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下げないペンチプレス③

手幅を普通の広さから狭い方に変化させるとバーに回転しようとするチカラが発生して、それが別世界という話をする前に、事前に頭で考えた(差)について記しておきましょう。

あらかじめ、以下のようなことも理屈としては成り立つのか?みたいなことも考えはしました。

重量の軽い状態で試しの動作をした感じでは、普通の広い手幅でバーが上下する距離は、実際には20センチかそこらだと思いますが、それを10とするなら、手幅を狭く変えると、同じ距離を動かすのが難しく、せいぜい半分の5(実際の距離ではおそらく10センチもないくらい)くらいしか移動できない?みたいなことを考えていました。

正確な知識はないのであやふやですが、物理の授業で習うような、(負荷・チカラ)×(移動距離)で表すような、(仕事?)のような概念では、移動距離が短いのであれば、回数で挽回するか、あるいは、扱う重量を変えればそれで良いのか?みたいなことも考えなかったわけではないのです。

実際にやってみても、胸につけるベンチプレスで100キロがどうにかこうにか、みたいな実力だった私にとって、手幅の狭いベンチプレスでは、100キロは限界よりはるかに手前で、距離こそ短くても10回の上げ下げで燃え尽きるようなことは全くありませんでした。

このことはまた回を改めて、意味を考えたいと思いますが、このような経験を通じて、(重さ)×(回数)でトレーニングの強度を図ることに疑問を感じるようになっていく初期の経験として重要だったかもしれません。

(つづく)

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