ツカモトヒロキ|Ash & Co.

家族と日々の晩酌をこよなく愛する。英会話トレーニング中。テニス・F1・サイクルロードレ…

ツカモトヒロキ|Ash & Co.

家族と日々の晩酌をこよなく愛する。英会話トレーニング中。テニス・F1・サイクルロードレース。Ash & Co. 代表取締役 / アートディレクター

マガジン

  • 雑文・雑感

    雑文【ざつ-ぶん】〔名〕気楽に書き流した文章。 日記、時事ネタ、雑感、エッセイ……要するに、とりとめのない雑文です。

  • Paris, 1994

    1994年、大学の夏休みを利用してパリに短期留学していたときの日記を、全40話の連載形式でマガジンにまとめたものです。 毎回「編集後記」として、現在の自分が当時を振り返っての思いや補足説明などを添えています。 初めて読む方はぜひ「Prologue (1998)」から時系列順にお楽しみください。

  • 使ってみて良かったモノ・残念だったモノ

    気に入ったモノしか身の回りに置きたくないので衝動買いはまずしないし、慎重に選びたい。それでも失敗することはある。 僕が実際に使ってみて良かったモノ(と残念だったモノ)を紹介しています。

  • 英会話 相槌・受け答え・話し始めのちょっとしたひと言 ほか

    実際に英語で会話するときにいちばん戸惑うのが相槌やちょっとした受け答えだ。そして最近、この「話し始めのひと言」で迷うことがスムーズに会話できない理由のひとつなのだと確信した。 そこで、これらの「ちょっとしたひと言」をリストにまとめることで自身の英会話トレーニングに役立てたい。使い勝手の良さそうなフレーズも加えてゆく。 英語が得意な方やネイティブの方、使い方やニュアンスに違和感があったり間違いがあったらぜひご指摘ください。また「こんなのもあるよ」といったアドバイスなど積極的にお待ちしてます。

最近の記事

49

昨日、誕生日を迎えて49歳になった。 3月11日といえばご存知の通り東日本大震災があった日で、例年、あの当日の友人の言葉を引き合いに出してこの文章を書き始めていた。でも今年は40代最後の年ということで、少し毛色を変えてみようと思う。 自分自身の「老い」について触れている文章だけど、決して悲観的な内容ではなく、むしろ前向きなものであることを最初にエクスキューズしておきたい。 歯を抜いた話先日、右上の一番奥の歯を抜いた。この歯は以前からちょっとした問題を抱えていて、かかりつ

    • le 22 août - Paris, 1994

      1994年8月22日 頭が少し重い。でも二日酔いではない。僕は二日酔いにはならない体質なのだ。酒は強いわけではないのですぐに酔うけれど、しばらくすると回復する(※後日注:今思えば、これは立派な二日酔いだった)。  ゼンはすっかり二日酔いだったらしく、クラスには出席せずに学校のカフェテリアで寝ていた。もちろん、ナツメさんには内緒である。  20時にサン・ミッシェルで待ち合わせ。明日はブルノーの誕生日なのだが、何故か1日早くパーティをやることになったのだ。しかし、22時くら

      • 2024

        一年の計は元旦にあり。厳密に元日の朝とは言わないまでも、毎年の始まりにその年の目標ややりたいことをのんびりと(日本酒を舐めながら)考えている。そうして吟味した目標や計画はSNSや周囲の人間に対して公言するものもあるし、胸に秘めて密やかに進めるものもある。そしてもちろん、それらのすべてが完遂されるものでもない。目標というものには程よい「ゆるさ」が必要だ/欲しいと常々思っている。 さて、恒例の書き出しで始まった年始の散文。 年男としての一年が過ぎ去り、今年は49歳になる。「4

