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グルメサイトの社員が教える、メニューで悩んだ時のフレームワーク|ヒトサラ社員のリアルめし

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1. なぜ私がnoteに記事を書くのか
2. ラーメン屋さんでの出来事

こんにちは。金曜の志津です。
先週ようやく「富江」で有名なホラー漫画家の伊藤潤二先生のコミックを全て買い揃えました。ファンなんです。

このnoteではグルメメディア「ヒトサラ」の社員が、テーマに沿って定期的にグルメレポートを綴ります。

通常ヒトサラの食レポは、noteメンバーでもある郡司さんや東さんが所属している編集部の方々がプロライターとして書き綴ります(特にヒトサラは、優秀な編集部署があることをウリにしています)が、このnoteでは営業さんやデザイナーなど、ライティングを仕事としない社員も記事を書いてます。
ヒトサラnote部の部長である郡司さんは、そこに価値を見出しています。

グルメサイトを運営する社員に、本気で飲食店やその料理について語らせたら、生々しくて面白いものになるのではないか。

このnoteのアカウント「ヒトサラ社員のグルメ手帖」にはそんな狙いがあります。

そう。この隠謀実現のために、私たちnote部員は通常業務に加えて、ネタを漁り、お店に足を運んで、お腹を鳴らしながら写真を撮って、食レポを書かされているのです。「食べ物のお話をすることが大好き」というピュアな気持ちを利用した企みにまんまとハマっているのです。

note部を牛耳る郡司さんのイメージ
こんなに悪意感じるデフォルメをさせていただいていますが、実際は業後に卓球で遊ぶほど仲良しです。伊藤潤二先生のようにホラーにしてみたかっただけです。

でも書いてみると結構楽しい。

私志津は、入社当初は営業をやってました。ただコミュニケーション能力がアレだったので、デザイナーに転身しました。それほど語彙力や文才に関しては素人of素人です。
なので、月間1000万人が閲覧するnoteで自分の記事を晒すことは、羞恥の極みなのです。

しかしながら最近は、郡司さんからの「いいぞ、その調子だ…ヒヒヒ」というお褒めの言葉もあってか、自由&気楽に執筆でき、書くこと自体に楽しみを覚え始めています。

これぞリアル話。

そんな自分が大役金曜を担当するヒトサラグルメ手帖。ついに来週から他部署のゲストがポストする新しい企画が走ります。そこでまたクセの強い語りが蓄積されていき、部長の陰謀実現に近づくことになるでしょう。

引き続きヒトサラ社員のグルメ手帖をお楽しみください。


しづのz

郡司さん:「あれ、食レポは?」


おーっと!忘れてたぜwww

お店を紹介するグルメレポートでしたね。危ない危ない。書くのに夢中になると、タイトルや目的を忘れちゃうんですよね〜。ヒトサラの意味。いやーすみませんでした。

ご紹介したかったお店はこちら。

一寸星
東京都目黒区目黒1-4-15
煮干しラーメンと台湾まぜそばが有名なラーメン屋です。

私はこの「淡麗ラーメン」を気に入っています。スープは淡麗でさっぱりなのに、貝を含む魚介のウマミがたっぷりなのです。

そう、海汁案件。

海汁についてはこちら

ただ問題はメニュー数が多いということ。ラーメンだけでも濃厚と淡麗の2種類があり、つけ麺や台湾まぜそばもあります。「次こそは濃厚ラーメンを食べよう」と葛藤をもちながら行きつけていました。

そこで私は、ある大切な学びを思い出し、その葛藤を払拭することができました。
それは昔ドイツで活躍された哲学者ヘーゲルが提唱した弁証法というフレームワークです。
※諸説あり

弁証法とは、万物の変化や発展の過程を本質的に理解するための方法と言われ、現代でも多くの場面で利用されています。与野党とか、ヒーローヴィランとか。

弁証法の図解

要は、図のようなABCの三角関係のことです。
まず命題であるAがあり、Aに対立する存在Bが出てきます。AとBは切磋琢磨してお互いに高め合っていきます。そうして新しいもの(または状態)Cが生み出されるというのです。
この流れで、物事の変化や発展を考える方法が弁証法です。

身近な具体例ではこんなのも挙げられます。

Cの黒は、Aの黒と違う黒なんです!

見た目は同じですが、Cの髪色は「茶色を経た黒」という意味を持つ、ただの黒よりも高次元の黒なのです。弁証法に則って髪色が発展したケース。皆さまもこれと似た経験があると思います。それはただの足踏みではないんですよ。

時には私も、渾身の(見た目としての)デザインなのに素人から根拠ゼロのダメ出しを受けることもありますが、弁証法を思い出し、反対意見について再検討を行うようにしています。たとえ検討結果が同じ答えだったとしても、「こういう理由でデザインした」という理論武装ができ、デザインそのもののブラッシュアップにつながると考えるからです。
なのでデザイン戻しを確認している時は「弁証法弁証法弁証法…」と唱えながら震える拳を押さえつけています(←使い方違う)。

で話をラーメンに戻すと

いつもここの淡麗ラーメンが美味しくてよく食べるんですが、であれば濃厚も美味しくないはずがないと激しく悩んでいました。しかし、濃厚を食べたら食べたで「淡麗にしときゃよかった」という後悔にビビっていました。それくらい淡麗がウマすぎて、コンサバの牢獄に囚われていました。

そこで弁証法。
濃厚を食べてもハッピーエンドだと試算し、勇気を出して食べてみたのです。

率直に言うと、濃厚も美味しかった。
美味しかったのですが、淡麗を超えられませんでした…。だから一瞬ガッカリしたのは事実。次から食べるラーメンは淡麗でしょう。

しかしそれでいいのです。
次に食べる淡麗はいつも食べる淡麗とは次元が違うのです。

濃厚を経た淡麗なのです。

少なくとも淡麗は「もう悩まないで思い切って食べられるラーメン」に昇華しました。「明日が休みだから金曜に飲む酒は美味しい」でお馴染みのスパイスを得られました。

淡麗がもっと美味しくなる。
これが弁証法の高次元化による恩恵なのです。


要は、どっちも食えw


以上、ヒトサラ社員として、そんなグルメなお店の楽しみ方をオススメさせて頂きました。

引き続きヒトサラ社員のグルメ手帖をよろしくお願い致します。


しづのぞみ


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