Hirame

社会人二年目になってました。 読書したり、料理してたり、AI研究してたり。 文とコードが書けるようになりたい。プロンプトじゃなくて。

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社会人二年目になってました。 読書したり、料理してたり、AI研究してたり。 文とコードが書けるようになりたい。プロンプトじゃなくて。

最近の記事

ムーンライトリバース 【リーガルリリー】

ふと、リーガルリリーの曲が響いた。何で響いたんだろう? 何度も追ってみて、タイトルが違って見えた。フラッシュバックよりもほの暗い、何度も思い返す月の物語に思った。 無粋だけど、メモしてみる。 公式MV キャッチコピー、テーマは「月を見て思い出す心の痛み」 メモ 最初に聴いて、沢山の「好き」という言葉と一緒に、叫びや切なさの印象が残った 冒頭は誰への言葉だろう。 伝えられない過去の話、これからの日々にかける言葉、どちらにも聴こえる。 でも、「きらいきらい(愛して

    • 東京都同情塔

      九段理江さんの東京都同情塔を読んだ あらすじ 感想メモ 一度読んで、SF的だと思った。 書評でエンタメ的な要素と言っていたのはこの面だろうか 表題の塔は、とてもきれいな刑務所であり言葉を奪うことで犯罪者を無害化する、行き過ぎた監視社会を象徴する存在だ。 平和的なディストピアにおいて、言論統制は必須だよね 対して主人公の建築家の女性は言葉に強いこだわりを持っている。 「シンパシータワートウキョウ」の名前が気に食わないし、「AIBuild」には 「この文盲」なんて罵倒し

      • 【読書記録】スター 朝井リョウ

        見たものや考えたものを言葉にするのは好きだけど、短い言葉でまとめない方が良いものは、確かにあると思う。本を読むと受け取れる、本で読みたい価値観を求めている 朝井リョウさんの「スター」を読んだ あらすじ 感想など 映画に関わる若者二人を描いた作品だ。 大学のサークルで作成した映画が脚光を浴びた二人は、大学卒業後、一方は名監督の弟子入りをし、一方はYoutube の動画制作という形で映像に携わる。 本の中盤までは、二人それぞれの仕事に対する違和感や葛藤が描かれ、あらす

        • 【旅行記】北インド旅行 5/6

          旅程も残すところあと2日。デリーの街を観光しようと思ったけど辞めてお休みした話。 旅の休息と南インド料理の救い 5日目にして胃腸が疲れたようです。どうにも体調が悪かったのでやむなく休息日にしました。 と言っても食事はしたほうがいいので、胃にやさしい食事を探しに行きます ニューデリー中心のコンノートプレイスは海外ブランドやレストランの集まるややお高めショッピングエリアです。ナイキにリーヴァイス、英語の書店など色々あります。多くの店がガラス張りで高級感があります 目指し

          chatGPTに「料理の四面体」を理解させて、あらゆる料理を構造化してみる。ついでに創作してもらう

          料理好きならご存じの名書籍「料理の四面体」の考えをGPT4が理解してくれたら、あらゆる料理が構造化できるんじゃない?しかも新しい料理が生まれそうじゃない? という話。 料理の四面体について 私が改めて解説するのもおこがましいですが、理解した範囲で要約してみます。 「料理の四面体」によれば、あらゆる「料理」は、一つ以上の[食材]オブジェクトに対して媒体:{[空気],[水],[油]}のいずれかまたは組み合わせと[火]を使用して「加熱」メソッドを任意の程度適用して「調理」もの

          chatGPTに「料理の四面体」を理解させて、あらゆる料理を構造化してみる。ついでに創作してもらう

          AIチャットくんをchatGPTで自作してみる

          chatGPT によるコーディングで、chatGPTで返信するLINEボットを作りました。要するに AIチャットくんのDIYです ※本稿はAIチャットくんと直接の関係は無く作成されたものであり、応答や仕様は異なります 微調整以外はすべてお任せしました。結果的に自分で書くより早いし、綺麗なコードになりました(だと思います)。 目的 今回制作するものは、chatGPTと会話できるLINEボットです。LINEのMessaging APIを使うと、ユーザーにメッセージを送信した

          AIチャットくんをchatGPTで自作してみる

          【旅行記】北インド旅行 4/6

          4日目今日はジャイプールを観光した後、デリーに向かう日です 前日 ガルタ 猿と牛と登山(犬を越えて) 朝7:30にホテルを出てガルタに向かいます ガルタは山の上にある寺院だ。ちょっとした登山は日本の神社仏閣に参る感覚で、お寺に来た感じがする 参道にはサルと牛と犬が沢山いる。お寺がモンキーテンプルと呼ばれる所以だ。 でも、どの動物も襲ってきたりはせず、人間に慣れている。日本にいるとこんなに動物と共生していることはないから、不思議な気分(正直少し怖い) 時に牛に導か

          【旅行記】北インド旅行 4/6

          【旅行記】北インド旅行 3/6 

          三日目今日はジャイプールまで車旅しながらチャンドバオリを見る 前日 翌日 ホテル出発 ホテルの朝ご飯を食べていると、HISのツアーの人があいさつに来た。すぐに出発だ ファテープル・シークリ まずはファテープル・シークリへ。ここは王宮感がそのまま残っていて、今でも使えそうだ。レッドフォートもそうでしたが、イギリス式のよく手入れされた庭園と石造りの城は見ていてすごく気持ちがいい。おしゃれ ファテープルシークリは有料側と無料側に別れていて、今のは有料側である。無料側は

