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糸井重里さん佐宗邦威さんの対談記事、
『希望の物語はどこにある?』の紹介です!

「偶然の気づきが、苦肉の策が、
失敗が、反省が、未来をひらく。

このお二人による対談…
というか「気ままなおしゃべり」。
本記事でかいつまんで
紹介してみたい、と思います。
読者の皆様が行動する時の
何らかのヒントになりましたら幸いです。

まず、お二人についての簡単な紹介を。

糸井重里(いといしげさと)さん。
コピーライターやエッセイストとして
幅広く、長く、活躍されている方です。

アニメ映画、スタジオジブリの
キャッチコピーも担当されています。
(ちなみに私が一番好きなコピーは
『もののけ姫』の「生きろ。」)

でも私の中で糸井さんは
ゲームの「MOTHER」シリーズを
つくった人、なんですよね。
「剣と魔法=RPG」だった時代に、
「SFと超能力風味のRPG」をつくった…。
もうこれだけで、
私の中では伝説の人なのです。

一方の佐宗邦威(さそうくにたけ)さん。
戦略デザイナー。東京大学法学部卒業。
イリノイ工科大学デザイン学科修了。
共創型戦略デザインファームBIOTOPE代表。

『直感と論理をつなぐ思考法』
『21世紀のビジネスに
デザイン思考が必要な理由』
『じぶん時間を生きる TRANSITION』
『ひとりの妄想で未来は変わる
VISION DRIVEN INNOVATION』など、
たくさんの書籍を世に出されています。

ファブリーズやレノアなど
ヒット商品のマーケティングも手がけた。
デザインや戦略に、とてもお詳しい…。

さて、この「発想力の王者」同士
お二人が対談すると、どうなるのか?

ここからは、下部に引用した
『ほぼ日刊イトイ新聞』の記事から
かいつまんで紹介をしていきます。
興味のある方は、
ぜひ引用元記事を読んでみて下さい!

◆1.日本の「生活文化」の可能性
◆2.自分を壊すための方法。
◆3.育休、そして軽井沢移住。
◆4.お父さんの役割。

佐宗さんは、戦略の構築と実行の
お手伝いをする人です。
イノベーター(革新者)が
今までにない未来を「形にする」時の
壁打ち、スパーリングパートナーになる。

(秀吉の軍師の)「黒田官兵衛ですね」

糸井さんはそう例えましたが、
佐宗さんは「ただの参謀ではない」と言う。
一緒に動いていく「パートナー」なのだ、と。

そんな中で、佐宗さんは
「日本文化に対しての興味関心」
世界で大きく高まってきている!と語ります。

(ここから引用)

『以前の日本好きって
「少しオタクっぽい一部の人が好きなもの」
というイメージだったのが、
もっとメインストリームに出てきて、
より多くの人たちに
「日本ってすごくユニークだし、
ちょっと神秘的だし、面白いね」

といった捉え方を
されるようになってきている』

『「あ、いま海外の人たちって、
ものすごく日本、さらにいうと日本文化に
好意的に注目しているな」
「でも自分たちはそこにまったく
気づいてないし、価値も感じてないし、
誇りを持ててないよね」

「このギャップは実はチャンスだな」
と思えたんです』

(引用終わり)

日本人が当たり前だと思っている
「日常生活の文化」の中に、
海外の人の興味を惹く体験がある…。

次の時代に世界に求められるような、
ライフスタイルに結び付くストーリー。

これを日本は作り得るポジションにある!
そこに希望を見出している、と。

さてここから話は、
佐宗さんのキャリアの軌跡の話になります。

P&Gという会社でファブリーズやレノアなど
商品のマーケティングを手掛けてきた。
「論理とデータ」に基づく
ビジネスの基本を叩きこまれた
そうです。

何社かを経て、ソニーに勤める。

ここでは「エンジニア」が偉かった。
佐宗さんは「自分で」まずやる、
実践する、これが大事だ
、と思ったそうです。
そしてその考えを「デザイン思考」を通じて、
『見える化』することが大事だ、と説いた。

◆『21世紀のビジネスに
デザイン思考が必要な理由』

佐宗さんの一冊目の書籍です。

…この本を「世に出すために」
佐宗さんは、何と、ソニーを辞めるのです。

(ここから引用)

『自分を「文章を書く」という
形の作り手だと考えると、
自分自身は作ったものを出せない。
「それはおかしいな」
「じゃあ自分でも出せるようにしよう」
「そのためには…あ、辞めればいいのか」』

(引用終わり)

「作ったものは世に出して問うて、
それを受けてまた
新しいものを生むようなサイクル」


これこそが佐宗さんのスタイル。

…しかし、そこには
大きな「失敗の経験」がありました。

P&Gは「論理とデータ」を
とても重視していた会社でした。
しかしソニーという別の会社で、
同じように論理とデータに基づく
商品開発をしようとしても
「全然うまくいかなかった」そうなんです。

「できないからやってみた」という流れで、
しょっちゅう自分を壊していく。
論理でだめなら直感だ。両方身につける。
「両方の視点を往復」していく…。

その試行錯誤の経験そのものを、

◆『直感と論理をつなぐ思考法』

という本にまとめたのでした。

この「二極対立」を、糸井さんは
「生活者としての」視点から
乗り越えているのでは?と喝破します。

(ここから引用)

『論理的には「やるべきだ」と思ってても、
「なんとなく気分が乗らない」
とやらなかったり、
予算を決めて服を買いに行ったはずが
「素敵! でも値段高い。
どうやって買おうかしら?」って、
簡単にひっくり返したりする。

ビジネスの頭で考えてるようなときには
硬直している対立軸を、

実際にはみんな「生活者」になると
けっこうスルッとすり抜けていく

(引用終わり)

そして、佐宗さんも
「生活者」としての自分を混ぜながら
二極対立を上手く跳び越えている
のでは…?と
指摘しているのです。

確かに、社長だった佐宗さんは
育休を取って2か月会社に出なかったり、
コロナ禍のリモートワーク期に
軽井沢に移住したりして、
「生活者」としての自分の時間を
積極的に取っています。

その感覚を「じぶん時間」という言葉にして、
またも本にまとめて、世に出す。

◆『じぶん時間を生きる TRANSITION』

(ここから引用)

『いろいろ動きながら、日本文化そのものの
底力みたいなものを、いろんな方と一緒に
押し出していけたらと思っています』

(引用終わり)

最後に、まとめます。
本記事では糸井さんと佐宗さんの対談を
かいつまんで紹介しました。

佐宗さんは「失敗」を恐れない。

できなかった経験そのものを言語化し、
こうすればうまくいくのでは?と考え、
動き、本にして、世に問う。

過去の考えや経験に囚われず考えて動く。
言葉にする。積極的に世に出す。

私も見習おう、と感じました。

興味の出てきた方はぜひ、
引用元の記事を読んでみてくださいね!↓

◆佐宗邦威さんの書籍はこちらから。

『21世紀のビジネスに
デザイン思考が必要な理由』

2015年8月↓

『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』
2019年3月↓

『ひとりの妄想で未来は変わる
VISION DRIVEN INNOVATION』

2019年12月↓

『理念経営2.0 ──
会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ』

2023年5月↓

『じぶん時間を生きる TRANSITION』
2023年7月↓

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