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#小説

ご当地小説を書くために知っておきたい7つの覚え書き

ご当地小説を書くために知っておきたい7つの覚え書き

 よく質問されるのが

「ご当地小説の書き方が知りたい」

 わたしは他人から教わったことはないので、完璧に感覚で書いています。でも、書いてみて「難しい」や「大変」と思うこともあるので、その辺りをツラツラと覚え書きにすれば、誰かのお役に立てるのかも?
 創作論というよりも、「実際に書いてみて気づいたこと」や「役立ったこと」という感覚です。
 そんな気持ちでnoteを書きます。有料でいいと言われたの

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WEB小説におけるタイトルのつけ方

WEB小説といえば、長文タイトル、ストーリー説明タイトル、感情タイトルなど、独特のタイトルが目立ちますよね。

このページを開いた、小説作品をお持ちの作者さまへ。

タイトル=読者との出会いという点に注目した「タグから始めるWEB小説のタイトルのつけ方」を提案いたします。

・読みに来てほしい!
・満足してファンになってほしい!
・そのための読者さんに出会うタイトルがほしい!

この記事は、上記を

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突き抜けた物語を作ろう

突き抜けた物語を作ろう

悪くはないんだけど、なんだかパッとしないんだよな……。
物語に触れて、こんな感想を抱いたことのある人は多いのではないだろうか?

あなたは、人気の出る作品の本質を知っていますか?

平均点の作品に未来はない作品に必要なすべての要素を、まんべんなく及第点に達した作品と言うのは、じつは全然人気を得ることができない。

キャラはそれなりに立っている。
物語にもメリハリはあるし、文章表現も下手ではない。

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小説の鬼門、中だるみや説明シーンをどう乗り越えるか?

小説の鬼門、中だるみや説明シーンをどう乗り越えるか?

小説を書く人の悩みポイントというのは、驚くほど似通っている。

それはアマチュアでも、プロでも大きくは変わらない。
クライマックスや最初から書きたいというシーンはスラスラっと筆が動く。
あるいは、書き出しは得意という作家もいて、序盤もラクに書ける。

ところが、一度書きたいシーンを書き終えて、次の盛り上がるシーンにいたるまでの途中、ここが難しい。
とたんに筆が鈍り、そして描写もなんだかダラダラっと

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小説家の魅力的なキャラの作り方、教えます

小説家の魅力的なキャラの作り方、教えます

小説はキャラがすべてを決める、と言ってもけっして言い過ぎではありません。
誰がなにを考えて、どう行動したのか……。
その積み重なりが、物語の流れを決定づけるからです。

本当に心に残るクリエイティブな作品を思い返してください。
そこには魅力的なキャラが必ずいるはずです。

私の知るとある編集さんは、「キャラさえしっかり立てれる作家さんだったら、多少文章力が低くても安心して仕事が任せられる」と言って

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創ったものに対して自信がないという罪|肥前文俊

創ったものに対して自信がないという罪|肥前文俊

私は創作についてよく相談を受けるのだけれど、自分の作品に対して、どうしても自信が持てない人がいます。
あるいは、別の作品には自信満々だけれど、この作品はチョット……という人も。

これはものすごい問題だと、私自身は思っています。
というのも、自分の作った作品に対して自信が持てないのに、誰かに時間やお金といった対価を払ってもらいたいと思っているから。

あるいは、自分でも自信が持てない作品を、誰にも

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文章を上達するために、誰の声を指標にしたら良いのだろうか?

文章を上達するために、誰の声を指標にしたら良いのだろうか?

 成長するにはフィードバックが大事だ。
 特に指導に対して進んでいるスポーツの世界では、コーチの存在が当たり前になっている。フィードバックはビジネスでもコーチングやマネジメントといった言葉になって、非常に重要視されてきた。

 だけど、文章に関してはどうだろうか?
 文章は表現の多様性があり、一概に正解が決められない。
 だからか、人から評価を受けていると、基準点が曖昧なことに気付いてしまう。

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小説家になろうの異世界転生の転換

小説家になろうの異世界転生の転換

異世界転生は進化している

異世界転生が「小説家になろう」で流行りだしたのが、いつごろからなのかは私には分からない。

しかし、私が小説家になろうに登録した2014年頃には、すでに『異世界迷宮で奴隷ハーレムを』が累計1位だったため、それ以前から流行っていたのは間違いないと思う。

今現在でも、累計ランキングの作品を見てみると、その多くに異世界転生が含まれているのは、ご存知のとおりだ。

ところで、

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