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月刊 さわいはじめ 2024年3月

■ 仕事

【私が原稿を書いた雑誌が発売されました】

TVステーション6号(3月6日・水発売)

▽ 春のシンバン!
  「爆上戦隊ブンブンジャー」
 井内悠陽、葉山侑樹、鈴木美羽、齋藤璃佑、相馬理 インタビュー
▽ Pick up Drama「不適切にもほどがある!」
 ~解説してみちゃダメですか?~
▽ ドラマのヒットメーカーに聞く
 「脚本・黒岩勉『グレイトギフト』」
▽ CM調査隊が行く!
 (アサヒビール「アサヒスタイルフリー<生>」 / バナナマン)
 (三井住友カード「Olive」 / 吉高由里子、北村匠海、岡崎体育)
 (ソフトバンク「ペイトク」/ 中居正広、上戸彩、樋口可南子)

TVステーション7号(3月19日・火発売)

▽ 裏ネタFinal 制作秘話&気になる最終盤をプロデューサーに直撃
 「不適切にもほどがある!」
▽ 春ドラマ相関図
 「イップス」
 「ACMA:GAME」
▽ CM調査隊が行く!
 (サントリー「伊右衛門 / 堺雅人、古川琴音)
 (湖池屋「スコーン」 / 中島健人)

ダ・ヴィンチ 4月号(2月6日・ 発売)

▽ カルチャー ダ・ヴィンチ「お笑い」ページ
 サルゴリラ
 単独ライブ「カレー&ラーメン2」について
▽ その道のプロに聞く ダ・ヴィンチ なんでもランキング
 音楽を楽しむプロ みの さん インタビュー記事
 「深堀するって面白い 日本と世界の音楽を楽しむ本」
▽ 電子書籍の沼にハマって眠れない!!
 まんが王国 寺村和馬さん、中村紀貴さん インタビュー記事


◆ 執筆&取材 はみだしメモ

ダ・ヴィンチなんでもランキングで取材した音楽評論家・みのさんの新著「にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史」が素晴らしかった。明治期になぜ日本に「ドレミ」が持ち込まれたのか、令和の音楽シーンなど、時代ごとの特徴や移り変わりが簡潔に紹介されている。80年代のインディーズカルチャーやバンドブームにも触れられていたのには恐れ入った。

90年代の考察として、西洋からの借り物だったロックが日本に根付き、オリジナルな作品が生まれるようになったことを「ロックが土着化した」と考察している点も絶妙だ。私自身、土着化が進むまっただなかで日本産のロックにハマった自覚があるし、当時は本気でロックバンドで活動していたので少しは土着化に貢献した自負がある。正直、日本生まれのロックにコンプレックスを感じた時期もあった。でも、当時日本で生まれたロックが「土着化した日本特有の作品なのだ」と考えると誇りが持てる。本書での、みのさんの考察と言葉選びのウマさに唸らされました。

【副業:AV点検】

知人づてに紹介されて、大学や企業のAV機器を点検するお仕事をさせていただきました。現場を仕切るリーダーから指示を受け、プロジェクター、スクリーン、パソコン、プレーヤー、コントロールシステム、ワイヤレスマイクなどなどが設置されている部屋を回って、動作をチェックしていく、というのがお仕事。不具合のある機材が見つかった場合は、その状況を報告していきます。「こんな仕事があるのだな」と感心すると同時に、「よく考えたらこういう仕事がなければ、困る人もいるよな」と、仕事のやりがいに気付かされました。
大勢の学生や社員を部屋に集め、「さて講義を始めます」「みんなに見てもらいたい映像があります」といった場面で、機材が作動しないのでは話にならなりません。機器を使う人たちと、そこに集まる人たちが、無駄な時間を過ごさずに済むようにする、ーーと考えながら機器の点検をしていくのは、思いのほかワクワクできる体験でした。学食で食べるお昼ご飯も、基本的に在宅ワークの私にとっては新鮮でした。


