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『教えから学びへ』

やっぱり学びを学ぶのは楽しいですね。久しぶりに「学びを学ぶ本」を読みました。

タイトルから想像できるように、教育者向けの要素が強いですが、すべての人におすすめできる本です。手元において、考え続けたい本です。

何のために学ぶの?

そもそも「学び」って何?

めちゃくちゃスマホにメモしましたが、「教育関係ではない大人の人向け」の内容に集中してアウトプットします。

一緒に学びましょう!💪


「学び」とは「生きる」こと

これまでの学校は一方的な教えであり、学びでありませんでした。

学びは一生涯!
保険のCMみたいですが、「学ぶこと」は「生きること」なのです。

だから、「なぜ学ぶのか?」を問うことは「どう生きるのか?」を問うことでもあるのです。

生き方を考えるヒントにもなる学びのおもしろさを、本書では一緒に考えることができます。


なぜ人は「学ぶ」のか?

「何をしているときに生き生きするか」を見つけるために学ぶ
「どうすれば、みんながいい顔をして生きていける社会にできるか」を見つけるために学ぶ
「①②について、どう自分が関わることができるか」を見つけるために学ぶ

と汐見先生は考えています。

また、「親世代も、移り変わる時代の中で自己実現していくために、自分の生き方や学びについて考える必要がある」とも言います。


当事者性が大事

当事者性、またはエージェンシーとも言います。

「社会課題」や「世界の課題」に対して、他人事になっていないでしょうか?(私自身への問いかけでもあります)

そうは言っても、「自分は何をすればいいか?」「何ができるか?」はわからない。でも、それを考えることが学びにつながります。


地球だいじに

「子どもたちが、この地球を大事にしてくれるように育てること」
それが、教育において大切なことです。

もしあなたが、未来からやってきた未来人、だとしたら

子どもたちに何を伝えますか?


時代をつくる

僕たちが、次の時代をつくるんだ!

すごくワクワクしますね。
戦後の子どもたちは、そういう思いを持っていたそうです。

いつから、この気持ちを忘れてしまったのでしょう。
今からだって遅くない!この気持ちを持って時代をつくりたいですね。


教養とは

「いろいろな知識を、より上位の知識につなげていこうとする姿勢」
と汐見先生は考えています。細かく分離すると、3つのことが含まれます。

分化した知識をつなげること
いろんなものに関心を持ち、アンテナを立てること
自分や自分の知識を全体の中で位置づけること


学びの主人公はあなた

主体的な学びとは、「自分が学びの主人公」ということです。主人公は先生でも、上司でもありません。

「意味」という言葉には、そのものに対する姿勢で2つの意味があります。

だから、

生きる「意味」 = sense

なのです。「生きる意味は、自分で意味を与えるもの。だから正解なんてない。」ということなのです。


スタートは「関心」

学びのスタートは「関心」です。そこから「問い」が生まれ、「学び」につながるのです。それが繰り返されると、「夢中」になります。

あなたが夢中になれること。きっかけは何でしたか?

いろんなものに関心を持ってみましょう。夢中になれるものが見つかるかもしれません。


学べば学ぶほど・・・

知って学べば「終わり」。
では、ありません。

学べば学ぶほど、わからないことは増えてくるのです。知らないことがもっとあることに気がつくからですね。

それが本来の学びなのです。


メソッドはつくるもの

メソッドをつくり出せる人間になる必要があります。
他人の成功体験をそのままやってもうまくいかないこと、ありますよね?

他人があみ出したメソッドをそのままやっているだけでは、スキルアップはしません。

アレンジ、+α、改善、なんでもいいと思います。自分なりの味付けをしてみましょう。


下の世代から学ぶ

40代以上になってくると、下の世代や子どもから学ぶことには抵抗があるかもしれませんね。

お互いが学びあえば、お互いがスパイラル状にレベルアップできます。

同世代や上の世代から学ぼうとすると、どうしても「同じ枠」であることが多い

下の世代は「異なる枠」を持っているので、学ぶと「え!(そんな考え方があったのか)」という発見があります。それを楽しみましょう。


コミュニティという学校

多様な人と出会え、すぐれた文化と出会えるコミュニティさえあれば、そこが学校となる。

私も居心地のよいコミュニティに参加していますが、「そっか、ここが学校だったんだ」という納得感がありました。

学校って、本来はすごくワクワクする場所なんですよね。

私がフォローしているPはかせさんがやられている探求横丁が、まさに学校づくりだと感じています。

私も少しずつ場づくりを進めたいです。


まとめ

他にもいろいろ伝えたいことはありますが、2,000文字ちょいに絞りました。

学びは一生涯!
学べば学ぶほど、わからなくなる
だからこそ、学ぶことは楽しい

実は「学びの定義」の話はあえて削っています。この記事をきっかけに「学び」を考えるきっかけになれば幸いです


本日の学びはここまで。また来てください。👋


読書期間 2022/05/15-2022/05/26
初版発行 2021/07/30

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