大崎博之(ソレナ代表)

株式会社ソレナ(https://solena.jp)代表。採用広報、企業広報、事業広報…

大崎博之(ソレナ代表)

株式会社ソレナ(https://solena.jp)代表。採用広報、企業広報、事業広報を支援するライティングチームを運営。SaaS系スタートアップ(シリーズB〜)、大企業の新規事業開発、DE&Iなどが得意領域。noteでは企業担当者向けとライター向け、両方の記事を書いています。

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    読んで勉強になる広報視点の企業noteをまとめます。

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    広報 / デザイン / マーケ / 採用 / 組織 / IR に関するnoteをまとめています。自身の研鑽目的です。

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記事一覧

固定された記事

noteで企業アカウントを運用したい「BtoB広報担当者へ」ご提案があります

最近私は、note運用に関する「神回」を見つけてしまった。 「顧客を巻き込むコミュニケーション」と題されたその企画は、note運用の代表的存在「キリン」さんと、ステーク…

ライターが記事を作り続ける理由と、企業とのサステナブルな関係構築を思う

2024年の抱負を書こうと思って、アレコレ考えていた。そうしたら、こんなタイトルになってしまった。事の顛末(?)はこうだ。 自分の会社をもう少し大きくしたいなと思っ…

「インタビュー形式」にもう頼らない!企業公式noteの書き分け方

企業が運用するnoteアカウントを訪れると、なぜか「インタビュー形式」で記事が書かれていることが多いことに気づきます。 もしあなたが社内編集者(インハウスエディター…

意外とだれも書かない?読者に企業のnoteを届ける「拡散設計」の話

この記事を書く前に「読まれるnoteとは?」みたいな検索キーワードで色々なコンテンツを読み漁ってみたのですが、意外と「拡散設計」の話題に触れているものが少ないことに…

お仕事のご依頼・実績(2024更新)

株式会社ソレナは2020年の創業以来、オウンドメディア / noteの運用支援、インタビュー記事制作のお仕事を中心に展開してきました。 そのなかで「どんなお仕事を頼めます…

(随筆)私たちが「青春」と感じるもの。いつも舞台と共演者は用意されていた

もし30年先の未来を想うなら、30年昔に自分たちが「青春だった」と思えたことを、送り届けてみてはどうだろう。青春には記憶があり、感情があり、思い出がある。 私たちが…

採用狙いではない? あの企業のnoteは一体、何を目的に運営しているのか?

大企業によるnote運用が少しずつ注目を浴びている。私もKIRINさんやTHE CALBEE さんの記事が好きで、週末の読書を楽しみにしている一人だ。 最近のnoteを活用した企業広報…

BtoB企業のnoteを徹底分析!ベンチャーの「ひとり広報」は何を書くべきか?

note運用に興味のある方……たとえば、BtoB企業の経営者や、ひとり広報の担当者に話を聞くと、似たような悩みを抱えていることに気づく。 「note、いいですよね。でも予算…

文章という手段で「拡張する世界」(ライター募集・二期)

思いつきやアイデアは、思っているよりずっと時間をかけて実現されていくんだなぁと、私はいいかげんそれを認めなくてはいけない。 それと同時に思うのは、こんなに一つの…

伝統と「未来の消費文化」をメディアを通して伝えたいと思った背景

ClubhouseというSNSが急速に賑わった2021年2月。「伝統」というタイトルが含まれる部屋を立ち上げては、さまざまな人たちと議論をしていた。 そのとき、ひとりの女性が「…

「働き方」に迷っていた私が始めた、伝統文化の共創プロジェクト

今年の1月、昔からの念願だった「メディア編集長」としてのお仕事を始めた。もともと一匹狼な体質の私は、誰かと一緒になにかをやることが苦手だった。だから複数のライタ…

未来の消費文化をブームにさせないストーリーの在り方

少し前にニュースから流れてきた「キャンプ」に関する話題がある。 どうもコロナ禍における3密を避けるためのレジャーとしてアウトドアを選択する人たちが多いようで、そ…

文章の力で、日本から世界を変えていくと宣言してみる。(ライター募集)

ライターを募集したいと考えています。 SNSでそう発言したあと、何名かの方々からお問合せをいただきました。日本国内にはまだまだライター需要というか、ことばで何かを…

職能特化とTwitter の文化形成

これまでの経歴が少し特殊だからかもしれないけれど、職能に特化した視座とそれに伴うTwitter 発信の関係性はとても興味深いなと思いながら、自分のタイムラインに流れてく…

メディア化する企業2020

小林弘人さんの『メディア化する企業はなぜ強いのか?』が発売されてからもう10年が経とうとしている。 これはもはやブームというよりインフラ的な話で、不可逆な流れなの…

(有料)ブランドプロデュースの観点から、個人の「売る」を考え続けた構想記録

売るための方法と、買われていくための方法はちがう。 その差異に見出せるのは「ブランドのプロデュース力」なのではないかと思わせるできごとが最近あった。 嘘や不信感…