          【旅行記】北インド旅行 3/6 

          【旅行記】北インド旅行 2/6 

          二日目今日は列車旅とアグラの観光をします。 前日 翌日 列車移動 デリー→アグラ ホテルからニューデリー駅へ チケットはネットで買ってあるので、列車番号とホームの番号を確かめて乗り場へ 06:10発の電車に乗ります 移動時間は2時間くらい。「停車駅が少なく、予定所要時間が短い電車の方が遅延が少ない」との情報からこの便を選びました。 念のためいい席にしたのでエアコンも効いていて快適。 途中でボトル入りの水、紅茶とクッキー、バラ(!?)のサービスがあります。この国

          【旅行記】北インド旅行 2/6 

          【旅行記】北インド旅行 1/6

          6泊7日、大学院生がインドに行った旅行記です。 色々刺激に溢れる国のイメージでしたが、期待通り刺激の多い旅になったのでゆるく旅行記をつけてみます。 何の保証も出来ませんが、今後行く人も参考にしてくれたらちょっとだけ嬉しいです。 旅程6泊7日で初めてのインドなので、デリー、アグラ(タージ・マハルある所)、ジャイプールという定番のゴールデントライアングルを回りました。ついでにずっと見たかった階段井戸:チャンドバオリも見ます。 旅程はこんな感じです。 1日目:羽田→デリー

          【旅行記】北インド旅行 1/6

          【読書記録】夜の側に立つ

          友人が「ひと、は温かさがあるのに、この本は最後まで救いが無くて意外だった」と言っていた。それを聞いてから読んだので、救いについて感じたことを書きたいと思う。 作者は小野寺史宣さん。 この作者の本は「ひと」に続いて二冊目。 あらすじ この本は親友を無くした一人の男性の40歳までの時間を描いた物語だ。 本の裏の紹介文はこんな感じ。 ここだけ読んでも暗めな雰囲気が漂う。 以下ネタバレ含みます 冒頭 本の初っ端に死んでしまう壮介。 以後はどうして死んでしまったのか、その経

          【読書記録】夜の側に立つ

          映画「愛がなんだ」

          映画「愛がなんだ」を見た。 監督は今泉力哉さん。 あらすじ 28歳の山田テルコは友人の結婚式でマモルという男性に一目ぼれし、以来マモルのことで四六時中頭がいっぱいだった。仕事中でも、真夜中でも、マモルからの連絡が最優先。あげく仕事を失い、職場の同僚や友人から冷ややかな目で見られても、マモルへの思いは変わらず、幸せな将来を夢想して浮かれるばかり。しかしマモルにとってはテルコは都合のいい女でしかなかった。マモルの部屋に二人で泊まりその仲は深まったに思えたが、ある日を境にマモル

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          【映画記録】ドライブ・マイ・カー

          春樹さんの本を読むような、心地よい映像だった                  ※感想ですが、少しネタバレ含みます 三時間分のポストカードみたいな映像原作の著者、村上春樹さんの本が好きだ(この映画の原作は読んでいない)。本を読み進めるとき、すっと入ってくるような文体のそのリズムが心地よい。長編では、そうして淡々とストーリーが進んでいく中に、テーマが散りばめられている。書きすぎでも省きすぎでもない独特の語りが、素敵だと思う。 「ドライブ・マイ・カー」を見ている間は、春樹さん

          【映画記録】ドライブ・マイ・カー

          【読書記録】サージウスの死神 佐藤究 著

          ギャンブルをする理由。この本の主人公は身を呈して示してくれたように思う。 なんでだろう。わからない。なんとなく初めて依存して、あとは衝動なのかな。 この主人公は、徹底して自分の行動に理由を持っていた。もちろんギャンブルをするのにも理由があった。曰く、 らしい。 ギャンブルと薬にどっぷり浸って身をやつしながらも、最後まで冷静な主人公。自分は正気だと思ったまま堕ちている様子は、読んでいてぞわぞわする。 語り手は正気?賭け事を正面から考えた心理なのかもしれないし、賭け事の

          【読書記録】サージウスの死神 佐藤究 著

          【読書記録】老人と海 Ernest Hemingway 著 高見浩 訳

          おじいさんが久々に魚釣って帰ってくる話 名作の魅力は語るまでもないかもしれない。と思いつつ、本に打ちのめされた爽やかな読後感を記録していく。 爽やかさの由来まず感じた魅力を挙げてみると、密度の濃いことだ。ごくシンプルなストーリーに、老人のたくましさや知恵、愛情、孤独感、自然の美しさやどうしようもなさが詰まっていた。 老人の話はこんな感じだろうか。 漁師の老人は84日間不漁が続いており、運に見捨てられたサラオだといわれる状態。85日目も海に出ると、ついに巨大な魚と出会う

          【読書記録】老人と海 Ernest Hemingway 著 高見浩 訳

          【読書記録】半歩先を読む思考法 落合陽一

          「ビジネス書の皮を被ったただのエッセイ」(著者) 日記だけど、最後まで読むと半歩先が読めるとのことでこのタイトルになったそうで。 読み終えた今、少し先が読めるになっただろうか 著者に深い興味を持ったのは、AIが普及していく現代の働き方や、身体的な分離が進む世界を語る姿をYouTubeで目にしてからだった。 先見性と具体性と、また(やろうとした際には)話の分かりやすさと。広い世界と未来を見ているのに、身近な現場仕事ので起きている現在の問題にも目を向け、必要な相手にはメディア

          【読書記録】半歩先を読む思考法 落合陽一