        • 数字を見ると何が分かる? 輸入農産物に貼られているシールとPLUコードの話

          先日、妻が1本のショート動画をシェアしてくれた。マーク・パンサー氏がアヴォカドに貼られたシールについて語る動画だ。 マーク・パンサーと言えば、かつてはMEN'S NON-NOの初代専属モデルとして活躍し、1990年代からはglobeのメンバーとして一世を風靡したことは説明するまでもない。 世代的にど真ん中でその活動を見ていただけに、最初は「健康生活研究家」という肩書きの意外性で動画の内容が頭に入ってこなかったんだけど、実はとても重要な情報を発信されていた。 シールの数字

        マガジン

        • 雑文・雑感
          31本
        • Paris, 1994
          28本
        • 使ってみて良かったモノ・残念だったモノ
          9本
        • 英会話 相槌・受け答え・話し始めのちょっとしたひと言 ほか
          19本

        記事

          27年越しの名前

          明治安田生命の名前ランキングによると、2023年の1位は男の子が「碧」、女の子が「陽葵」とのこと。「陽葵」は「ヒマリ」「ハルキ」など多様な読みがあるようで、初見ではまず読める気がしない。 それはさておき。ウチの娘の名前は、実は僕が17歳のとき――娘が誕生する27年も前――に発案したものだ。高校2年の時に友人と「将来自分に子どもができたらどんな名前が良いか」という話題になり、かなり真剣に考えたのだ。 小学校で習う漢字で子どもでも書きやすく シンプルな読みで グローバル感

          le 21 août - Paris, 1994

          1994年8月21日 11時半に目が覚めた。そしてバス・ルームへ行き、バス・タブに湯を張ってゆっくりと湯に浸かった。リラックス・タイム。その後は、何をするともなくのんびりと過ごした。  夕方になると、相変わらず「ランデ・ヴー」でハイネケンを飲む。その後ヨシさんをアパルトマンに招き、ライティング・ビューローの完成記念にシャブリのグラン・クリュを開けた。  このワインは、結構きちんとした代物らしい。辛口の白として有名なChablisの畑の中でも、本当に猫の額ほどの土地からしか

          ちょっと濃いめが、ちょうどイイ。

          我が家ではほぼ毎日、コーヒーをハンドドリップしている。わりとしっかり濃いめに淹れたコーヒーをHARIOの耐熱ボトルに1本分、だいたい650mlくらいか。夫婦ふたりで飲んでいると1日〜1日半くらいでボトルが空になる。 ちょっと濃いめ、からの僕はそれを氷を詰めたグラスに注いでアイスコーヒーにする。寒い日には少しお湯を足して温めて飲む。言ってみれば、エスプレッソではなくドリップコーヒーでアメリカーノを楽しむような具合。そうすると、濃いめに淹れられたコーヒーはアイスでもホットでもち

          ちょっと濃いめが、ちょうどイイ。

          Not at all.

          とんでもないです。どういたしまして。Thank you. への返答として。 はい、構わないですよ。「〜してもいいですか?」に対して快諾する。 いえ、全く。Yes / No の質問に対して、完全否定で返答する場合。 関連表現文中で使うと完全に否定する表現になる。強い意志表示になるので使い方に注意する。 このマガジンについて実際に英語で会話するときにいちばん戸惑うのが相槌やちょっとした受け答えだ。そして最近、この「話し始めのひと言」で迷うことがスムーズに会話できない理由

          ロン毛の良し悪し。

          今年の春先に、特に深い理由もなく「しばらく髪を伸ばそうかな」と思い立った。 夏前に長めのボブを越えて後ろで束ねられるようになり、7月のアタマには妻に頼んでバリカンでツーブロックにしてもらった。最初は「責任が持てない」と固辞されていたのだが、失敗したら美容室に行くだけだよと頼み込んだのだ。今では慣れたもので、2週間に一度くらいのペースでバリカンを操って手入れしてくれている。 これまでも髪を伸ばしたことは何度かあるけど、後ろで束ねられるほどの長さを4ヶ月以上もキープしたのは初

          le 20 août - Paris, 1994

          1994年8月20日 9時起床。9時半に「サン・ジャン」へ行き、朝食代わりにカフェ・オ・レを飲む。そしてその足で、パリ郊外にあるIKEAに行った。  IKEAというのは、スウェーデン出身の巨大な家具屋である。北欧らしいシンプルなデザインの家具が、これでもかというくらいに広い倉庫のような店内に所狭しと積み上げられている。組立式のものが多い。  ナツメさんは今、ロー・テーブルで仕事をしているのだが、膝が痛いのでロー・テーブルの下にチェストを入れて椅子に座って仕事ができるように

          Go easy on me.

