私の芸術運動153まだ死にたくねーなーと。

5日間ほど1人で四国に旅に出ていました。

東京の喧騒から離れてあてもなくぷらぷらしたくなったのです、というより私はもともとそういうのが好きなんです、映画男はつらいよの寅次郎じゃ無いですけど、ああいう気風のいい人に憧れがあります、そして何より自分の人生を彩ってくれるんですよね一人旅は。旅先の全てが映画のように感じます。私は画家なのでいろんなものを見たいというのもあるでしょうがそれ以前にリュック一つ背負って旅立つってのが好きなんですね。かっこいいじゃ無いですか。笑

それとよく旅先で大切にしていることがありまして、それは、惨めな思いをしなければそれは旅じゃ無いという言葉です。昔何かで読んだ本の言葉だったと思います。

旅先で感じる惨めさというのは自分の見栄やプライドと目の前の現実とのギャップに生まれるものです、だけど旅はそれ自体を楽しむものと私は考えています、だから宿も決めずに行き当たりばったりで私は行くのです。

宿が見つからず1人トボトボ歩く夜、店の明かりも落ちてどうしようもない時もあります、だけどいざ旅が終わって帰ってくるととても良い思い出になっているんです、多分人生そんなものなんです。目の前の仕事に追われていると仕事をいかに卒なくこなすか?が最優先となりかねないですが、そんな事の積み重ねが本当に人生に豊かさを与えてくれるものでしょうか?

月謝としてはお金を貰えますが、それがあなたの本当の価値じゃない事はわかっているでしょう?

もちろんお金は本当に大切です、だけれどもそれが人生の全てになり得ない事はもう誰もがわかってるんです。ならば後で笑い話になるような惨めな思いこそが良いスパイスとなるでしょう。旅が全てじゃありません、自分の気の向くことをただ全力でやってみる!これは簡単なようで実は難しいものなんですよねー、いつでもできる、いつかやろう、こうなってからやろう、老後にやろう、そう思ってる事が実はみんないくつかあるんですよね、じゃーそれらのやりたいかもしれない事をこの先のいつかにやれば、本当に最高に楽しいのでしょうか?どうかなー?今この瞬間しか感じれないものってあると思うんですがどうでしょう?

やらないならやらないでいいと思います、他にやるべき事をやれば良いだけですから。
だけど、少しでも自分の心がドキッとするものや、やってみたいけど少し怖いものっていうのは是非!!やったほうがいいよなーって私は思ってます。なんでそんな事言うんだ?と思うかもしれませんが、騙されたと思っていますとりあえず一つ何かやってみてください、自分の力だけで先ずは。多分いい思い出になります。

私は絵を描いています、画家です。
日常や旅先で感じるあの「あぁ」という言葉にならない不思議な懐かしい感覚、それはごくごく普通のありふれたたわいもないことなんですが、実はそれが人生の実だったりするんじゃないか?と。

絵も売れず、お金もない私ですけど、この感覚は失わずに死ぬまで生きたいです、そして死ぬ時にはまだ死にたくねーなーと思って死にたいです。

後悔とはちょっと違う

この世界でもっと自分を生かしてあげたいと思っていたいという事です。
執着じゃなくて愛情を持っていたい。

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