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下げないペンチプレス②

何が起こるかわからないので、念のためにバーにオモリのプレートを装着しない状態で動作確認しているだけでは、(元々のバーを設置する高さを普通のベンチプレスの時より高くしないと動作しづらい)くらいしか思わないのですが、いざプレートを装着して、バーを持ち上げると慣れ親しんだのとは、かなり異なるフィーリングがあります。

絵の中では、アームと表現しましたが、バーを支えている自分の手と負荷の重みの主役であるバーまでの距離が、普通のベンチプレスと比べて、倍とまでは言わないまでも何割か長くなってみると、少しの動きでのわずかなバーの傾きの変化などが、バーそのものの自由な回転などの動きをもたらし、支えている本人は、そのわずかな動きを制御することが必要になります。

手幅を広くすると無視するほどに小さくできるバーの暴れにも対処しなくてはならなくるのは、トレーニングとしては、プラスの面もマイナスの面もあるとは思いますが、前向きに捉えるなら、手幅が広くては感じられない何かがあるのは良いことと言うこともできるでしょう。

また、普通のベンチプレスでは、台に体を載せて、足は床から離して、上半身のチカラだけで持ち上げるような動作を敢えてすることもありますが、バーが風車のように回転しようとするのを制御しようと思ったら、足は必ず床に付けて踏ん張らないと台から転げ落ちて、バーも放り投げてしまうような強烈な回転負荷があります。

これに踏ん張って持ち堪える動作をするにつけ、足の踏ん張り〜腹周りの緊張〜胸の筋力発揮、、、みたいな各部位の協調関係みたいなものも実感できます。

、、、など、を感じられて、私はすぐにこのやり方が好きになりました。

(つづく)

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