■ 趣味、気付きや学び

【音楽活動】

▽  3月10日(日)、サンバ楽器を使って、歌謡曲やロックをカバーしているアコースティックバンド「ASADO ASAKAWA」で、メンバーのまさやくん主催の「昼の世界」と銘打たれたパーティーで演奏しました(会場は八王子駅南口のBAR世界)。お店が営業していない昼間の時間帯に、まさやくんの友人やお店の常連さんたちが集まるなか、約30分のライブを2本、選曲を変えながらやらせてもらいました。集まった皆さんの和やかな雰囲気に助けられ、終始楽しく演奏できました。


▽  ASADO ASAKAWAで「昼の世界」に出演したあとは横浜に移動。所属しているサンバチーム「サウーヂ」のイベントで打楽器隊の一員として生演奏に参加しました。この日は、2024年のハイーニャ・ヂ・バテリア(打楽器隊の象徴的存在を務める“女王ダンサー”)を決定する大切なイベント。われわれの生演奏でパフォーマンスを披露した候補者のなかから投票でハイーニャが決まるため、ショボい演奏をするわけにはいかず、なかなかの緊張感でした。とはいえ、候補者たちのパフォーマンスを同じステージ上で感じられたことは、ものすごく幸せでした!


▽  20代の頃、全国ツアーやCDリリースなどなど本気で活動していたロックバンド「TRANSE(トランス)」が、今年7月13日(土)にライブをやることに。会場は両国サンライズ(昼の部)。メンバー5人でそろってステージに立つのは、2003年12月の活動休止後、2008年に1度ライブをやって以来14年ぶり。ライブに向けて3月中旬に5人でスタジオに入りました。5人がそろったのは13年ぶりらしい。本番向けて、思い出さなければいけないことはたくさんあれど、随所で演奏がしっくりくる感覚があり「そうそう、この感じ!」とワクワクしながらリハーサルできました。本番が楽しみ!


【2024年2月の見たり聞いたり】

▽  昨秋から、妻が取り組んでる唄三線のマンスリーライブを今月も鑑賞。毎月のようにレパートリーを増やしながら、趣向を凝らしたライブを重ねていく妻から、一ミュージシャンとしてい刺激をもらっています。というか、もらいっぱなしです。恒例のコラボコーナーには、ラテンパーカッション奏者のCOPAちゃんが登場。COPAちゃんは、妻が通っている三線教室の仲間で、2年前にも共演歴があるためアンサンブルも安定していて聞きごたえも抜群でした。


▽  3月に見たYouTube動画のなかで、個人的に一番グッときたのは鬼越トマホーク喧嘩チャンネルで配信された「【博で2時間】東京NSC最高傑作であるロバートは如何にして生まれたのか?人に流されてきた"最高の凡人"山本博の半生を聞けば全てわかる【鬼越トマホーク】」でした。ロバートは、20数年前は「はねるのトびら」で見てからずっと大好きで、秋山さんもすごいけど、実は山本さんも相当面白いと思っています。そんな山本さんの半生を掘り下げたのがこの動画。鬼越2人が聞き上手なこともあって、山本さんの歩みを知ることができました。

山本さんが、駆け出し時代に八王子に住んでいたことを今回初めて知って、以前にも増して親近感がアップ。トリオ誕生にいたる経緯や、ロバートのコントの構造に関する山本さん視点の裏話など、ファンにはたまらない話に加えて、上京時のお父さんとの逸話やボクシング挑戦時の話など、胸が熱くなる話も。とにかく満足度の高い動画でした。
 見る前は「動画、2時間もあるの?」と思ったけど、この内容なら大満足。コメント欄に「映画一本見たかのような満足感」みたいな書き込みに同意です。 


▽  J:comをザッピング中に、チャンネルNECOで映画「太陽を盗んだ男」が放送されていることに気付き、途中から最後まで見入ってしましました。個人的に、世界中で一番好きな映画です。スリリングかつアナーキー、現代だったら絶対に撮れないゲリラ映像の数々、主演・沢田研二、ヒロイン・池上季実子、刑事・菅原文太の圧倒的な存在感など、何度見ても圧巻である。

