。「筋力の強化を図るトレーニング」のことだそうだ。少しページを後ろに下って、「筋力」は、(筋肉の力)ということだ。 これでは、互訓みたいなものだ、とツッコミたくもなるのだが、その代わり、筋肉の項目が、科学的な記載になっている。皮膚をめくった下に並んでいる具体的な筋肉を示しつつ、動物の運動を司る組織、云々、、、などと説明して

          (筋トレ)という言葉がありますが、省略せずに言うなら、何トレーニング?

          趣味のようにジムに行ってトレーニングをするようになって久しい。 ジムは何をする場所?と問うと、何割かの日本人は(筋トレをしに行く)というような回答ではなかろうか? 私自身は、ある時期に(今回は敢えて使うが)『筋トレ』という用語を避けて通るようになった。他人が使うのはそれはそれとして受け入れるが、自分ではわざわざ「筋トレ」とはいわずに、(トレーニング)とか、もっとマニア同士の会話では(ウエイト)などという。 『筋トレ』という表現では、その指し示すモノコトの輪郭がぼやけてい

          (筋トレ)という言葉がありますが、省略せずに言うなら、何トレーニング?