80年代の日本ロックシーンを支えたバンドたちVol.3 ~ THE BLUE HEARTS (ブルーハーツ)
「Train Train」
小学校を卒業して、中学に入るまでの、春休み。いわばモラトリアムの時期に、函館の今は無きCDショップで購入したのが「Train Train」でした。(同時に購入したのは、ボウイの「Singles」)
このアルバムとの出会いが、音楽ライフを大きく変えていくことになりました。
歌詞との向き合い方
それは、何かといいますと、歌詞との向き合い方。
それまで歌には無論、歌詞があるのだけど、学校の校歌ですら、その意味を考えることはあまりなかったんです。
歌謡曲の歌詞は「愛して、愛されて、出会って、別れて」という感じで、遠い架空の世界のラブストーリー的な物と捉えていて、どこか現実感が無かったんです。
そこに、中学生くらいの世代でも十分に自分の事として理解できる歌詞が、わかりやすいパンキッシュなメロディとともに迫ってきた。
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