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#身体

マイケル・ポランニー「暗黙知の次元」の要点

昨日学習したマイケル・ポランニー「暗黙知の次元」の要点は、次のようだと思う。

私たちが外部世界について経験的に知るとき、私たちの身体を外部世界に参加させて、身体で知る。こうした知は非言語的であり、言葉にするのが難しい。

ポランニーが言葉を尽くして言っていることは、もっと複雑精妙なのだが、上は要点のみである。これは誠に私たちの体験と合致する。Google には、

「暗黙知(あんもくち)とは、経

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暗黙知の次元 言語から非言語へ

「暗黙知の次元」はマイケル・ポランニー著の書名。ポランニーはハンガリー出身のユダヤ系ハンガリー人物理化学者・社会科学者・科学哲学者。現在の社会に溶け込んだ意味では、暗黙知(あんもくち)とは、経験や勘に基づく知識で、簡単に言葉で説明できない知識のことです。経験知とも呼ばれます。
ここでオリジナルのポランニーに戻ると、
「実は、知覚の構造は、知覚以外のすべての知識の理解に光を投げかけるのである。対象を

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私の手は、現実である

私の手は、現実である

私の手は、現実である。他の誰でもない、私自身の現実である。
私の手を動かすのは私だし、私の手を用立てるのも私である。
私の手は、私の身体と、外部世界、周囲の現実との接点の一つである。
私の手を動かすのは私だが、それは私の思念によって、或いは脳の反射的な反応によって動かされるのだろう。
私の手は、物質世界に参画している。私の思念と私の手、身体。
物質と思考。身体の位置付けは、どこにあるのか。物質世界

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