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ちょっと濃いめが、ちょうどイイ。

我が家ではほぼ毎日、コーヒーをハンドドリップしている。わりとしっかり濃いめに淹れたコーヒーをHARIOの耐熱ボトルに1本分、だいたい650mlくらいか。夫婦ふたりで飲んでいると1日〜1日半くらいでボトルが空になる。


ちょっと濃いめ、からの

僕はそれを氷を詰めたグラスに注いでアイスコーヒーにする。寒い日には少しお湯を足して温めて飲む。言ってみれば、エスプレッソではなくドリップコーヒーでアメリカーノを楽しむような具合。そうすると、濃いめに淹れられたコーヒーはアイスでもホットでもちょうど良いくらいの濃さになる。

妻は豆乳で割って飲むことが多いので、やはり濃いめに淹れたコーヒーを使うとちょうど良いということになる。夏以外は鍋でコーヒーと豆乳を合わせて温めながら、たまにシナモンを足したりしている。部屋中にいい香りが漂って、ちょっと落ち着いた気持ちになれる。

淹れ方も細部にこだわり始めるとキリがない。日々同じように淹れているつもりでも、お湯の温度や注ぐペースがちょっと変わるだけで味わいが変わるのだから奥が深い。

となると研究したくなるところではあるけれど、日々夫婦ふたりで楽しむコーヒーである。最初に少し蒸らすなどの「基本のキ」だけは踏襲しつつ、細かい作法はあまり気にせず気楽にのんびりと淹れている。

道具について

冒頭に登場した耐熱ボトルはHARIOのフィルターインコーヒーボトルで、実はコーヒー用・麦茶用などと3本も使い分けている。普段は付属の水出し用フィルターを使わずにMelittaメリタのアロマフィルターを乗せてペーパードリップしているんだけど、このドリッパーは10年近く前に購入してから使い続けているもので、わりと傷んできたのでそろそろ新調したいなぁと企んでいる。

お湯を沸かすポットは、結婚祝いに友人がプレゼントしてくれた白い琺瑯のポットを使っている。月兎印のスリムポットである。マスターピースとも言えるデザインや佇まいはもちろん、沸騰すると蓋がカタカタカタカタ……と鳴って知らせてくれる様子がとても気に入っていて、大切に使っている。

コーヒー豆について

僕ら夫婦の好みはかなり共通していて、ふたりとも酸味の強いコーヒーが好きではない。どちらかといえば豊かなコクがあって苦味のまろやかなものが好みだ。とはいえ酸味さえなければそんなに細々とこだわることなく、近所で日常的に買えるコスパの良いコーヒー豆を選んでいる。

グラインダーは一応ヴィンテージもの(実家に眠っていた古いSPONGスポング No.1)があるにはあるんだけど特に普段遣いはしておらず、挽かれた状態の豆を購入している。

余談

コーヒーの酸味については、こちらの記事↓の後半で老舗の名店・待夢珈琲店のオーナー今井氏の言葉をお借りしている。興味のある方はぜひ一読されたい。

そんなわけで、今日も夫婦で「ウチのコーヒーがいちばん落ち着くわ」などと言いながら、平和にユルめにコーヒーを嗜んでいる。

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