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参考文献

科学の向こう側の話を妄想、、、などど大仰なことをいっても、医学とか生理学の本を読み漁ったのは、昔のことですし、(元々アテにしていたものがあるにしても)こうして色々書くには何か参考文献が欲しいな、と探していて、そして見つかったのですが、今度はそれを読んでいて時間が経ってしまいました。

先に、ここからしばらくの生理学、解剖学の知識の拠り所にすることになる主な文献を紹介しておきます(都度、付記するつもりではありますが)。

カラー図解 人体の正常構造と機能(X 運動器)/坂井建雄ほか/日本医事新報社/
2017年(第3版) 
数年前の時点で最も美しかった解剖学の分厚い本(プロメテウス版アトラス)の監訳でもお名前が先頭に出ている坂井先生が監修している人体の知識本。この本は昔から読んで持ってもいたので、元々コレをネタにして記事にすれば良い、と踏んでいましたが、近年、データ版とかテーマ別分冊化などあり、図書館にあったので借りて、読み直しました。内容に大きなアップデートがあるのかどうかは定かではありませんけど。

そしてもう一冊(上下巻の二冊)。

数理生理学(上 細胞生理学・下 システム生理学)/日本評論社/James Keener, James Sneyd著、中垣俊之 監訳/日本評論社/2005年

細胞の中の生理反応を説明している本がないか探していて、この本に出会いました。率直にいって、記載されている数式は全く理解できないのですが、生理学を数学で考える、という発想が大変面白く、解らないなりに読んでいて時間がかかってしまいました。

何がどう面白い、といのを文章で説明するもの難しく、ここで学んだ(と私自身は思っている)ことを説明する場面が来たら書きたいと思いますが、条件を少しずつ変化させるなどして得る実験データを数式でどうすれば表現できるか、実験と数式の両面から検討すると、Aという機構とBという機構が、Cという関係をもって機能している、、、みたいなことが、(数学がわからなくてもギリギリなんとかわかる)ように説明してくれています。全部読んだわけではありませんが、HodgkinとHuxleyの運動神経のシナプスについてのノーベル賞(1963年)に至る経緯の説明が、読んでしばらくすると、再び忘れていますが、大変面白かった。

ということで、改めて週イチもしくは二週間にイチくらいの頻度では何か書いてきたいと思います。また何をきっかけにつまづくかわかりませんが。

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