見出し画像

『ジブリアンケート』を通して自己紹介を!
ということで、
「千差万別キャリア自己紹介部」の投稿にて
皆様にご回答とコメントを
(自由に)いただいているのですが、

この内容がなかなかに興味深かったために
一般アカウントのこちらの投稿においても
その一部を紹介してみよう、と思いました。

※先日書いた「ジブリ前史」の記事も
合わせて読んでいただくと嬉しいです!
下部にリンクを貼っておきます。

さて、アンケートの設問は以下の通り。
四つしか選択肢がつくれないので
作品群を四つの系統にまとめています。

『ジブリ映画について、
いくつかにグルーピングして聞いてみます。
あなたは、ジブリ映画の中では、
どんな系統の作品がお好きでしょうか?
特に印象に残っている作品は?
また、好きなセリフは? キャラは?
よろしければ、記憶に残っている
エピソードとともに
コメント欄にお書きください!』

選択肢は、以下の四つ。

◆やはり冒険活劇系
(ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫…)
◆ここは成長物語系
(トトロ、魔女宅、千と千尋…)
◆じつは大人鑑賞系
(紅の豚、風立ちぬ、どう生きるか…)
◆なんと高畑監督系
(火垂るの墓、おもひでぽろぽろ、かぐや)

本記事執筆時点で、28件のご回答と、
48件のコメント(私の返信を含む)を
いただきました。

…皆様なら、どの回答を選びますか?
どんな結果になったと思いますか?
もし本記事で回答してみたい、
という方は、ぜひそっと
LinkedInでご意見をお寄せください。

それではここから、自己紹介部のアンケートに
寄せられたコメントを「一部だけ」
引用紹介してみましょう。

私の独断と偏見によって「切り取って」
引用しておりますこと、お許しください。
※順不同です。あえて
コメント主へのメンションはつけません。

(ここから引用)

『火垂るの墓もよかったけど、
かぐやが心に残っています。
他にも捨てがたい作品ありますが、
高畑さんの情熱に1票』

『迷いましたが
全視聴済みの大人鑑賞系です』

『やはり、トトロかなーという感じです。
小学生低学年の時に流行り、
よく観ていたので特に印象に残ってます!
しっかり者のさつきの
『お母さん死んじゃったらどうしよう』
のシーンは毎回グッと来ちゃいますし、
メイちゃんが行方不明になっちゃうシーンは
今となると親目線で観てしまい
その場面も涙しちゃいます』

『トトロと魔女宅が、
小さい頃に家に唯一あったビデオで
何百回とループで
見せられていた記憶があります』

『自分はジブリ映画が、
音楽の方と密接に結びついています。
各作品の折々に出てくる
キャラクターのグロさをおそらく
人並み以上に直視してしまうためか、
ストーリーが、何度観ても
正直あまり入ってきません…。
一方で、折々で流れる音楽の方には
掛け値なしで
沁みるものが多いな、と感じます』

『「耳をすませば」はどれですか?? …
なぜか一番心に残っているのは、
セージくんのおじいちゃんの
「古道具店・地球屋」と、
その中で雫が歌っていたら
おじいちゃん集団が途中参加で
セッションしてくるシーンでした』

『決められないと悩みながら、
観た映画が最も多く含まれる
冒険活劇系にしました。
風立ちぬは、松任谷さんの歌と
セットで涙しました。
でもどの映画も涙流して観ていたような』

