筋肉の種類

一概に筋肉といってもウエイトトレーニングで鍛えるような筋肉は(骨格筋)という種類の筋肉で、他にも幾つかある筋肉の一種類にすぎない。素人が本を読むなりして考えを深めることができるのは主に骨格筋で、私の興味のあるのも骨格筋なので、このノートでは断りがなければ筋肉といえば、骨格筋のことを話すことにしましょう。

大まかにいえば、関節で自由に曲がるように繋がった2つの骨の関節のこっちとそっちを筋肉が跨いで繋いでいて、その筋肉が短くなりながら硬くなったり、緩んだりすることで、関節の角度を変化させたり、角度を固定させたり、、、それが骨格筋の主なはたらき。

表情筋みたいに、皮膚に繋がっているみたいな少し異なるものもありますけど。

後で細かく見ることにしますが、骨格筋は、異なる種類の繊維状の組織を主成分としていて、平時(筋肉が緩んでいる時)には、繊維同士はひらひらたなびいているような構造なのが、力を発揮する場面(筋肉が固まっている時)では、繊維間に生理的反応が起きて、繊維同士が引き寄せあいながら、噛み付くことで繊維の長さを変化せながら張力を生む。

一般によく見られる筋肉の分類は、
・骨格筋
・心筋
・平滑筋
という3つに分けるパターン。

心筋は、心臓の筋肉。筋肉自体が袋になっていて、ポンプの役割をする。

それ自体、重要度の高い研究対象だからか、かなり細かいことも研究されていて、骨格筋と類似の点、異なる点、それぞれに面白いことが少なくない(ので、話が煮詰まったら、その話もするかもしれない)。

心筋も、構成する繊維状の組織が弛緩と緊張を繰り返す点で骨格筋とよく似ているが、骨格筋以上に強い収縮力と確実に正確にペースを維持し収縮を実現するための独自の仕組みを有している、

骨格筋や心筋以外に存在する筋肉としては、血管壁や内臓壁の細胞も筋肉でできていて、これらが平滑筋に分類される。平滑筋は、心筋や骨格筋ほどの収縮力を必要とせず繊維の並びの規則性がまばらで、という一般的な特徴があるが、存在する部位によって生理的な機能は多種多様とのことでここでは完全にスルーする。

繊維の規則正しく配列されている心筋や骨格筋では、その繊維の並んでいる様子が顕微鏡で見ると模様に見えることから横紋筋などとも呼ばれる。

横紋がどのように構成されていて、それがどのように働くことで筋力になるのか、については、分かっていることも多いので、その中身についても踏まえて考えていくことにしたい。

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