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『まつもと号』のなかみ

この企画がスタートしたのは、4月のおわりでした。

信州の長い冬が終わり、いのちが芽吹く春を迎え、じりじりと暑い夏に向けての、ほんのはかないひととき。

読みかけの本と美味しいものをつめこんで、でもなるべく身軽に、風に吹かれて自然のなかへとショートトリップするような”ピクニック”をイメージした構成を考えました。

3つのテーマを用意して、それぞれわたしが好きな松本のスポットから『アルプス公園』『あがたの森』『女鳥羽川』と名付けています。

季節の移ろいを感じながら、コンパクトで自然との距離感も絶妙な松本の街をちょっぴり目線を変えて(物理的にも。)たのしめるような、この街の誠実さとクオリティが結晶化したプロダクトたち。

もちろん松本には他にもたーくさん良いものがありますが、この街だから生まれたものをわたしの個人的な目線から選んでいます。

この世の中、選択肢は無限にあるけれど、そこに”そのひとがいる感じがするもの”とどれだけ出逢えるか、選び取れるか、がモノと向きあうときのわたしなりの指針でもあります。

そして、よーくこの先を見据え、ビルドとメンテナンスのバランスを考えながら、健やかな暮らしをめざすことのよろこびのようなものです。

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