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固定された記事

noteで企業アカウントを運用したい「BtoB広報担当者へ」ご提案があります

最近私は、note運用に関する「神回」を見つけてしまった。 「顧客を巻き込むコミュニケーション」と題されたその企画は、note運用の代表的存在「キリン」さんと、ステークホルダーとの関係構築のお手本ともいえる「食べチョク」さんが登場する広報イベントだった。 要点は記事にまとまっているが、ぜひアーカイブ動画も併せてご覧いただきたい(記事内に埋め込まれている)。 ほんとうに「神回」なのだが、1点気になることがあった。視聴者から1:32:00頃に投げかられた質問だ。そこには業界

ライターが記事を作り続ける理由と、企業とのサステナブルな関係構築を思う

2024年の抱負を書こうと思って、アレコレ考えていた。そうしたら、こんなタイトルになってしまった。事の顛末(?)はこうだ。 自分の会社をもう少し大きくしたいなと思って、じゃあライターさんの数も増やしたいから採用(業務委託)にも力を入れなくちゃ。 でも、企業を取材できるライターの数って少ない気がする。自分のキャリアに長居する印象もないし……。これって何でだろう? 問答を繰り返すうちに、そもそもライター自身が根っこに持っていた「記事を書き続ける理由」を忘れてしまうからでは、と

「インタビュー形式」にもう頼らない!企業公式noteの書き分け方

企業が運用するnoteアカウントを訪れると、なぜか「インタビュー形式」で記事が書かれていることが多いことに気づきます。 もしあなたが社内編集者(インハウスエディター)や広報担当者であれば、きっと「あぁ、確かに」と同意してくれるんじゃないかなと思います。 私が初めて企業(団体)の公式noteを読んだのは、下記のTHE GUILDさんの記事で、その時の感動はいまでも鮮明に覚えています。 Twitterでは断片的にしかわからなかった、THE GUILDの活動や思想のほか、深津

意外とだれも書かない?読者に企業のnoteを届ける「拡散設計」の話

この記事を書く前に「読まれるnoteとは?」みたいな検索キーワードで色々なコンテンツを読み漁ってみたのですが、意外と「拡散設計」の話題に触れているものが少ないことに気づきました。 「シェアされる方法」「企業事例」と検索してみても、書かれているのはSNSと連携しましょうといった表面的なものが多く、具体的なことに踏み込んでいるものはやはり少ない。 そこで今回、BtoB企業のnote運用を想定した「記事の拡散方法」について、私の見解を書くことにしました。データやエビデンスに基づ

お仕事のご依頼・実績(2024更新)

株式会社ソレナは2020年の創業以来、オウンドメディア / noteの運用支援、インタビュー記事制作のお仕事を中心に展開してきました。 そのなかで「どんなお仕事を頼めますか?」と、ご質問をいただく機会も増えました。 「ソレナさんと何かできないかな」と検討してくださっている方々に向け、実績だけでなく、当社の考え方などもお伝えします。 ※ 記事内容は2024年2月に最終更新されています ソレナの事業内容企業の広報支援をしております。メディアの運用案件~単発の記事作成まで幅広

(随筆)私たちが「青春」と感じるもの。いつも舞台と共演者は用意されていた

もし30年先の未来を想うなら、30年昔に自分たちが「青春だった」と思えたことを、送り届けてみてはどうだろう。青春には記憶があり、感情があり、思い出がある。 私たちが「青春」だと感じたあの頃は、いつも何かしらの舞台に立たされ、必ずそこには共演者がいた。 修学旅行という舞台があり、先生や友だちという共演者がいた。舞台は部活のときもあれば受験のときもあった。同じ音楽を聴き、一緒にライブへ行くことも舞台のひとつだった。 * いま企業は、生活者にとっての「推し」になれるよう頑張

採用狙いではない? あの企業のnoteは一体、何を目的に運営しているのか?

大企業によるnote運用が少しずつ注目を浴びている。私もKIRINさんやTHE CALBEE さんの記事が好きで、週末の読書を楽しみにしている一人だ。 最近のnoteを活用した企業広報は、ちょっとしたムーヴメントが落ち着き、少しずつ「定番」の発信手段として認知されつつある。……とまあ、それを言い切れる証拠はないのだけど、肌感覚としてそんな風潮があると個人的に感じている。 つい先日も「社内に眠っている魅力を発信したいので、noteを始めます!」と話す広報担当者とSNSでやり

BtoB企業のnoteを徹底分析!ベンチャーの「ひとり広報」は何を書くべきか?

note運用に興味のある方……たとえば、BtoB企業の経営者や、ひとり広報の担当者に話を聞くと、似たような悩みを抱えていることに気づく。 「note、いいですよね。でも予算とリソースがなくて」 少し残念そうな表情でさらにこう続ける。「じつは弊社も一度noteを書いたことあるんです。でもぜんぜん読んでもらえなくて」と。 実際に記事を読ませてもらうと、多くのケースで「やってはいけないこと」「書いてはいけないこと」が記事化されていて、もどかしい気持ちになる。 根っこにある課

