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ヒストリーストーリーキャリア
そして、ビジョンブランド

…カタカナ英語ばかりで恐縮ですが、
何かを動かしていく時には
欠かせないものばかり、です。

優れた成功者は、
ヒストリー(歴史)を活かして、
ストーリー(物語)をつくりあげ、
キャリアを未来へとつなげていきます。

未来への展望、ビジョンを持っている。
他人に伝えて、それに共感をさせていく。
唯一無二、他にはないブランドとして
確立することで、成功への道が開ける…。

「…なんだか、カタカナ英語を連発する
『なんちゃってコンサル』みたいですね!
で、具体的に、どんなことですか?」

…そう思いましたか?

ええ、私も自分で書きながらそう思いました。
本記事では、この「5つの言葉」を、
「5つの領域」と組み合わせてみる
ことで、
具体的に深掘りをしていきます。
「カタカナ英語率」が高いのはご容赦を…。

5つの領域とは、次の通りです。

◆個人:パーソナル
◆集団:ワンチーム
◆地域:ワンエリア
◆国家:ナショナル
◆世界:グローバル

個人とは、文字通り一人の人間。
集団とは、家族や会社など複数の人間。
地域とは、市町村など生活の舞台のイメージ。
国家とは、国、ですね。例えば、日本。
世界とは、地球上のすべて。人類でもいい。
具体的から抽象的になる。関わる人数も増える。

私たちは「この5つのすべて」に関わっています。

自分一人だけなら、個人。
ですが「人間は社会的動物」と言われるように
何らかの集団に入ります。
ファミリーとか、カンパニーとか、
コミュニティとか、業界とか…。
(注:ここでは「目的を持つ集団」という意味で
グループではなくチームの言葉を使いました)

この世界のどこかの街に住んでいる。
その街は国に属しています。
国も世界のどこかにある…。

そう、人間は存在自体、重なり合って
「どこかに所属している」状態なのです。
もちろん例外はありますが。

…この5つを、冒頭の5つと
掛け合わせようという試み。
5×5=25の言葉。

まずはヒストリーから!

◆パーソナルヒストリー(個人史、自分史…)
◆ワンチームヒストリー(家族史、社史…)
◆ワンエリアヒストリー(地域史、〇〇市史…)
◆ナショナルヒストリー(日本史、各国史…)
◆グローバルヒストリー(世界史)

このうち「日本史」や「世界史」は
学校の教科として学んでいます。
…それはなぜでしょうか?

国が定めた教育の内容として
「必修」になっているから。
国の成り立ち、過程、それらを
国民に身につけてほしいと思われている。
だから「テスト」にも使われます。
その延長で、世界の成り立ちも、必修。
世界の歴史を知らずに国もわからないから。

…その一方で「パーソナルヒストリー」は
学校では必修ではありませんよね。
個人的、極私的なもので、個人差が大きいから。
個々人で勝手にやって、という姿勢。
(注:「キャリア教育」などでは
最近扱われ始めました)

徳川家康など『歴史上の人物』のことは
日本史で扱われます。しかし、
家康のパーソナルヒストリーではなく、
あくまで「日本史全体の文脈」の中で
語られ、学んでいる。

同様にワンチームヒストリーも、
教科内ではほとんど扱われない。
…ワンエリアのヒストリーは?
地域によっては「郷土学習」で学ぶかも。

ここから導き出されることは何か。
個人、集団、地域などについての歴史の学習は
「各個人(あるいは各集団)」に任されていて
特に学校の教科では扱わない
、ということです。

次にいきましょう。ストーリー!

◆パーソナルストーリー
◆ワンチームストーリー
◆ワンエリアストーリー
◆ナショナルストーリー
◆グローバルストーリー

…「ヒストリー」とは印象が違いませんか?

ヒストリー=歴史=過去をあらわすのに対し、
ストーリー、と表現すると
「物語」「言葉化されたもの」という側面が
強くなります。
history=his storyという言葉遊びもできる。

主観や感情といった面が強化される。
強烈な事件とか、挫折とか、
強敵とか復活のきっかけとか栄光とか、
「対立構造」「キャラ立ち」「山場」などの
「脚色」「構成」「組み換え」が混じる。
『プロジェクトX』を思い浮かべてください。

では「キャリア」にしてみたらどうか?

◆パーソナルキャリア
◆ワンチームキャリア
◆ワンエリアキャリア
◆ナショナルキャリア
◆グローバルキャリア

キャリアとは「轍」わだち、
車輪が通った「道」が語源だとされています。
ゆえに、過去だけでなくて、
「現在や未来にもつながっていく道」
という意味合いが出てくる。
「過去」だけのヒストリーとは異なる。

「ビジョン」にすれば、さらに未来志向!

◆パーソナルビジョン
◆ワンチームビジョン
◆ワンエリアビジョン
◆ナショナルビジョン
◆グローバルビジョン

「これからのこと」感が出てきます。
皆様は、ビジョンをどう掲げていますか?

これが「ブランド」になれば、
また意味合いが変わります。

◆パーソナルブランド
◆ワンチームブランド
◆ワンエリアブランド
◆ナショナルブランド
◆グローバルブランド

ブランドとは「刻印」が語源。
自家の家畜につけた焼き印。他と区別する。
そこから「他にはないもの」という
「価値」をあらわす言葉
になった。

パーソナルなブランディングが大事!
他者とは違う自分の価値を出そう!
このSNS全盛時代ではよく言われます。

会社やビジネスでは、
他社・他者との「差別化」がポイントになる。
「〇〇社のブランドだから買おう!」
そんな選ばれるような価値をつけたい。

ワンエリア、地域もブランドになり得ます。
神戸牛や三田牛は一味違う。
黒豆といったらやはり「丹波篠山」…。
世界から見れば日本という国も、
ある分野ではブランドの一つ。
特に漫画やアニメは世界のトップレベル。

以上、5×5の組み合わせでした。
最後にまとめます。

…本記事を読んで皆様は
どんなことを思い浮かべましたか?

学校の教科においては、
「日本史」や「世界史」は学びますが、
「パーソナルブランド」の作り方や、
「グローバルビジョン」の実践などは
あまり学ぶ機会がありません。

個人で学び続けるべきものなのです。

少なくとも「パーソナル〇〇」については
深く考え、自分なりに語れるように
しておくべきではないでしょうか?

…しかし、かく書く私も、
まだ皆様に語れるレベルにはありません。
ゆえにまずは、本記事で区分、言葉にして、
類語と対比して理解してみよう
としました。

ぜひ、皆様なりの「〇〇×〇〇」を
記事で表現してみてはいかがでしょう?
(『千差万別キャリア自己紹介部』もあります)

あなた(たち)ならではのヒストリー、ストーリー、
キャリア、ビジョン、ブランドは何ですか?

※個人のキャリアを比較してワンチームで
ヒストリーやストーリーにするのもありですね↓

※「ヒストリー」については
ブローデルという歴史家が
「長波」・「中波」・「短波」の
三層の構造に分けて
歴史を把握していくことを提唱しています↓
『自分に適した『構造』へ
~ブローデルからのヒント~』

※「世界史」という教科における
世界の描き方の誕生についてはこちら↓
『歴史の描き方、生まれ方 ~世界史の誕生~』

※なお、キャリアという言葉は
非常に多義的ですので、
改めてどの意味で使うのかを
確認したほうが良いと思われます↓
『キャリアの幻術師』

合わせてぜひどうぞ!

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