『トトロや千と千尋以外
あまり観ていなくて、
選択肢が自然と限られてしまいました』

『結局、ジブリ作品は
どれも結構好きですので、
選ぶのがむずかしいですね(笑)』

『ジブリどれも好きなので
結構悩みましたが
しつこいくらいに見たナウシカ、
ラピュタで冒険活劇系にしました』

『魔女の宅急便一択です。
一番見ている映画だと思います』

『ジブリぜんぶ好きやけど、やっぱ、
今回授かった命の時間については
冒険じゃないかと!』

『千と千尋の舞台になった
高台の山(住宅地)は、
私の地元なんですよ』

『宮崎駿か高畑勲か…
二人の監督の表現の差も
ジブリ作品の見所ですね。
ナウシカは高校時代から大好きで
原作を何度も読みましたので
こちらに一票です!』

『いまの心境ですぐ見たいのは
「借りぐらしのアリエッティ」です』

『やはり「千と千尋の神隠し」ですね~。
映画館で見て、湯婆婆が
吹っ飛んでくるシーンで、
まだ小さかった次男が号泣し、
映画館の外に出た記憶があります』

(引用終わり)

皆様、ありがとうございます!

いや~、それぞれの視点から
語っていただきました…。
千差万別感があり、
ちょっと嬉しくなってしまいました。
「正解のないアンケート」で、人それぞれ。

かく書く私も、皆様のコメントに応じて、

◆「ナウシカの原作版と映画版の違い」
◆「久石譲さんの音楽」
◆「高畑勲さんと宮崎駿さんの関係」
◆「『耳をすませば』のカントリーロードの
セッションシーンは名場面中の名場面」
◆「魔女宅で絵描きのウルスラさんが
キキの部屋で食べているチョコがけの
お菓子が気になってしょうがない」


など、マニアックな話題・ネタも含めて
返信をさせていただいております。
(注:ナウシカは厳密にはジブリ設立前の
作品ですが、ほぼジブリ作品と
認知されているので入れてあります)

ちなみに、少しだけ補足をしましょう。
あくまで一つの解釈です。

『ジブリ映画』の裏の特徴として、
「世の中は綺麗なこと、綺麗なもの
だけではない」ということ

時には「残酷なまでに」キャラを通して
表現している点がある、と思います。

誤解を恐れず言えば『毒』がある。
(「クセになる常習性」も)

元々、子ども向けとされて
「汚いもの」「理不尽な現実」が
つるんと排除されがち

アニメという表現においては、
これはかなり特徴的だ、と思うのです。
(「食べる」シーンも多い。
「ジブリめし」とも呼ばれる…)

これを「どストレート」に表現したのが
高畑監督の『火垂るの墓』でしょうけど、

『もののけ姫』の冒頭のタタリ神や
『千と千尋』の湯屋での未成年深夜労働、
坊に対する過保護育児、ストーカー、
嘔吐、などの描写などは、
かなり攻めた表現のように思われるのです。
けっこう「残酷」で、容赦がない。

『トトロ』や『魔女宅』では
直接的な毒が控えめ。
『ナウシカ』や『もののけ姫』では毒多め。
『火垂るの墓』はどストレートで
ちょっと危険球気味。
『千と千尋』ではちょうどいい塩梅…。

世の中にある綺麗な理想の「薬」も、
どうしようもない理不尽な現実の「毒」も、
巧みにストーリーテリングして
楽しめる「エンターテインメント」へと
爽快に昇華してきた
のが
ジブリ作品の一つの価値ではないか…
と私は思っているのです。

最後にまとめます。

本記事では「自己紹介部」で取った
『ジブリアンケート』と、
それに対してつけていただいた
コメントなどを一部紹介してみました。

さて、皆様の「推し」のジブリ映画は
何でしょうか? どの作品が好きですか?
よろしければLinkedInでぜひ!

※『実は中年世代がつくったジブリ
~設立の経緯~』(ジブリの前史)はこちら↓

note版はこちら↓

※『千差万別キャリア自己紹介部』で
取っている「ジブリアンケート」記事への
リンクはこちらです。
本記事で一部紹介しました通り、
人によって千差万別の感想が生まれるのも
ジブリ映画の魅力だ、と思います。
皆様それぞれのコメントを
たくさんいただけております↓

※スタジオジブリのホームページでは
『常識の範囲でご自由にお使いください』
という鈴木敏夫プロデューサーの言葉とともに
画像が提供されています↓

合わせてぜひどうぞ!

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!