仁美

やほー。私の感情の置き場だよ。なんでも書くよ、その時の私だよ。

仁美

やほー。私の感情の置き場だよ。なんでも書くよ、その時の私だよ。

最近の記事

生きながら死に近づく–AM2:54が過ぎて

Prelude第10回公演『AM2:54』、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。(表紙写真:Prelude 上野陽立) 無事終演したので、少し、私の気持ちをば。 毎回、出演した舞台が終わるたびに思うことなのですが、演劇を続けるのって多分物凄く難しいです。 今回の台本は、だからこそ、セリフひとつひとつが刺さりまくるもので、西村さんが伝えたいことを消化するのも自分の未熟さでは全部理解しきるのは難しいものだと思っていました。 (西村さんのあとがきは、みんな読んでくだ

    • 思考が止まらない日の、夜の話

      自分の人生で不利益だと思っていること、 思考を自分の意志でやめられないこと。 思考することは悪いことじゃない、それは知ってる。 他人より考えすぎるのは、何かを生み出そうとすることに比例してる、それにも気がついているから大丈夫。 そういうことじゃなくて、私が言いたいのは なんか、まじで結果それが不利益になってるってこと。 一つの事柄に対して思考が発生する頻度とか、派生する分岐点(?)の多さとか、それが全部必要な表現に消化されるわけでもないのに、思考を垂れ流して、SN

      • 光となれますように

        消えたい気持ちを生として消化する また息をしようと超えていく 光の筋を捉える 瞼を毛布で隠したその中で 私はまた夢をみる 誰にも分からない小さな少女 私の手を引きただ一心に進むのは あなたが生まれたばかりのところ 深く深く、空気と匂いを、沈むまで いつか

        • 今年の夏、ってやつ

          やあやあ、皆んな〜何をしているんだい。 久しぶりにちゃんと、noteを書くよ。 穂波さんに、龍村さんはnoteをちゃんと書こうって言われたから、ちゃんと書こう。 私の文章なんて誰も読んでないし、楽しみにもしてないとずっと思っているんだけど、時々会った人にnote読んでるよって言われる。 なんか、全部知られちゃってるみたいで、すごく恥ずかしくなんねん。 排気口新作公演「時に想像しあった人たち」も終演しました。 これは千秋楽の前日に書いているので、厳密には終演してない

        生きながら死に近づく–AM2:54が過ぎて

          夢遊

          生きてます。 でも、なんとかです。 寝ているし、ご飯も食べているし、外にも出ています。 人と話せているし、作り笑いじゃなく、ちゃんと笑っています。 でもこれでも頑張っているんだと思います。 一本の糸が切れ、 とめどなく溢れ続ける涙を止める術を私はまだ知りません。 携帯の電源を切り、間隔が短くなっていく呼吸と血が流れる脳に神経を巡らせて、ふらふらと歩きました。手にも足にも感覚が無くなっていくので、怖くなって、明かりのない部屋でひとり、何も考えずに横たわっていました

          頭が痛いので、最近のこと。

          あ〜頭が痛い、頭が痛い。頭が痛いとどうしてこうも何もできないのか。寝ていても悪夢を見るし、夢でもデスゲームに参加したりしていて、精神的に疲れる。何もしていない自分がゴミのよう。  去年、趣味程度に入っていたサークルがあって、先輩も優しいし、みんな共通の趣味があって話してて楽しいから私は好きなコミュニティだったんだけど、なんかその同級生からハブられていたらしい、笑。  そんなこと全然気がついてなかったけど、まあその女の子は話も面白くて場を一瞬で掌握できちゃうような子だから、私

          頭が痛いので、最近のこと。

          貴方の手

           お父さんのこと、書こうと思うのに、上手く書けなくて、もっとちゃんと言葉にしたいと思うのだけど、やっぱり少し考えたら涙がでてきて、だから、ただ感情を整理するために、今の私が思ってることを少し。 貴方の娘に生まれて、私は幸福だった。他人が私たち家族をどう評価しようとも、私は来世でも貴方の娘として生きたいと願う。  二〇二三年一月二日、私たちは貴方という宝を、命を、指針を失った。その存在を失ったとき、私たちはどう生きればいいのだろう。貴方の肉体から力が消えてすぐ、まだ温かかっ