          お手柔らかに。手加減してね。大目に見てください。 関連表現Go easy on ~. onの後ろがモノになると、量や程度を少なくする表現になる。 このマガジンについて実際に英語で会話するときにいちばん戸惑うのが相槌やちょっとした受け答えだ。そして最近、この「話し始めのひと言」で迷うことがスムーズに会話できない理由のひとつなのだと確信した。 そこで、これらの「ちょっとしたひと言」をリストにまとめることで自身の英会話トレーニングに役立てたい。使い勝手の良さそうなフレーズ

          楽しいウタマロ石鹸

          先日、想定外のどろんこ汚れが発生したもので、土曜の朝5時から娘のTシャツを手洗いしていた。といっても悲壮感漂うエピソードではなく、むしろいそいそと早起きしてちょっとした趣味にいそしむような風情である。 洗濯はお父さんのタスク我が家では、毎朝の洗濯を主に僕が担当している。特に手を挙げたわけでも「今日から洗濯はあなたね」と決めたわけでもなく、娘が生まれた頃から成り行きで自然と役割が分担されたような感じだ。 逆に言えばそれまでは任せっぱなしだったということでもある。出産で里帰り

          le 19 août - Paris, 1994

          1994年8月19日 クラスが終わると、サン・ラザールに寄って現金を引き出し、途中のカフェでエクスプレスを飲んだ。そして、「TUXEDO」に寄って例の鹿革のコートを買ってからアパルトマンに帰った。  部屋であらためて羽織ってみる。自然と顔がゆるむのが自分でも判る。鏡の前でよく見てみるとボタンがひとつぐらついていたので、ナツメさんに針と糸を借りてボタンを付け直した。何だかより一層、愛着が増した。そうこうしているうちに何だか眠くなってきたので少し昼寝をした(こっちに来てからな

          I didn't mean it.

          そんなつもりじゃなかった。本気で言ったわけじゃないんだ。そういう意図ではなかったんです。 関連表現I didn't mean to ~ このマガジンについて実際に英語で会話するときにいちばん戸惑うのが相槌やちょっとした受け答えだ。そして最近、この「話し始めのひと言」で迷うことがスムーズに会話できない理由のひとつなのだと確信した。 そこで、これらの「ちょっとしたひと言」をリストにまとめることで自身の英会話トレーニングに役立てたい。使い勝手の良さそうなフレーズも加えてゆく

          苦悩の2週間を越えて

          もうすぐ9月が終わるというタイミングでちょっとしたトラブルがあり、会社のキャッシュフローが崖っぷちを踏み外すような事態が発生した。そのおかげで資金繰りや各方面への調整に奔走し、ただでさえタスクが増えがちな月末から月初にかけて、本来の仕事とは別に文字通りバタバタと走り回るような事態になってしまった。 お金というのは不思議なもので、普段そこに固執しているつもりはないけれど、なければ現代社会での生活は成り立たない。英語には「Lack of money is the root of

          苦悩の2週間を越えて

          le 18 août - Paris, 1994

          1994年8月18日 夕方にはいつものように「ランデ・ヴー」でビールを飲んだ。今日も4人で「TAKA」へ行くことになっていたので、それまでの時間、モンマルトルを散策した。  フォンデュ屋やらインド料理屋やらを覗いて、今度来てみよう、なんて話しながら歩いていると、毎日歩いている通り沿いに「TUXEDO」という古着屋を見つけた。  ポップな色使いのファサードや内装に、微妙なこだわりを感じる店だった。そして安い。Soldeということもあったのだが、それにしても安かった。いろいろ