le 22 août - Paris, 1994
1994年8月22日
頭が少し重い。でも二日酔いではない。僕は二日酔いにはならない体質なのだ。酒は強いわけではないのですぐに酔うけれど、しばらくすると回復する(※後日注:今思えば、これは立派な二日酔いだった)。
ゼンはすっかり二日酔いだったらしく、クラスには出席せずに学校のカフェテリアで寝ていた。もちろん、ナツメさんには内緒である。
20時にサン・ミッシェルで待ち合わせ。明日はブルノーの誕生日なのだが、何故か1日早くパーティをやることになったのだ。しかし、22時くらいになったらどこかのバーへ行こうか、と話している。それまでは一体、どこで何をしようとしているのだろうか? 相変わらず行き先は決まっていない。
僕らは昨日飲み過ぎていて、今日はあまり遅くならないうちに帰ろう、と話していたので、残念だけれどブルノーには簡単に事情を説明して、おめでとうと言ってアパルトマンに帰った。
編集後記
当時はまだお酒を飲み慣れていたわけでもなく、なぜ自分を「二日酔いにはならない体質」だと思っていたのか今となっては謎ですが……1998年時点の注釈として「立派な二日酔い」と書かれているので、20代の序盤には飲み過ぎたら二日酔いになるという自覚があったようですね。
行間から疲れがにじみ出ているようで、お恥ずかしい限りです。
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