さかぐちひろこ

人生山あり谷あり。気がつけばあまり興味のなかった分野での仕事を20年も続けて年を重ね。…

さかぐちひろこ

人生山あり谷あり。気がつけばあまり興味のなかった分野での仕事を20年も続けて年を重ね。。。いつまで平和が続くかわからない世の中で遠くロンドンの地に住む家族に思いを寄せながら記録を残してみました。日本語はいつか忘れてしまう娘と孫娘のために私の母と私のレシピを綴りたいと思います。

最近の記事

うちのミートソーススパゲティ

ロンドンから帰ってきたみらちゃんのママが、「日本はヘルシーなものがあまりないね」とつぶやきました。「おいしいけれど、ヘルシーじゃない」の言葉を聞いて確かにヘルシーな食生活をしてそうでしていないのかもしれないと思い始めました。その後、ハワイに行く機会があったのですがスーパーにはオーガニックの新鮮なお野菜や、グルテンフリーのパスタやグラノーラなどがたくさん。 そこでわが家では小麦粉をやめて米粉を使い始めてみたり、オーツミルクを買ってみたりして味に変化が出るかをためしているところで

    • おかえり。 みらちゃん

      3月16日にみらちゃんがロンドンから帰国しました。 白い炊き立てのごはんをぱりぱりののりで巻いて食べるのが大好きなみらちゃん。 特に三國屋さんののり。山本山の焼きのりは大好きです。 日本の食材のよさがわかるのか、ロンドンでは食べないお肉もよく食べます。 アジフライ  ぶりの照り焼き 油揚げと豆腐のお味噌汁 シャトーブリアンのステーキ ボンゴレスパゲティ つくね串 さわらの味噌漬け まるでオジサンが飲み屋さんで食べるようなものばかり。 残ったおかずを次の日にチンして出すと「

      • 雨の日はぎょうざ作り

        日本のお正月はたくさんごはんを食べる習慣があるので、1月はおうちごはんでゆっくり体を休ませたくなります。ロンドンのように冷たい雨のふる寒い週末はお家から外に出たくないので、ぎょうざをつくります。 豚の挽肉 350g 冷蔵庫から出して常温に戻します キャベツ 4分の1 にら 1たば ねぎ 白い部分 1本分 ニンニク 2かけ しょうが 2かけ まずはキャベツ、にら、ねぎ、ニンニク、しょうがをみじん切りにします。 キャベツに小さじ2の塩を振りかけて、モミモミします。 モミモミ

        • 小さなうつわでおもてなし

          わが家のおもてなし。お腹をすかせて集まったお客様が「さて、これからおいしいものを食べるぞ」と心の準備ができるように、小さな器を使ったおつまみを出します。ぜいたくなキャビアやトリュフなどを使わなくても、小さなうつわにもりつけるだけで、いらっしゃいませという気持ちがつたわります。 サーモンにクリームチーズ 桃のリキュールにつけたトマト 肉団子 生ハムとカマンベールにゆずのジャム フルーツの白あえ にんじんのオレンジラペ いつも、この後に温かい、季節のスープを出します。 春はア

        うちのミートソーススパゲティ

          暑い日の晩ごはんは、Gazpacho

          ガスパチョはローマの兵士さんが水筒にいれて持ち歩いたことが始まりらしいです。2019年の夏にスペインのアンダルシアでゴルフをした時にカートに乗ったおじさんが水筒に入れたガスパチョを持ってきてくれていましたが、暑い、乾いた気候にはぴったり。トマトが美味しい夏の夕方に簡単に作れる美味しいスープ。 トマト4個、ピーマン3個、きゅうり2本、玉ねぎ4/1個、ニンニク、オリーブオイル、ワインビネガーをミキサーにいれて回します。ボールに移して、シノワで漉します。(これが面倒な作業なのですが