作中には、沢田さんが演じる城戸が「あんたはただの犬だ」と文太さんが演じる山下刑事を罵るシーンがある。山下刑事は「ああ、俺は犬だ!」と言い返すわけだが、漫画「ONE PIECE」に登場する文太さんをモデルにしたと思しき「サカズキ」というキャラクターのあだ名は「赤犬」である。太陽を盗んだ男のセリフが、赤犬の元になっているのだろうか。だとしたら、なかなかに心憎い。


▽  先月から追いかけ始めた、アラサー女子が過去の特撮やアニメを見て仮想を語るYouTubeチャンネル「MOM団」が、先ごろ“ファーストガンダム”の全話視聴を達成。それに先立ち、私は「次はZガンダムを視聴するのかな?」と予測し、U-NEXTで機動戦士Zガンダムの試聴を始めて見ました。余裕がある日に1~2話ずつ、ポツポツと。年齢を重ねたからか、以前見た時とはだいぶ印象が違い、思いがけず新鮮な気持ちで見られています。誰かと語り合いたい。


【雑多なアレコレ】

ラランドのYouTubeを見ていたら、いきなり住んでいる町の名前が出てきて不意過ぎてビックリ(2分40秒あたり)。サーヤさんの生まれ育った町だけに、そんなこともあるよね、という。動画自体は、X(旧Twitter)についてのエッジの効いた批評なのですが、同じ時期に他のYouTube動画でも似たような意見を見聞きしましたし、私も少し前から感じていたことばかりだったので、非常に心に残りました。

そして、サーヤさんたちが「いまはThreadsの方が心地よい」と語っていたので、私もお試しがてらにちょこちょことThreadsに投稿しております。確かに、どうでもいいことを投稿しやすいかも。昔はTwitterもこういう空気だったのにな、とも。


▽  秘密結社コヤミナティに出演した千原せいじさんの言葉が心に刺さりました。発言は9分30秒あたりから。

せいじさんの発言を要約すると < 何が面白いとか、面白くないとか、好きに言いたいんだったら、月に1本は映画を観よう。月に一冊は本を読もう。月に1枚は音楽のアルバムをダウンロードして聞こう。それができたら他人を評価していいことにしよう。あとできればお芝居も1本見よう。たいして情報を持ってない状態では、物の価値なんて判断できないでしょ > という内容。これは同感であると同時に、意外とできていない自分が恥ずかしい。確実にクリアしているのは本だけ。昔はむさぼるように味わっていた音楽と映画はいまやときどきだし、お芝居は元から縁遠い。ライターとして、また、音楽やそのほかの表現者として生きていく上で、とてもくっきりとした指針を示していただいた気がしました。


▽  時折ネット上で話題に上がるMBTI診断。SNSで繋がりのある友人が「みんなはどんな結果?」と呼び掛けていたので、「前と変わってたりして?」と思いつつ久しぶりに診断してみたら、以前とまったく同じ結果「ENFP-T(広報運動家型)」でした。また診断を受けるのは面倒なので、メモ書きも兼ねて、ここに書き留めておきます。

嘘みたいな話ですが、ある解説サイトに「ENFPの強みを生かせる職業」としの筆頭にライターが挙げられていて、リアルにビックリさせられました。別の解説サイトに掲載されていた「ENFPあるあるビンゴ」も興味深い内容。遅刻はあんまりしないけど、ほとんど身に覚えがあります


■ エピローグ

昨年12月頃から2月にかけて、サンバ関係のスケジュールがバタついていましたが、3月はそれが落ち着いて、リフレッシュや今後に向けた仕込みに時間をかけられた印象があります。そういえば確定申告の資料づくりもしました(父が長年お世話になっている会計事務所さんに丸投げ)。

そんななか、前月に敢行を決意した「弾き語りライブ」に向けて準備を開始しました。心境や進捗を書き留めるマガジン弾き語り始めましたをnoteで作ってみました。ライブ当日に、内容をまとめた冊子をパンフレット代わりに配れたら面白いんじゃないかと、密かに計画中です(できるかな?)。


過去の「月刊 さわいはじめ」は ↓↓↓ こちら ↓↓↓ から。


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