          貴方の手

          「成ることの叶わない存在について」

          女は弱かった。これは、物理的な話ではない。人間が持つ本質的な弱さの話である。女は自分が一人で生きていけないことを知っていた。それでも誰かを求め、自分を愛する存在をいつも探していた。そしてそれがある時、女はもっと弱くなった。誰かのぬくもりを覚え、それに触れられなくなると考えた時が、女を余計に孤独にさせた。 自分から香るよく知った洗剤と淡い匂いだけが、女を酔わせた。冷蔵庫にいつまでも残り続けるシャーベットと、一口食べてしまったいつかのチョコミントが、女を余計に惨めにさせた。

          「成ることの叶わない存在について」

          大人じゃないよ、セブンティーン

           あの頃の私は、本当に普通の女の子で、十七歳だというそれだけで、何事も許されるような、全てを手に入れることができる権利があるものだと信じていた。ただ毎日をがむしゃらに、必死に生きていたのだ。  あの時は本当に無敵だった。制服という戦闘服に袖を通すことが、何よりも自分達を強くした気がした。人からの好意も嫌悪も、全てを仲間と共有し、嫌いだとか嫌われただとかも、一蹴して笑い飛ばすことが出来た。風船のような言葉たちを一心に飛ばし合い、駅から家までの道に見た17時過ぎの空は、この世の

          大人じゃないよ、セブンティーン

          優しさ、恋に酔う、そして決して離れないと、

          いつの間にか春は去って、気づいたら私だけを残したこの季節はあるがまま、ないような弱々しさだけを残してどこかにいった。凛と瑞々しい花の匂い。私はまだ追いかける。 少し前に、君の姿を見て、文字通り心が踊る、ということを知った。世界に色があることを知った。 心の中で持て余していた馬鹿みたいな行き場のない「好き」という感情を、君を思うことで溢れさせた。どの瞬間も君は美しくて、人には見せない小さな悪態ですらも、私の心を喰らっていった。 君がいなくなった夏、私はまるで子供のように泣

          優しさ、恋に酔う、そして決して離れないと、

          繊細さん

           私は昔から、人よりも周りの感情や状況に敏感だったのかもしれない。 テレビを見ていても、外を歩いていても、他の人がとても気になって、誰に言うでもなくよく同情や心配をするだけしていた。  これはちょっと自分が変なのかもしれないと思った出来事があった。  それは多分小学校2、3年生の頃だったと思う。私は小学校のときの記憶が、なぜだかパズルのピースが抜け落ちたように、断片的にしかなく、覚えていることと言えば、3.11といじめられていたときと大好きだった先輩が卒業する時に廊下で私

          繊細さん

          私の夢、

          これは私の勝手な妄想だから、今この気持ち、感覚を大事にしたい。 夜になると、不思議な気持ちになることがある。あの気持ちをなんと表現したらいいのかわからないし、言葉にできるとも思わないけど、残しておきたい。 私は学校や用事がないときは一日の殆どを家で一人で過ごす。家というと少し狭いけど、部屋というには広すぎる。 新宿の真ん中に立つマンションの11階。都会の光の一端だ。 ベットの横にはベランダに続く窓がある。正方形の小さなベランダには非常階段と室外機があるだけで、心ばかり

          私の夢、

          きっと生きた。

          私は電車が好きだ。 いや、電車に乗っているのが好きだ。 誰も私を知らなくて、一人一人に別の目的があるから。誰も私に興味をいだかないから、ほっといてくれるから、とても、楽になる。 バスの運転席の後ろも好きだ。 まわりより少し高くて浮いているような気分になる。他の人をみながら、流れていく季節を感じるのも好き。 その一人一人に人生があって、愛する人がいて、その場所にいる意味があると思うと、そんなことを想像すると、人間はなんていいものなのだろうと思う。 でも、学校に行くと

          きっと生きた。