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インディゴブルー 〜 色の意味合いについて Vol.1

色について何回か語ってみます。過去記事修正掲載もあります。色のイメージ、色のもたらす印象。パーソナルカラー。。音楽と絡めて語ります。


青、ブルー

青、あお、は漢字や日本語では、色を指す言葉ですね。空のイメージが強い。

晴れ渡る青い空、どこまでも続く遠い空。

そんなイメージ

でも、英語でブルーというと、とたんに違う意味合いが加わります。

憂鬱、です。

語源を調べてみると、アメリカの奴隷制度時代に遡るようです。

なぜこの時代かというと。

その時代、過酷な農作業を休めるのは雨の日くらいで、青い空がどこまでも続く晴れ渡った日には、厳しく辛い労働が待っていた。彼らにとっては青空、ブルースカイは、なんともまたいたたまれない色だったんだそうです。

だからブルーという言葉に、そこから想起されるイメージとは違う、ある意味ネガティブな意味合いが加味されたんですね。

そこで生まれたワークソングが、ブルーズ(Blues)です。(和訳ではブルースとも)

話はそれますが、色について考えてみます。色は本来の意味以外にいろいろな意味合いがありますね。特に日本語じゃなくて外国語の場合というのが面白い。

レッド➡︎怒り

グリーン➡︎安全、平和

ブラック➡︎闇、落ち込み

などなど。。

空はこんなに青い、The sky is dressed in blue。

ある日の朝、これ以上にないくらいの晴れ模様。何もかも希望に溢れているような日。

限りない自由が逆に不自由であるときがあります。また、白い衣服の小さなシミが意外に目立つように、完璧に見える一日もどこか崩れやすい脆さを内包しているように感じられる時もあります。

青い空は、ブルーを纏っていると解釈するなら、そんな感覚も納得出来る気がします。

そんなインディゴブルーの空の下で。


インディゴ地平線というアルバムのジャケット。この空の色がまさに、インディゴブルー。

地平線まで続く空は希望を表しているようでもありますが、空の下の自分は、なんとなく少し苦しくて。ほんの少しだけなんだけど。ぼんやりとした不安。

なんとなくバイクに乗って彼女がどこかに行ってしまいそうで。

地平線まで続く空は、その意味合いに、不安や憂鬱をもかかえているからでしょうか。

そんな相反する印象を持った曲ですが、最後に何故か

「嬉しいインディゴブルー」

と歌われます。

ブルー本来の意味から想起されるポジティブな意味合いが最終的に勝るんです。

ブルー➡︎青い空

青い空➡︎希望

地平線に続く青い空には、やはり希望がよく似合います。

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