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恩や経験は循環していく

いまから6年くらい前の話。
私が学生だった頃、1年半くらい京都の限界集落とその近くの伊根町に通ってました。

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当時京都の大学に通ってた友達だいちゃんと一緒に、月1でだいちゃんと同じ大学に通う友達や、友達の友達たちを"田舎"に連れていく謎の旅。
(毎回メンバーが違うから、毎回初対面の人たちとドライブ旅をしてた。)

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限界集落では畑を借りてごぼうを育ててみたり、公民館に泊まらせてもらってごはん作って寝泊まりしてみたり。伊根町では酒蔵のお手伝い。

私の若いとき、なんだかアクティブそうじゃない?いまの感じからすると考えられないでしょ?

いま思い出してみると、"田舎"とか"地方移住"が本格的に流行る前からそういうことやってたようです。

なんとなく漁業経験と年齢が年々上がるごとに、その京都で体験した出来事がいまに活きているなあと思っています。
今日はその思い出話。

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学生の頃、天橋立を少し越えた先にある"日ヶ谷"という限界集落と、もう少し走って舟屋で有名な"伊根町"という場所に通っていました。

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その伊根町に酒蔵がある。長さんと出会ってほんとに楽しく過ごせた。
長さんにめちゃくちゃお世話になったのは、ほんとにいい思い出。

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なにもできない、ただの学生だった私とだいちゃん。

だいちゃんが連れてくる友達に毎回酒蔵内の案内をしてくれた。
そして毎回笑ってプライベートビーチのある別荘に泊めさせてくれて、BBQをしたり、日本酒やその日獲れた魚をさばいたものをいろいろ振舞ってくれた。

長さんは関西出身の人。
北海道で料理人をして、馬飼の仕事もした。その後、アメリカやアラスカを旅しながら土木作業をしたり、猟師をしていたそう。
そして、日本に戻って大阪の酒蔵に入って、結婚した先は酒蔵。

いろんなところを転々としながらディスカバリーチャンネルのようなサバイバル経験をして生活していたそう。
経験豊富すぎるから、いろんな話をしてくれた。

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めちゃくちゃ楽しませてもらったお礼として、毎回次の日に仕事のお手伝いをした。
日本酒のラベル貼りやボトルを入れる箱作り。ほんとに些細なことしかできなかったけど、長さんは喜んでくれた。

いま思い出しても、楽しくていい思い出。

先週ちばふなさんが来たときに、伊根町での出来事をなんとなく思い出したからズラズラと書いてみた。

いま陸前高田の海で私や雇い主家族さんたちがやっていることって、あのときの長さんと似ているのかもしれない。

いつのまにか自分が長さんと同じような立場になってきていることに気付いた。
こうやって、恩や経験は循環していくんだね。

いまの自分ができることは、あのとき受けた恩を陸前高田まであそびに来てくれる人たちに返していくことで繋がるのかもしれないなと感じています。

話は変わるけど、限界集落仲間のだいちゃんが今日入籍した。
野生の勘的なものが働いたのかわからないけど、伊根町やだいちゃんと旅してたことを思い出してnote書いてたタイミングだから、ほんとにびっくりした。
これも縁かな。

ひさしぶりに伊根町に行きたくなったから、暖かくなったらまた関西に行こう。


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