見出し画像

筋力発揮のポンチ絵①

生理学とか医学書で解説される筋力の発揮の機序を最低限程度の専門用語で書こうとするとこんな感じになるのだろう?ということをノートに書いてみた。

小学生の使うノートの見開きに収まる程度。使った用語は、アクチン、ミオシン、トロポミオシン、運動神経、筋小胞体、カルシウムイオン、、、くらいか?

細かいことは改めて後から参考文献で見たことを記すとして、先に概略を話すでよいと思う。

それでも長くなるので、まずは最低限の構造から。

筋肉の主成分はミオシンという太い繊維(フィラメント)とアクチンにトロポミオシンが巻きついた細い繊維(フィラメント)で出来ている。

規則正しく互い違いに並んでいて、お互いの間を行き来することができるのが筋肉が緩んでいる状態。

或るきっかけでミオシンがアクチンを手繰り寄せながら食いつくような挙動を起こし結びつく時に筋力が発生するという説明がなされていて、筋肉の滑り説とか滑走理論などと呼ばれる。

その説明に必要な要素だけまず取り出してみる。

まず、筋繊維のすぐ外にある袋(筋小胞体)があり、そこにはカルシウムイオンが格納されている。筋繊維とのあいだにはカルシウムが通れる穴があるが、普段は閉じている。

ミオシンは、ゴルフのクラブのヘッドを少しずつずらして、シャフトをよじって繋げたような形をしていて、このゴルフクラブのヘッド状の部位(ミオシン頭部)が、条件が揃うとアクチンに食いつく機能をもつ。

アクチンには、ミオシン頭部との親和部(面倒なので、しばらく、この説明では単に「親和部」)があり、そのままだと、ミオシン頭部に食い付かれるが、螺旋状にアクチンを取り巻くトロポミオシン上のトロポニンCという分子が、ちょうど新和部の前にあって、蓋の役割をしている。

多分、最低限の筋力発揮の説明は、この程度で、できるので、続いて、その話を次のノートで。

アクチンは筋繊維内のZ線と呼ばれる部分に繋がっているとか、ミオシンはM線とか、Z線とZ線の間のユニットを筋節といい、その基本的な距離も解明されている、とか、面白い話はたくさん有るのだけど、そういうのをするのは多分、先の先。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?