文章という手段で「拡張する世界」(ライター募集・二期)

思いつきやアイデアは、思っているよりずっと時間をかけて実現されていくんだなぁと、私はいいかげんそれを認めなくてはいけない。 それと同時に思うのは、こんなに一つの想いが長く続くのは自分にとっては珍しいし、自分から現実が離れないのはもっと珍しいなと感じている。 2020年8月。私は「メディアの世界」と「伝統の世界」に足を踏み入れた。店舗もホテルも、あらゆるところがメディア化していく様子を眺めながら「自分が目指す方向はこっちだ。」と確信したのだと思う。 ──── 今回は私た

伝統と「未来の消費文化」をメディアを通して伝えたいと思った背景

ClubhouseというSNSが急速に賑わった2021年2月。「伝統」というタイトルが含まれる部屋を立ち上げては、さまざまな人たちと議論をしていた。 そのとき、ひとりの女性が「伝統だからいいモノだとあなたは言うのですか?」と聞いてきた。私は何も答えられなかった。 厳密には「議論を公の場で立てることができなかった」というのが正解かもしれない。自分なりの答えはもっていたものの、まだ人がいる場で話すには未成熟だと感じたのだ。 今日これから書く内容は、私が編集長を務める『Sol

「働き方」に迷っていた私が始めた、伝統文化の共創プロジェクト

今年の1月、昔からの念願だった「メディア編集長」としてのお仕事を始めた。もともと一匹狼な体質の私は、誰かと一緒になにかをやることが苦手だった。だから複数のライターと一緒に企画を立ち上げるなんて、自分はムリだろうなと勝手に決めつけていたのも事実。 それでも自分のなかに生まれてくる想いや衝動を止められず、去年の8月に思い切ってライターを募集するところから始めた。FacebookとTwitterを使って、こんな記事を拡散した。 実をいうと私は、どこかの編集プロダクションで経験を

未来の消費文化をブームにさせないストーリーの在り方

少し前にニュースから流れてきた「キャンプ」に関する話題がある。 どうもコロナ禍における3密を避けるためのレジャーとしてアウトドアを選択する人たちが多いようで、そのなかでもとりわけ「キャンプ」が人気という話だった。 そこで警鐘が鳴らされていたのは「未経験者のマナー」に対して。 芝生が焼かれてしまった、キャンプ場ではない民家の庭で勝手にキャンプをする人がいる…。悩みを抱えたキャンプ場の管理人たちは、売上が伸びるのが嬉しい反面、マナーを守れない人たちに対し頭を抱えているようだ

文章の力で、日本から世界を変えていくと宣言してみる。(ライター募集)

ライターを募集したいと考えています。 SNSでそう発言したあと、何名かの方々からお問合せをいただきました。日本国内にはまだまだライター需要というか、ことばで何かを伝えたいと考える人が少なくないのかもしれない。 そう考えると嬉しくもなり、同時に、早めにライター募集のエントリを書いたほうが良さそうだなと思い、いまPCの前に座っています。 募集したいのは、一見すると真逆に思える2種類のライターさんです。その背景にある想いから、少しお話をさせていただければと思います。 求める

職能特化とTwitter の文化形成

これまでの経歴が少し特殊だからかもしれないけれど、職能に特化した視座とそれに伴うTwitter 発信の関係性はとても興味深いなと思いながら、自分のタイムラインに流れてくるツイートを眺めています。 会社での所属がHRならHRのことをツイートし、PRならPR、という具合です。これは会社員にかぎらずフリーランスでも同じで、ライターはライターの括りで「職能=キャラクター化」の図式で発信をしています。 同じように、マネージャー層はマネジメントをつぶやき、経営者についていえば組織論を

メディア化する企業2020

小林弘人さんの『メディア化する企業はなぜ強いのか?』が発売されてからもう10年が経とうとしている。 これはもはやブームというよりインフラ的な話で、不可逆な流れなのはもう誰がみてもわかること。SNSを始め、無料や低コストでWebを使った情報発信ができるいま、メディアを持つことのハードルはほぼないに等しい。 しかしそれでも、実際にメディアを持った場合の「運営コスト」というものがある限り、まだまだ企業の中ではメディアを持つことに対しての抵抗感は拭えないのかもしれない。 なんせ

(有料)ブランドプロデュースの観点から、個人の「売る」を考え続けた構想記録

売るための方法と、買われていくための方法はちがう。 その差異に見出せるのは「ブランドのプロデュース力」なのではないかと思わせるできごとが最近あった。 嘘や不信感は、日本国内においてはもはやタブー領域の扱いになっていくと多くの人は気が付きつつも、いざ自分が商品やサービス、プロダクトを提供する立場になった瞬間「売るための方法」を考えてしまう。 そういった発想を脱却するために、ブランドプロデュースの原点として大切にしたい考え方をまとめてみた。 いま求められるのは「プランドプロ

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