          暑い日の晩ごはんは、Gazpacho

          いちごのジャム

          みらちゃんはベリーがとても好きなので、いちごを使って美味しいジャムを作ることにしました。みらちゃんのマミーは小さい頃、自転車でおうちの近くの畑へいちご摘みに行ってくれていました。運んで帰る途中にいちごを一粒づつ道に落として、おうちに着く頃には半分くらいしか残っていませんでしたが、ドイツのいちごは酸っぱくてジャムを作るのにとても最適でした。 いちご1キロをお鍋に入れて、グラニュー糖を150g入れます。 火にかけるとあっという間にいちごジュースに変身します。 アク(灰汁)をとり

          ケチャップ作り

          新鮮なトマトが安く手に入る様になる初夏。家で仕事をしながらケチャップを作ります。トマト達をお日様の当たる窓際に3日間くらい放置しておくとまるで田舎に里帰りした子供達のように嬉しそうに真っ赤に色づきます。 まずはトマトのヘタの部分に切れ目を入れて、熱湯に入れて30秒。すぐにザルに上げて皮をむき、ザクザクと切ってミキサーへ入れます。真っ赤に熟したトマトは酸味が抜けてしまうので、濃いめのトマトジュースを500mlほど足してミキサーにかけ、それを大きなお鍋へ。砂糖大3、ワインビネガー

          ケチャップ作り

          ロンドンのクリスマス

          1歳になったみらちゃんに会いにロンドンへ行ってきました。コロナもまるで一時的な悪い夢を見ていたかのように忘れ去られ、いつもの様に賑やかで華やかなクリスマス。今年はお肉屋さんにグースを頼んで初めて挑戦することに。デリカテッセンでグースオイルが売っているのは見たことがありますが、グースを家のオーブンで焼くのは初めて。チキンやターキーより高価なので失敗は許されないので緊張します。特に婿の期待度が高く、毎日何かというとグースと繰り返しのたまう。23日にグースを肉屋でピックアップしてそ

          ロンドンのクリスマス

          ぽっぽごはん Poppo Gohan

          みらちゃんに6本の歯が生えたら作ってあげたいものがあります。 それはマミーのママの家族が大好きなぽっぽごはんです。ぽっぽごはんは炊き込みご飯ではなくて”ぽっぽごはん”。親戚がみんな集まると必ず登場します。ぽっぽごはんがあるよと言うと、みんな「わーい」と言って喜びます。 次の日にはおひつに入った冷たくなったぽっぽごはんに熱いお茶をかけてズルズル食べる人もいます。みらちゃんが東京にきてお店で「ぽっぽごはん、ありますか」と聞いてもきっと不思議や顔をされると思います。 ぽっぽごはんに

          ぽっぽごはん Poppo Gohan

          しょうゆの話

          みらちゃんが生まれた時にマミーに作ってあげたおにぎりはツナをお醤油とお砂糖少々で炒った具を入れました。お醤油という調味料は和食を作る上でとても重要な役割を果たしていますし、いい調味料を使うことこそ美味しい料理を作る秘訣なのです。実はみらちゃんのひいひいおじいちゃんは福岡県飯塚市片島というところでつくり醤油屋を経営していました。今でもそのおうちにはお醤油を醸造していたお蔵が残っていて福岡県の重要文化財となっています。九州のお醤油は少し甘くて深みのある味でお野菜やお肉のうまみを引

          しょうゆの話

          はじめまして、みらちゃん

          2021年10月29日早朝、Queen Charlotte's and Chelsea Hospitalでみらちゃんが生まれました。予定日を5日遅れて3,800gで生まれてきた女の子。2020年の年明けからコロナウィルスで世界中の都市がロックダウンとなり、家族や仲間と会えない時期がありましたが、この頃から少しづつ状況が緩和され、マミーのママはやっと渡英することができました。 マミーのためにお醤油とお砂糖を少し入れて炒り煮したツナの入ったおにぎりを作りました。みらちゃんはボトル

          はじめまして、みらちゃん