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高井宏章 雑文帳

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徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
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2018年12月の記事一覧

ユーモアに殉じたリベラリスト 左翼こそ「へうげもの」に学べ!

ユーモアに殉じたリベラリスト 左翼こそ「へうげもの」に学べ!

独選「大人の必読マンガ」案内(6)
山田芳裕『へうげもの』畢生の大作という言葉がある。「代表作」ではまだ足りない、生涯に一度しか書けない、渾身の一作という言葉だ。
まだ50歳とはいえ、山田芳裕にとって、『へうげもの』(講談社、読みは「ひょうげもの」)はまさに畢生の大作だろう。

主人公は美濃の戦国武将、古田佐介(のち古田織部正重然=おりべのかみしげなり、織部助重然)。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と

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長女が最高値を付けたクリスマス

長女が最高値を付けたクリスマス

クリスマスだというのに日米の株価は急落しているようだが、年明けに大学受験を迎える長女は、今から十数年前のクリスマスのころ、人生の最高値を付けた。
くだらない親馬鹿トークだが、お日柄が良く、時間があるのでさっと書いてしまう。

絵本丸暗記少女長女はカタコトで話せるようになってから、暇さえあれば「ほん、よんで」とせがむ子だった。
初めての子供に浮かれた私たちはどんどん絵本を買い込み、膝の上にのせて、せ

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